ラティス、U-XVL対応の3D部品表生成ソフトを発売−XVL Web Masterで大規模データのネット転送が可能に

ラティスは、次世代3D軽量データ、U-XVL(Unified XVL)に対応した3D部品表・作業指示書自動生成ツールを「XVL Web Master Ver. 8.0」として、6月5日より販売を開始します。

2009年5 月20日 東京 (日本) − ラティス・テクノロジー株式会社 (代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下ラティス)は、次世代3D軽量データ、U-XVL(Unified XVL)に対応した3D部品表・作業指示書自動生成ツールを「XVL Web Master Ver. 8.0」として、6月5日より販売を開始します。

XVL Web Masterは、製造やサービスの現場で利用される部品表や作業指示書を、設計部門で作成した3D CADのデータを利用して自動的に生成するツールです。XVL Web Masterを利用すると、3D形状を表現するXVLと、付随する部品属性や製品の分解図などのデータを統合して配信することができます。配信した結果は、ラティスの無償3DビューワXVL Playerやマイクロソフト社のブラウザInternet Explorerを利用して、部品管理や生産管理部門で参照することが可能です。理解しやすい3D形状とそれに付随する各種情報を連携させて表示できるので、質の高い情報を広い範囲で共有できるという大きなメリットがあります。

今回の新製品では、次世代3D軽量データ、U-XVL(V-XVL Ver. 10)に対応し、より巨大化する3D CADデータを利用して、3Dの部品表や作業指示書を生成することが可能です。U-XVLでは、3Dデータを最大数百分の1に軽量化できるので、ネットワークインフラがまだ整っていない海外の生産拠点にも、多数の部品から構成される製品情報を高速に配信できるようになります。

また、言葉だけでは伝えにくい海外の生産拠点に作業指示をする際、アニメーションで作業指示を伝えたいというニーズがありました。すでに発売中のXVL StudioシリーズVer. 8.1を利用すれば、U-XVLへのアニメーションが定義できます。さらにXVL Web Masterでアニメーション定義されたU-XVLデータを使用して、アニメーション付きの作業指示書の生成が可能で、この指示書は海外拠点からも参照できます。

XVL Web Master Ver. 8.0のリリースにより、大規模なCADデータを利用した3D情報付きの保守マニュアルを世界中に配信することが可能になります。ラティスは本製品の出荷により、大規模製造業のグローバルな情報共有を実現することで、製造業の効率化に貢献する考えです。


■用語説明

XVL
「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。さらに、XVLに変換されたデータは、無償のXVL Playerで閲覧が可能です。( http://www.lattice.co.jp/ )

現在、XVLをベースとした技術文書を作成する製品群や、干渉チェック機能を搭載したビューワ製品などが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の会社で採用されています。3Dデータの精度とアセンブリ構造データを保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デジタルモックアップ、シミュレーション、パーツカタログなどの用途に活用されています。製造業大手では、3D CADの普及により蓄積した3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。

■会社概要

ラティス・テクノロジー株式会社概要
ラティス・テクノロジー株式会社はネット上でのグラフィックスソリューションを提供するために1997年10月、慶応義塾大学(当時)の千代倉弘明教授らが中心となって設立したソフトウェアベンチャ企業です。「XVL」技術の研究開発と標準化、CADやCGデータをXVLに変換し、これを編集してネット配信可能にするXVL製品群を開発提供しています。「XVL」を最適処理するネット指向3Dコンポーネントソフト、XVLカーネルをベースにネットワーク上でのグラフィックスソリューションを幅広く提供しています。

ラティス・テクノロジー株式会社
本社:〒102-0074 東京都千代田区九段南3-8-11飛栄九段ビル4F
TEL : 03-5212-5121 / FAX : 03-5212-5122
ホームページ:http://www.lattice.co.jp/
E-mail:casual3d@lattice.co.jp
代表取締役社長:鳥谷 浩志
資本金:7億円
設立:1997年10月

XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】
ラティス・テクノロジー株式会社 営業統括本部 マーケティンググループ 高坂・松浦
E-mail:casual3d@lattice.co.jp / TEL : 03-5212-5121

《関連URL》
http://www.lattice.co.jp/ja/
http://www.lattice.co.jp/ja/u-xvl/index.html

企業情報

企業名 ラティス・テクノロジー株式会社
代表者名 鳥谷 浩志
業種 その他製造業

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