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大規模定性調査「メタバースでのアイデンティティ」7/12まで回答受付中。産総研大山博士がスーパーバイザーに

スイスの人類学者ミラとVTuber/作家バーチャル美少女ねむによる研究ユニット「Nem x Mila(ねむみら)」は6月24日、「メタバースでのアイデンティティ」と題してソーシャルVRユーザーのアイデンティティの在り方を深く分析するための大規模定性アンケート調査を開始した。同ユニットがこれまで実施してきた定量調査である「ソーシャルVRライフスタイル調査」と異なり、自由筆記形式の質問を含む定性調査となる。今回、より意義のある調査を目指すため、産総研(産業技術総合研究所)人間拡張研究センター(HARC)の大山潤爾博士が「スーパーバイザー」として調査に協力する。また、回答のハードルが高い定性調査であるため、メタバース関連のメディアやコミュニティが「公式サポーター」として広く情報拡散等に協力する。回答の締切は7月12日で、レポートは無償公開される予定だ。

※「ソーシャルVR」とは、VRゴーグルで没入しオンラインの三次元仮想空間でアバターの姿でコミュニケーションができるサービスの総称。VRChat、Neos VR、cluster、バーチャルキャストなど

■大規模定性調査「メタバースでのアイデンティティ(ソーシャルVRライフスタイル調査 重点探求シリーズ)」

過去2回に渡り「ソーシャルVRライフスタイル調査」と題して大規模な定量調査を実施したところ、レポートを読んだユーザーのみなさんから、回答の割合だけではなく、結果の背景にある理由や原因をより詳しく知りたいという反響を数多く頂きました。そこで今回は、特に注目度の高かった「ソーシャルVRユーザーのアイデンティティ」に着目した定性調査を実施します。自由筆記形式で、アバターをデザインする際の動機や、物理現実とメタバース双方におけるアイデンティティの関係性について質問します。定量調査と定性調査の手法を組み合わせることで、より深くソーシャルVRのトレンドを理解したいと思います。
 

・方法:日英バイリンガル対応したGoogleフォームによる公開アンケート方式。回答時間は約10~20分を想定。

・目的:ソーシャルVRのユーザーのアイデンティティの在り方について定性的な理解を深めること。レポートは無償公開する予定で、参加者の個人が特定されないように配慮します。

・対象:VRヘッドマウントディスプレイを用いて、ソーシャルVR (VRChat、Neos VR、cluster、バーチャルキャストなど) を直近1年以内に5回以上使ったユーザー (デスクトップ・スマホからのみの利用者は今回は対象外)

・回答受付期間:2024年6月24日~7月12日

・注意事項:回答は一名一度のみ。フォームは匿名です。個人情報は一切尋ねません。自由筆記の質問が8つ含まれますが、個人が特定できるような記述は避けてください。この調査には、アイデンティティに関する繊細な質問も含まれるので予めご了承ください。

・回答フォーム:https://forms.gle/YhuCD6Qcb9Ki16PJ8

■スーパーバイザー

より意義のある調査を目指すため、認知心理学を専門とし、メタバースやサイバーフィジカル社会での「生活」について研究する産総研の大山潤爾博士が調査に対するアドバイスやレポートへの総評コメントの提供などの協力を行う。

 

●大山潤爾博士

産業技術総合研究所 人間拡張研究センター(HARC) / 筑波大学大学院 認知インタラクションデザイン学研究室

・researchmap https://researchmap.jp/j-ohyama

・研究室公式サイト https://sciadlab.wordpress.com/

■公式サポーター

今回はNem x Milaがこれまでに実施した調査と異なり、回答のハードルが高い定性調査であるため、メタバース関連のメディアやコミュニティが情報拡散等に協力する。

 

<英語圏>

 

●IMMERSIVE WIRE

メタバースや空間コンピューティングに関する情報を発信する英国を拠点とする Web メディア。

・公式サイト https://www.immersivewire.com/

 

●AXON PARK

デジタル学習のためのメタバース空間のバーチャルキャンパス。

・公式サイト https://axonpark.com/

 

●GLITCHES.VR

アーティスト、科学者、VRファンによるコミュニティから生まれたVR集団。

・公式サイト https://glitchesvr.substack.com/about

 

