「無瞬断切替サービス」開始について　〜UPS切替工事を無瞬断で実施〜

　株式会社ＮＴＴファシリティーズ（代表取締役社長：森 勇、以下：ＮＴＴファシリティーズ）は、ＵＰＳ（無停電電源装置）更改の際の出力切替工事時に給電を継続したまま行う「無瞬断切替サービス」の提供を開始しました。
　「無瞬断切替サービス」は、１０００分の１秒以下の時間で新旧ＵＰＳの出力切替を実施することにより、負荷装置を停止することなく切替工事が実施できるというサービスです。
　今回は、ＮＴＴファシリティーズから新規でＵＰＳをご購入いただいたお客様を対象に、平成２０年１０月２日より提供します。

１．背景
　ＩＣＴ機器等へ安定的に電力供給するＵＰＳは、経年、容量不足、故障などの理由から必ず更改時期を迎えます。更改の際は、ＵＰＳが電力供給している機器を停止させる必要があり、その機器を停止させるための調整やＩＴベンダの業務が発生し、さらに機器停止中のシステム不稼動によるビジネス上の損失が生じます。一方で、データセンター等には一瞬たりとも電力供給の停止が許されない機器もあり、ＵＰＳ更改時には電力供給を継続したまま切替工事を行いたいというニーズが高まっています。
　

２．「無瞬断切替サービス」の特徴と利点
（１）特徴
・高性能無瞬断切替装置「ＦＰＴＳ*」の使用により、１０００分の１秒以下で無瞬断切替が実施可能
・無瞬断切替技能資格（ＮＴＴファシリティーズ社内資格）を有する技術者の工事現場への配置により、万全の体制にて切替実施
・ＮＴＴグループ内で約２０００回に上る無瞬断切替の実績
・ＵＰＳ更改の企画提案、更改（無瞬断切替）工事、保守・維持管理をワンストップで実施
（２）利点
・切替工事時にＵＰＳの停止によるＩＣＴ機器等の停止を回避できるため、業務停止などの損失を最小化できます。
・ＩＣＴ機器の再起動時のトラブル（起動失敗等）の不安を解消します。
・機器停止、起動、動作確認といったＩＴベンダ費用が発生しません。
・電源インフラの停電調整の手間が掛かりません。
・夜間や休日に切替工事を行う必要性を最小限にします。

３．切替元ＵＰＳ（既設ＵＰＳ）
以下の電気的特性であれば、切替元ＵＰＳ（既設ＵＰＳ）のメーカ・機種は問いません。

容量(電流）１００ｋＶＡ以下(あるいは３５０Ａ以下)
出力　三相３線／単相２線
電圧　１００Ｖまたは２００Ｖ

４．無瞬断切替イメージ
別添資料をご確認ください。


用語等解説
＊ ＦＰＴＳ：Facilities　Portable　Transfer　Switchの略
　　　　　　　　　



【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社　ＮＴＴファシリティーズ
広報室　小保方（オボカタ）・友部（トモベ）
ＴＥＬ：０３−５４４４−５１１２　　

《関連URL》
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