女性の視点から香り高い『美人画』を描き、女性初の文化勲章を受章した日本画家、上村松園の没後60周年を迎える2009年。美人画コレクターや学芸員の評論に加え、多様な表現で魅せる女性像230点以上を楽しむことができる画集『美人画』を発刊!

上村松園没後60周年の2009年、“美人画”を主題に据えた画集を発刊。執筆陣に美人画コレクター福富太郎氏、松園と縁深い松伯美術館学芸員を迎え、さらに日本各地から厳選した『美人画(女性像)』の名品を公開。美しい絵画が詰まった贅沢な一冊です。

気品高い美人画を描き、女性初の文化勲章受章者となった日本画家、上村松園の没後60周年にあたる2009年。毎号異なる主題(テーマ)を取り上げ編集する『メインテーマ イン アート』の第9弾は、創刊号で好評を博した『美人画』の続編として『日本が見つめた女性の美』と題し、日本の芸術家が描いた女性像の魅力に迫る『美人画』を発刊いたします。

巻頭特集頁では、日本一の美人画コレクターとして知られる福富太郎氏ご協力のもと、氏の美人画に懸ける熱意を貴重なコレクションの数々とともに紹介。評論では松柏美術館学芸員、鬼頭美奈子氏ご協力のもと、上村松園が美人画に懸けた生涯を代表作とともに辿りました。また、日本各地の美術館に美人画の名品を訪ねる企画では、バラエティーに富む女性像を取り上げました。
そのほかに、岡田三郎助、甲斐庄楠音、鏑木清方、喜多川歌麿、黒田清輝、竹内栖鳳、竹久夢二、橋口五葉、藤島武二、藤田嗣治、中村大三郎、満谷国四郎など、女性を表現することに心を砕いた芸術家の作品230点以上を掲載!『美人画』をテーマにした書籍の中でも、一際美しい絵画が詰まった贅沢な一冊です。

■巻頭特集
『女人礼賛-珠玉の美人画コレクション』福富太郎(美人画コレクター)
福富太郎:1931(昭和6)年東京都生まれ。銀座の飲食店などで働く傍ら20歳より絵画を収集し、浮世絵・戦争画・美人画をはじめとする厖大な絵画作品の数々は『福富太郎コレクション』として広く知られている。なかでも有名、無名を問わず独自の審美眼を通して選り抜かれた近日本の美人画コレクションは、質・量ともに評価が高く、各地の美術館で公開されている。

『松園の目指した美人画』鬼頭美奈子(松伯美術館 学芸員)
松伯美術館では、上村松園・松篁・淳之三代にわたる作品、草稿、写生等、美術資料の収集と保管、展示を通じ、三代の画業を紹介。また広く日本画の普及、若手作家の育成を図るため、特別展、公募展等も開催。

『ニッポン美人画紀行』
日本各地の美術館が所蔵する女性像の逸品を紹介。村上華岳『裸婦図』(山種美術館蔵)や竹久夢二『立田姫』(夢二郷土美術館蔵)、藤島武二『天平の面影』(石橋美術館蔵)をはじめ、日本各地より19館の美術館を選出し名作の数々を公開。


【メインテーマ イン アート 美人画】
編集・発行/株式会社 世界文藝社
A4版ワイド 本文252頁 英文対訳付
本体価格 4,500円+税
ISBN978-4-8381-9974-7 C0071
全国書店にて9月上旬発売開始


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株式会社世界文藝社 大阪支社 企画編集部
〒530-0047 大阪市北区西天満3-14-6
センチュリー西天満ビル7F
tel/06-6131-1030
fax/06-6131-1031
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