●VR CLUB AT UIUC

米国の名門州立大学・イリノイ大学(UIUC)を中心とした大学生によるVRコミュニティ。

・公式サイト https://uiucvrclub.web.illinois.edu/


※参考:Nem x Mila、米国・イリノイ大学VRクラブで講演。各国のアバター文化の違いについてディスカッション https://gamemo.confidence-media.jp/2076

 

●VIVERSE

VRヘッドマウントディスプレイ「VIVE」シリーズを開発するHTCが提供するメタバースプラットフォーム。

・公式サイト www.viverse.com
 

<日本語圏>

 

●株式会社HIKKY

メタバース上で世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット(Vket)」を企画・運営。

・公式サイト https://www.hikky.co.jp/

 

●PANORA

「日本にVRを広める」をミッションとする日本初のVR専門ニュースメディア。

・公式サイト https://panora.tokyo/

 

●メタカル最前線

ソーシャルメタバースの”いま”と”可能性”を“メタバース住人”の視点から届ける発信するニュースメディア。

・公式サイト https://metacul-frontier.com/

 

●VRアジト

TGS2022でDiscord社おすすめサーバーに選ばれた、MyDearest株式会社によるVRコミュニティ。

・Discord https://discord.gg/vragit

 

●株式会社ブイノス

「Vの者がVのまま社会参画できる未来」を目指す実践検証組織。

・公式サイト https://vnos.dev/

■運営:研究ユニット「Nem x Mila」(ソーシャルVRライフスタイル調査委員会)

「メタバースでのアイデンティティ(ソーシャルVRライフスタイル調査 重点探求シリーズ)」はミラとバーチャル美少女ねむがVTuberやメタバースが人類に与える影響を調査するために結成した研究ユニット「Nem x Mila(ねむみら)」による第5弾大規模調査プロジェクトである。Nem x Milaは昨年2023年には国際連合の国際会議「IGF京都2023」でも登壇発表を行った。
 

<これまでの大規模調査プロジェクト>

・ソーシャルVRライフスタイル調査2023 https://note.com/nemchan_nel/n/n167e77d78711

・メタバースでのハラスメント (2022) https://note.com/nemchan_nel/n/n60fd28b43b3a

・ソーシャルVR国勢調査2021 https://note.com/nemchan_nel/n/ne0ebf797984c

・新型コロナはバーチャルコミュニケーションを加速したか (2020) https://note.com/nemchan_nel/n/n37138daa9fb7
 

※参考:Nem x Mila、国連会議「IGF京都」に登壇 https://kai-you.net/article/87908

 

●リュドミラ・ブレディキナ(通称:ミラ)

スイスの博士課程在籍の学生。2022年に「バ美肉」「VTuber」に関する修士論文でジュネーブ大学のジェンダー分野の学術賞「プリ・ジャンル」(ジェンダー賞)を受賞。 2024年にはNHK「最深日本研究」で密着ドキュメンタリーが放送。

・Twitter https://twitter.com/BredikhinaL

・学術ポータル https://malta.academia.edu/LiudmilaBredikhina
 

※参考:「バ美肉」に関する論文、学術賞を受賞 ジュネーブ大のジェンダー分野で https://kai-you.net/article/83747

※参考:NHK『最深日本研究』スイスの”バ美肉”研究者ミラ氏を密着。外国人博士から見た“バ美肉”と“カワイイ”の可能性 https://www.famitsu.com/news/202404/15339284.html

 

●バーチャル美少女ねむ

日本のVTuber/作家で、メタバース文化エバンジェリスト。HTC公式VIVEアンバサダー。2022年に解説書『メタバース進化論(技術評論社)』を出版。「ITエンジニア本大賞2023」ビジネス書部門で大賞を受賞。

・Twitter https://twitter.com/nemchan_nel

・researchmap https://researchmap.jp/nemchan_nel

 

※参考:VTuberバーチャル美少女ねむの書籍が「ITエンジニア本大賞2023」を受賞https://forest.watch.impress.co.jp/docs/bookwatch/news/1478552.html



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企業名 株式会社ブイノス
代表者名 安藤篤志
業種 エンタテインメント・音楽関連

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