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【北九州高専】特許を取得しました〜ガスセンサ及びアルカリ土類フェライトの製造方法の特許を取得しました〜

 独立行政法人国立高等専門学校機構 北九州工業高等専門学校(福岡県北九州市 校長:鶴見 智 以下「北九州高専」という。)物質化学コース 松嶋茂憲 教授と小畑賢次 准教授がKOA株式会社との共同研究による発明が特許として認定されました。本校は、高等教育機関として産業界の技術向上と新たな事業分野の開拓に貢献するため、研究活動に鋭意取り組んでいます。

◆発明の名称

ガスセンサ及びアルカリ土類フェライトの製造方法

 

◆発明の概要

 本発明は、ガスセンサ及びガスセンサのガス検出部に適用される塩基性酸化物の製造方法を提供するものです。

 

◆発明が解決しようとする課題

 従来の酸化物を用いた半導体式ガスセンサでは、ガス検出感度が頭打ちになる。このため、検知したい対象ガス(CO2など)との反応性が高いとされる成分で酸化物微粒子の表面を被覆する等の処理を行うことで検出感度を高める試みが行われていました。しかしながら、被検ガスの検出性能を実際の適用場面に応じた要求に応えるレベルに至っていません。

 

◆課題を解決するための手段

 本発明に係るガスセンサによれば、ガス検出部に、塩基性酸化物の薄片状粒子を用いることにより、隣接する塩基性酸化物の薄片状粒子間における粒界抵抗が抑えられます。それゆえ、ガス検出部に薄片状粒子を用いた場合は、ガス検出部に微粒子を用いた場合に比べて、ガス検出部の内部抵抗が相対的に大きくなるので、ガスの吸着に伴う内部抵抗の変化が検出されやすくなります。したがって、ガスセンサの検出感度を高めることができます。

 

◆発明技術の応用分野

 近年、オフィス内又は家庭内等の住環境、または、農業・バイオ関連分野等において、一酸化炭素、二酸化炭素又はNOx等の特定ガスを監視する需要が高まっています。本技術は、室内空気質の監視への応用が期待されています。

 

◆北九州工業高等専門学校について

 北九州工業高等専門学校は、1965年(昭和40年)に国立工業高等専門学校として北九州市に設立され、“明るい未来を創造する開拓型エンジニアの育成”を理念とし、これまで、多くの優秀な卒業生を世の中に送りだしてきました。

 産業構造が大きく変化する中、工学基礎力を高め複合融合分野に対応するため、平成27年に従来の5学科から「生産デザイン工学科」1学科5コース制に改組しました。この新しいコースでSociety5.0時代(ロボット・AI・データサイエンス・IoT)に“デジタルものづくりができ、活用できる”人材を育成しています。また、学生の主体性を重視し、人間力を高めるため、課外活動やロボコンに代表される各種コンテスト参加を推奨するとともに、海外交流を通してグローバル人材育成にも力を入れています。

【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 北九州工業高等専門学校

所在地:福岡県北九州市小倉南区志井5-20-1

校長:鶴見 智

設立:1965年

URL:https://www.kct.ac.jp/

事業内容:高等専門学校・高等教育機関

 

◆本リリースに関するお問い合わせ先

独立行政法人高等専門学校機構

北九州工業高等専門学校

総務課研究企画係 

TEL:093-964-7216 (平日8時半から17時)

e-mail:s-kenkyu@kct.ac.jp



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企業情報

企業名 独立行政法人国立高等専門学校機構
代表者名 谷口 功
業種 教育

コラム

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