琉球王朝時代の鮮やかな伝統の色彩を今に伝える
〜琉球びんがたを活用したSoulboundトークン(SBT)を日本初発行〜
琉球びんがたの知的財産権(模様・図柄)を活用し、新たな工芸産地のビジネスモデルを構築し、琉球びんがたの持続可能性を高めることを目的に設立された一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアム(本社:沖縄県那覇市、代表理事:屋冨祖幸子、以下「びんがたコンソーシアム」)は、伝統工芸NFTアドバイザリーを行う株式会社ピハナコンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡本幸樹、以下「ピハナ」)と連携して、日本初の琉球びんがたの本染め柄を活用し、沖縄県で開催したモニターツアー参加証明トークンを、譲渡不可能なNFT(非代替性トークン)である「Soulboundトークン(SBT)」にて発行しました。
◯事業背景について
びんがたコンソーシアムでは、株式会社okicom(本社:沖縄県宜野湾市、代表取締役社長:小渡玠、以下「okicom」)が企画・運営するモニターツアー「海洋環境を考える・アクションを見える化して繋げる観光WEBサイトを活用したサステナブルツーリズム」(令和4 年度「新たな沖縄観光サービス創出支援事業費補助金」活用) 内の取組みとして、Soulboundトークンの発行を受託しました。モニターツアー及びビーチクリーン活動など企画された全てのアクティビティへの参加証明として、本トークンが発行されています。海を大切にするアクションを単発で終わらせないインセンティブ設計としている他、トークンのデザインに沖縄の伝統的工芸品である琉球びんがたを活用することで、沖縄の伝統文化にも触れ、関心をもってもらうことを企図しました。
◯SBT(ソウルバウンドトークン)画像について
使用した琉球びんがたの画像は、やふそ紅型工房(2019年制作/作家:名越早織)から提供されました。初夏の沖縄を彩る鳳凰木と縁起の良い図柄である鳳凰が配置された琉球びんがたらしいデザインです。
◯「琉球びんがた普及伝承コンソーシアム」について
びんがたコンソーシアムは、沖縄が誇る「びんがた」を伝承し発展を目指す、産官学連携のコンソーシアムです。2023年1月末時点で32社の会員企業と連携して、事業を展開しています。
■1.主なポイント:
■2.背景:伝統工芸の持つ歴史的価値の毀損と継承の活性化
課題:利用を通じて沖縄の産業活性化に貢献しながら、びんがたの歴史的価値を継承するには?
14~15世紀頃に始まったとされる琉球びんがたは、沖縄で生まれ育った唯一の染物で、京友禅、加賀友禅、江戸小紋と並ぶ日本の代表的な染物です。戦後の混乱も生き抜き、長い歴史と風土に培われた琉球王朝文化の一つであり洗練された華麗さと芸術性は今に至るまで高い評価を受けています。
しかし、琉球びんがたは、織物とは違い紋様(パターン)などのデザインに特徴のある工芸品のため模倣品も多く、琉球びんがたの歴史的価値を加味しないプリント製品や海外産の粗雑な製品等が多数見受けられます。
また、琉球びんがたの歴史を踏まえたデザインや製造技術、道具、材料などは各職人や工房で伝承されてきましたが、業界全体で一元的に管理する体制が整っていないため、後継者育成に向けて、オープンな共有手段の必要性を唱える声が以前より多くあがっていました。
■3.目的:伝統工芸にITを取り入れ、知財活用による地域活性と事業継承を目指す
現在、びんがたコンソでは、琉球びんがた事業協同組合の組合所属の工房、非所属の工房が連携し、当団体のコンセプトに賛同頂ける企業とコラボレーションをする形で、伝統工芸・琉球びんがたの知財活用モデルの構築、琉球びんがたのモノ・コト商品のプロデュースを行っています。
琉球びんがたの図柄のデジタルアーカイブ化を進め、図柄活用を希望する企業がスムーズに検討を進められるようサンプル帳の整備に取り組んでいる他、本物の工芸を伝える・琉球王朝の文化を発信するイベントの企画運営も行っています。
日常生活から離れてしまっている伝統工芸を日常へ回帰させ、沖縄県民を始め県外、国外の方々に琉球びんがたを認知、愛して頂けるよう、これからも取り組みを前進させます。
◯琉球びんがた普及伝承コンソーシアム 団体概要
団体名:一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアム
設立日:2019年4月25日(木)
所在地:〒900-0033 沖縄県那覇市久米1丁目4−17
URL:https://bingataconsortium.com/
代表理事:屋冨祖幸子
TEL:050-5471-6988
事業内容:琉球びんがたライセンス事業、普及販売事業、技術伝承事業、知財モニタリング事業
ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます
添付画像・資料
添付画像をまとめてダウンロード
企業情報
企業名 | 琉球びんがた普及伝承コンソーシアム |
---|---|
代表者名 | 屋冨祖 幸子 |
業種 | その他製造業 |
コラム
琉球びんがた普及伝承コンソーシアムの
関連プレスリリース
-
沖縄の伝統工芸品「琉球びんがた」をもっと身近に。 Bingata Scarfを3月1日発売します。
2023年2月20日 10時
-
知財戦略で琉球びんがたの活性化を目指す!一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアム設立のお知らせ
2019年4月25日 17時
-
琉球びんがた普及伝承コンソーシアムが、ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントのオリジナルギフトバック開発を支援!
2019年3月7日 16時
-
琉球びんがた普及伝承コンソーシアムが本格始動!
2019年1月23日 17時
琉球びんがた普及伝承コンソーシアムの
関連プレスリリースをもっと見る