電子楽器「オンド・マルトノ」に魅了されるひとときを

Just Composed 2022 Spring in Yokohama ー現代作曲家シリーズー
オンド・マルトノ～魂の詩～

横浜みなとみらいホールは、現在大規模改修工事のため長期休館中ですが、「♯MMhall will Keep Going　横浜みなとみらいホールは音楽を奏で続けます」を合言葉に、横浜市内各施設に会場を移し様々なコンサートやイベントを開催しています。

クラシック音楽に限らず、ジャンルを超えて愛されているオンド・マルトノ。
映画・映像音楽（本公演では坂本龍一・池辺晋一郎作品）でも活躍しており、レディオヘッドや星野源が自身の曲中で採用していることから音楽番組で取り上げられるなど、じわじわと関心が拡がっている要注目の楽器です。

とはいえ、実物を目にする機会が貴重な楽器でもあります。
本公演には、NHK大河ドラマ「青天を衝け」や、アカデミー賞監督賞・主演男優賞（レオナルド・ディカプリオ）等受賞映画『レヴェナント：蘇えりし者』の劇中音楽を演奏したオンド・マルトノ奏者の大矢素子が登場。
この楽器の多彩な魅力を味わえるプログラムとともに、繊細ながらも魅惑的で心をふるわせる音色をお届けします。

電子楽器オンド・マルトノに魅了されるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

関連レクチャー「白石美雪によるJust Composed 2022の楽しみ方」

オンド・マルトノの世界を小旅行。 ますます公演が楽しみになるレクチャームービーをYoutubeで配信中！
こちらからご覧いただけます。出演：大矢素子（オンド・マルトノ）、白石美雪(音楽学者)
 

《Just Composedシリーズとは……》

時代を反映する新しい音楽を生み出しているコンサート・シリーズです。1977年に始まった「日本の作曲家シリーズ」を受け継ぎ、作曲委嘱と過去の委嘱作品の再演を軸にした新シリーズとして1999年にスタート。気鋭のアーティストが新鮮な音楽を上質な演奏でお届けします。

【日程】2022年2月26日（土）
【会場】神奈川県民ホール 小ホール
【時間】開場時間15:30／開演時間16:00
【出演者】
　大矢素子（オンド・マルトノ）
　安達真理（ヴィオラ）
　松本 望（ピアノ）
【料金】
　全席指定　一般　3,000円
　65歳以上の方　2,800円
　障がい者手帳をお持ちの方　2,800円＊
　学生　1,500円
＊横浜みなとみらいホール仮事務所チケットセンターのみ取扱い

【曲目】
　メシアン：未刊の音楽帖　オンド・マルトノとピアノのための4つの作品
　Olivier Messiaen: Feuillets inedits

　坂本龍一：Rebirth 2（映画『レヴェナント：蘇えりしもの』劇中音楽）
　Ryuichi Sakamoto: Rebirth 2

　薮田翔一：祈りの情景（Just Composed 2018委嘱作品／2022 Spring編曲委嘱｜初演）
　Shoichi Yabuta: Inori no Jokei (Commissioned for Just Composed 2018. Arranged for 2022 Spring: Premiere)

　池辺晋一郎：瑠璃色の靄――冷たい朝に
　Shinichiro Ikebe: Emerald Colored Haze – In the Cold Morning

　山本哲也：目に見えない天使達の囁き―オンド・マルトノ、ヴィオラとピアノのための（Just Composed 2022 Spring委嘱作品｜初演）
　Tetsuya Yamamoto: Murmure des anges invisibles pour ondes martenot, alto et piano (Commissioned for Just Composed 2022 Spring: Premiere)

　ミュライユ：ガラスの虎
　Tristan Murail: Tigres de verre

【Just Composed 2022 Spring 選定委員】　池辺晋一郎、白石美雪、大矢素子