米国ベンチャーのニューロスカイ（NeuroSky）、ゲーム開発大手のスクウェア・エニックスと、脳波でコントロールするテクニカル・デモンストレーションを共同開発。東京ゲームショー2008で初公開

ウェアラブルな次世代生体信号センサーを開発する米国ベンチャー、ニューロスカイ（本社：米国カリフォルニア州サンノゼ）は、脳波でコントロールするビデオゲームの試作品を、来る10月9日より、幕張で開催される東京ゲームショー2008において発表します。これらは、日本で初めての公式披露となる他、試作品の一つは、株式会社スクウェア・エニックス（本社：東京都渋谷区、以下スクウェア・エニックス）と共同で試作しているテクニカル・デモンストレーションで、これは世界に先駆けての披露となります。

スクウェア・エニックスと共同開発したテクニカル・デモンストレーションは、PC（Windows®）と、ニューロスカイの新型脳波センサー付ヘッドセット、マインドセット（MindSet™）を用います。この一般消費者向けに開発されたマインドセットは、ヘッドフォンに似たスタイルで、パソコンや、ゲーム専用機、携帯電話などの様々なゲームプラットフォームに接続することができます。マインドセットは、ゲームプレイヤーの額に置く1つのセンサーを備え、そこから脳波情報を受信。脳波から精神の集中度とリラックス度を測定し、ゲーム内での様々なアクションを可能にします。

スクウェア・エニックス　プロデューサー　市村龍太郎は、このテクニカル・デモンストレーションの狙いについて以下のようにコメントしています。「スクウェア・エニックスでは常にさまざまなゲームインターフェースの研究が行われていますが、その一環として、今回、脳波というあいまいな感覚を捉える優れたセンサー技術を有するニューロスカイとテクニカル・デモンストレーションを共同開発する機会を得たことを大変嬉しく思っています。短期間で開発した技術検証目的のデモンストレーションですが、ゲームの新たな可能性を探るきっかけとなることを期待しています。」

また、スクウェア・エニックスとの共同開発について、ニューロスカイ最高経営責任者スタンリー・ヤンは、「脳波を検知、解釈する技術が、今後急速にゲームに取り込まれていくことを実証するものだと考えています。ゲーム業界の主要なプレイヤーであるスクウェア・エニックスと協力して脳波を使う先進的なゲームのテクニカル・デモンストレーションを開発できることに、とても興奮しています。ゲーム市場では長い間、ゲームを心でコントロールする技術の登場が予期されていましたが、それがついに実現し、広がろうとしているのです。」

東京ゲームショー2008での出展：
ニューロスカイのブース - ビジネスソリューションコーナー 3-N4　
※出展は、10月9日(木)、10日(金)のビジネスデイのみとなります。

ニューロスカイについて：
2004年設立。米国カリフォルニア州サンノゼ本社。一般消費者市場で使われるようにデザインされた、低価格でウェアラブルな生体信号検知・処理技術を開発・製造。ニューロスカイの製品は、家電、健康、教育、運送、市場調査といった幅広い市場において、生体信号を用いた次世代アプリケーションの創造を目指すパートナーや開発者を支援しています。
ニューロスカイのウェブサイト　http://wwww.neurosky.com

スクウェア・エニックスについて：
株式会社スクウェア・エニックスは、エンタテインメント分野において、創造的かつ革新的な デジタルコンテンツのヒット作品を生み続けるリーディングカンパニーです。代表作「ドラゴンクエスト」シリーズはこれまでに4,600万本以上、「ファイナルファンタジー」シリーズは8,500万本以上の世界出荷を記録しています。
スクウェア・エニックスのウェブサイト:　http://www.square-enix.com/jp/

スクウェア・エニックスに関するお問い合わせ：
株式会社スクウェア・エニックス　経営企画部　広報・ＩＲ
TEL: 03-5333-0926（直通）／ E-MAIL: ccir@square-enix.co.jp

この記事に関するお問い合わせ：ニューロスカイ　奥田　yasuyo@neurosky.com