国内初、自然言語会話インタフェイス技術の多言語化に対応した事業を推進

2009年７月7日
報道関係者各位
株式会社ピートゥピーエー（PtoPA）

国内初、自然言語会話インタフェイス技術の多言語化に対応した事業を推進
−日本語版に加えて、英語、中国語版の開発により対象市場を拡大−

株式会社ピートゥピーエー（本社：東京都千江東区有明、社長：黄声揚、以下「PtoPA」）は、自然言語処理に関する独自の人工知能技術を駆使し、日常で使用されている日本語を自由に使いながら、コンピュータとユーザーとの会話を成立させることが可能な自然言語会話処理インタフェイス技術を基盤とし、さまざまな分野への応用を推進しておりますが、この度、日本語版のテキストおよび音声による会話インタフェイス技術に続き、英語版（テキストおよび音声）、中国語版（テキスト）を開発し、多言語化対応の事業を開始いたしました。

開発の経緯
PtoPAは、2008年より自然言語会話処理エンジンCAIWAの日本語テキスト版を市場投入し、ウェブプロモーションの分野で市場開拓を開始しました。すでに、多くのウェブサイトで実績を作り始めました。このような活用実績とお客様のご要望をふまえ、日本語で確立したコア技術に基づき、英語および中国語対応の開発を進め、2009年5月末にテキストおよび音声会話の英語版、テキスト会話の中国語版の、それぞれSaaS用ベータ版をリリースいたしました。また、同時に英語・中国語対応のDKE（Discourse Knowledge Editor：会話コンテンツの開発ツール）についても、開発いたしました

技術の特長
PtoPAの会話インタフェイス技術の特長である意味認識能力を継承し、英語版、中国語版の辞書は、それぞれ20万語、10万語（20代後半の大学卒業程度の語彙）を標準装備し、多様な発話に対応いたします。また、二ヶ国語同時対応によるシステム構成も可能となっており、これを生かしたマルチリンガル・コミュニケーションへの応用もユニークな特長です。今後、さらに、インターネットに存在する情報を知識ベースに取り込むことも含めて、ユーザーの発話に対して、柔軟かつ強靭な対応を進化させるべく、いっそう｢賢くする｣ための開発を進めています。

今後の展開
英語版、中国語版の開発により、日本市場に加えて、英語圏、中国語圏での活用をふまえた顧客開拓を推進する基盤が確立し、事業化を開始いたしました。すでに、情報機器メーカーの製品向けの会話インタフェイス共同開発、ロボットメーカや情報システム企業のロボット開発に対する会話インタフェイス供給のための共同開発（受付ロボットやコミュニケーションロボット）、英会話練習ツールとしての市場調査と商品企画、アライアンス探索をはじめとして、グローバル市場を見据えた多面的な展開を開始いたしました。PtoPAは、引き続き、レコメンデーション機能などCAIWAのインテリジェント化、スマートフォンを含む多様なハードウェアプラットフォームへの対応、多様な入力方式とのシームレスでマルチモーダル対応などを含め、多言語化の応用を拡大する技術開発を積極的に推進してまいります。

＊CAIWA日本語テキスト版の活用事例は、http://www.ptopa.com/service/case/ をご参照下さい。
＊CAIWA技術の解説は、http://www.ptopa.com/development/ をご参照下さい。
＊多言語化開発は、日、中、韓、アメリカ、ヨーロッパの多国籍チームで行っています。

■本件に関するお問合せ先
株式会社ピートゥピーエー
担当：総合企画室　兼頼（カネヨリ）
Tel. 03-3570-2563
Fax. 03-3570-2567
Eメール. skaneyori@ptopa.com

■株式会社ピートゥピーエー　会社概要
商号：株式会社ピートゥピーエー（略称：PtoPA）
代表者：代表取締役社長　黄 声揚（工学博士）
本社所在地：135-0063東京都江東区有明3-1-25 有明フロンティアビルA棟11階
設立年月日：2000年7月7日
事業内容：
１．自然言語処理インタフェイス技術CAIWAの製品開発、販売、サービス
２．CAIWA応用のコンサルティング、構築サービス
資本金：222,297,475円 (2008年3月末現在)
URL： http://www.ptopa.com