プレジデンツ・データ・バンク提供【アライアンスプロデューサーが綴る企業レポートvol.12】100ｋｇの廃プラスチックゴミが90ｋｇの油に！小型廃プラスチック油化装置「Blester−１」がついに完成

【アライアンスプロデューサーが綴る企業レポートとは】
設立から４年、７００社以上のベンチャー企業に、累計2000件以上のアライアンスコーディネートを行っている、プレジデンツ・データ・バンク（本社：東京都中央区、代表：高橋礎、http://www.p-db.com/））のアライアンスプロデューサーがお届けする注目のベンチャー企業レポート。新商品、新サービスの詳細や、提携募集、業績報告などを会社ごとに紹介しています。

【アライアンスプロデューサーが綴る企業レポート　vol.12】

廃プラスチック油化装置開発で実績を持つ株式会社ブレスト（本社：神奈川県茅ヶ崎市　代表取締役：伊東照典　資本金：１０００万円　）が、このほど、小型で安全性の高い廃プラスチック油化装置「Blester−１」を開発した。

「Blester−１」は、高さ約１２０ｃｍ、幅約７０ｃｍ、奥行き約６０ｃｍで、１時間あたり１ｋｇの廃プラスチックを再生油に戻すことができる。従来の油化装置が貨物コンテナほどの大きさだったことを考えると、飛躍的な小型化が実現した。

「Blester−１」が油化できるのは、プラスチックの中でも「３Ｐ」といわれるＰＥ(ポリエチレン)、ＰＰ(ポリプロピレン)、ＰＳ（ポリスチレン）の、いわゆる汎用樹脂３種類。この３種類で、都市ゴミから分別される廃プラスチックの約７７％を占める。

「３Ｐ」は、いずれも油化しやすい物質で、混じり合っていても個別に分別することなく、そのまま油化することができるため、面倒な分別作業を伴わない。細かく裁断したＰＥＴボトルの蓋、ゴミ袋、食品トレー、各種包装容器などを「Blester−１」に投入するだけで、作業は終了する。

「Blester−１」を利用することによる油化率は、１時間あたり７０％〜９０％（種類によって違う）なので、１日稼動させることにより、２４ｋｇの廃プラスチックから最大２０ｋｇの油を産出することが可能である。

産出された油は、ガソリン・灯油・軽油などに精製できるほか、そのままガスバーナーとして使用することもできる。

また、今回の小型廃プラスチック油化装置の開発により、市役所や自治会、学校などでの少数単位での取り組みが可能になり、地球温暖化防止などの環境活動の一環としても、活躍することが期待される。

さらには、企業の社会的責任が問われている昨今、企業の二酸化炭素排出抑制、地球環境美化に対する取り組みということにも、導入されていくのではないだろうか。


【株式会社ブレストについて】
設立：2001年12月
本社：神奈川県 茅ヶ崎市幸町５−１９
代表者：代表取締役　伊東　昭典
資本金：1,000万円
事業内容：
・プラスチック油化事業
・静電場事業
URL： http://www.blest.jp

【プレジデンツ・データ・バンク株式会社ついて】
設立：2002年4月4日
本社：東京都中央区京橋1-1-5　セントラルビル10Ｆ
代表者：代表取締役　高橋　礎
資本金：1392万円
事業内容：
ネットワークインキューベート事業全般
・ ベンチャー企業向けポータルサイトの運営
・ 企業間アライアンス・マッチング
・ ニュースリリースの配信・PR・IR代行
・ M＆Aアドバイザリー ・ 資本提携のコーディネイト
・ シンポジウム、セミナー、講演会等の企画運営
・ 未公開ベンチャーへの投資事業
URL： http://www.p-db.com/
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