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長岡工業高等専門学校×長岡造形大学 授業連携特別講義を実施

独立行政法人国立高等専門学校機構 長岡工業高等専門学校(新潟県長岡市 校長:小林幸夫)と、公立大学法人 長岡造形大学(新潟県長岡市 学長:馬場省吾)が授業連携特別講義を実施します。

過去の実施の様子(グループ別発表会)

 

◆連携の経緯

 長岡市内4大学1高専、商工会議所、長岡市が連携し、2018年にNaDeC構想推進コンソーシアム(※1)が設立されました。コワーキングスペースであるNaDeC Base(※2)が同年6月にオープンし、企業支援、産学協創、就職・インターンシップ、授業連携の4つのワーキンググループが発足するなど年々連携が深まっています。この中の授業連携ワーキンググループでは異分野融合での人材育成を目的とし、理工学系の高専とデザイン系の大学である長岡造形大学とのコラボ授業が実現するに至り、今年で3年目を迎えます。昨年は初めてKDDI株式会社が参画し、起業を目指す学生を輩出するなど内容は年々パワーアップしています。今年度は新しくオープンした「米百俵プレイス ミライエ長岡」(※3)で実施し(8月講義分から)、さらに開かれた環境で実施します。

 

※1 参照URL(「NaDeC構想推進コンソーシアム」の構成団体)

https://www.nadec-base.jp/about/%E6%A7%8B%E6%88%90%E5%9B%A3%E4%BD%93/

※2 参照URL(「NaDeC BASE」とは)

https://www.nadec-base.jp/about/

※3 参照URL(「米百俵プレイス ミライエ長岡」Webサイト)

https://miraie-nagaoka.jp/

 

過去の実施の様子(プレゼン作成)

 

 

◆授業連携特別講義の理念、目的、課題設定の背景

 現在、世界の潮流として、SDGs(持続可能な開発目標)がキーワードになっています。人口増加、環境問題に対応するために、持続可能性社会の構築が世界的に求められています。今年度も昨年に引き続き、持続可能性社会構築をキーワードとして、「ミミズを活用した持続可能性社会の提案と実装」を目的として、「世界的人口増によるタンパク質不足解消に寄与するミミズタンパク質普及方法の提案と実装」と「ミミズコンポストがある新しいライフスタイルの提案と実装」の2つの課題解決に、高専の理系的視点と、造形大のデザイン・芸術的視点を融合させてテクノロジー×デザイン思考を活用し挑みます!また、同時にアントレプレナーシップ演習科目として、起業家育成の視点から、昨年好評であった全詠九氏(KDDI株式会社)によるビジネスモデルの可視化ツールであるリーンキャンバスを用いた事業プランの洗練方法を学ぶと共に、証券アナリストでもある大平拡氏(三井住友海上火災保険株式会社)による金融リテラシーに関する講義も実施します。今年度は、高専と企業が開発中であるミミズ代替タンパク質が使用できる予定となっており、学生達のプロトタイプ開発がより実践的になることが期待されます。

 長岡市は2021年に内閣府から「地域バイオコミュニティ」(※4)に認定され、「2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会を実現すること」を目指しています。昨年は長岡技術科学大学が中心となり、COI-NEXT事業「コメどころ”新潟地域共創による資源完全循環型バイオコミュニティ拠点」を長岡市のみならず県をあげて推進しています。本授業はこのような取り組みにも少しでも貢献することを併せて期待し、「SDGsへの貢献」並びに「イノベーション」を創出できる起業家マインドを育成することを目的に実施します。

 

※4 「地域バイオコミュニティ」

 バイオ関連市場の拡大を目的とした内閣府で推進するバイオ戦略の一環で、地域に応じた特色あるバイオ分野の取組を展開する地域として、長岡市は「地域バイオコミュニティ」に全国4地域(2021年度現在)のうちの一つとして2021年に認定されました。

(参照URL)

 内閣府:https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20210625biocom.html

 長岡市:https://nagaoka-biocommunity.jp/

 

 

過去の実施の様子(プロトタイプ制作)

 

◆今年度の講義内容・日程・講師

 ミミズを活用した持続可能性社会の提案と実装を目的として、「世界的人口増によるタンパク質不足解消に寄与するミミズタンパク質普及方法の提案と実装」と「ミミズコンポストがある新しいライフスタイルの提案と実装」の2テーマを題材に、既存のプロダクトや仕組みを捉え直す事によって、イノベーションを創出出来る起業家マインドを育成します。長岡高専と長岡造形大の学生が協働で テクノロジー × デザイン 思考を活用しながら課題解決に挑みます。

 SDGsと世界的な食糧問題(高専)、デザイン思考・プロトタイピングによる課題解決(造形大)、リーンキャンバスを用いた事業プラン洗練方法(KDDI)、経営者に役立つ金融リテラシー入門(三井住友海上火災保険)等、魅力的な講義も満載です。

 

Day 1 7月16日(日) 概要説明,チーム分け,アイスブレイク,実施計画の検討

Day 2 8月21日(月) アイデア披露とディスカッション,デザイン思考・サービスデザインに関するレクチャー

Day 3 8月22日(火) リーンキャンバスを用いた事業プランの洗練方法,アイデアのブラッシュアップ

Day 4 8月23日(水) プロトタイピング手法講義,プロトタイプ制作,ユーザーテスト

Day 5 8月24日(木) 金融リテラシー講義,プレゼン作成

Day 6 8月25日(金) Demo day(発表会)

 

講師:

長岡工業高等専門学校 赤澤真一(物質工学科 教授)

長岡造形大学 板垣順平(大学院造形研究科 准教授),森本康平(同 准教授)

大平拡氏(三井住友海上火災保険株式会社)

全詠九氏(KDDI株式会社)

 

◆長岡高専について

 本校は、国立長岡工業短期大学(1961年4月1日創立)を前身とし、高等専門

学校制度が発足した1962年(昭和37年)4月1日に国立高等専門学校第1期校

12校のひとつとして設置されました。

 学科には、機械工学科、電気電子システム工学科、電子制御工学科、物質工学

科、環境都市工学科、の5学科があり、専攻科には、電子機械システム工学専攻、

物質工学専攻、環境都市工学専攻の3つの専攻があります。教育理念には、「人類

の未来をきりひらく、感性ゆたかで実践力のある創造的技術者の育成」を掲げてい

ます。

長岡高専校舎正面入口

 

 

◆学校概要

学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構

    長岡工業高等専門学校

所在地:新潟県長岡市西片貝町888番地

代表者:小林 幸夫

設 立:1962年(昭和37年)

【URL】:https://www.nagaoka-ct.ac.jp/

事業内容:高等専門学校・高等教育機関

校舎からグラウンド、長岡市街、越後平野を望む

 



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企業情報

企業名 独立行政法人国立高等専門学校機構
代表者名 谷口 功
業種 教育

コラム

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