「無料」ウイルス対策ソフトを使った詐欺に注意

「無料」のウイルス対策ソフトをダウンロードさせながら、知らない間にサービスを付加し有料販売をするといった、新たなネット詐欺が発生しています。ご注意ください。

G Data Software株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:Jag 山本)は、「無料」のウイルス対策ソフトをダウンロードさせながら、知らない間にサービスを付加し有料販売をするといった、新たなネット詐欺が発生していることについて警告します。

www.security-essentials.info」は、その名の通り、「無料」のウイルス対策ソフトをダウンロードするサイトであり、青色を中心にデザインされ、あたかもマイクロソフトが提供しているかのように見えますが、実際にはユーザーからお金を奪おうとする悪質な詐欺サイトです。無料で配布されているはずの製品を使用しようとして登録を行うと、なぜか料金が請求されます。たとえば、3年版を使用する場合には、35.94ユーロが請求されます。

「ネット詐欺師は、無料のはずのソフトを使って金銭を要求します。見知らぬサイトは使わずに、直接プロバイダーのホームページ、または、日本ならば、窓の杜やVectorなど、信頼できる入り口からダウンロードすべきでしょう。」ラルフ・ベンツミュラー(G Dataセキュリティラボ所長)

狡猾な手法
この、自称ソフトウェア販売業者のホームページは、有償にする根拠として、たとえば「24時間サポート」といったような顧客サービスの提供を挙げています。しかも、これらの説明は、はっきりとFAQなどに掲載されています。しかし、トップページや登録の画面には、これらの説明がないため、サイト訪問者がこういったFAQを読む機会は、極めて少ないのです。

FAQの抜粋
無料ソフトの有料化の理由:
無料ソフトにオンラインヘルプやカスタマーサポートをつけることにより有料の場合があります。

ユーザがトップページにある「Download now」をクリックすると、「FreeDownloadZone.com」のログインフォームに転送されます。そこで、個人情報とクレジットカード情報が要求されます。データを入力してしまうと、1年版で19.50ユーロ、3年版で35.94ユーロの支払いを契約上強いられます。更に、小さな文字で書かれている課金サポートが自動的に追加選択され、35.94ユーロは81.58ユーロにまで跳ね上がります。

これまでも類似した詐欺サイトは数多くありました。しかしながら、正規のサイトさながらのデザインでカモフラージュしているため、非常に悪質です。同様の仕掛けをしたサイトは、上記のアドレス以外にも数多く存在します。また、無料ウイルス対策ソフトのみならず、オープンオフィス、iTunes、Firefox、楽曲ダウンロード、GIMP、Quicktime、ファイル共有ソフト (LimeWireやeDonkeyなど)、ビットトレントなども、同様の注意が必要でしょう。不注意にダウンロードしようとして請求されると、つい慌てて支払いに応じてしまうかもしれませんが、支払いをする必要はありません。

匿名で用心深い詐欺者
こういったウェブサイト運営者の正体は、闇の中です。サイトに足跡をたどる証拠はありません。関連サービスをWHOISで探してみても、オランダの匿名化サービスやさらなる隠蔽がなされています。このサイトの下部には、下記のような詐欺師からの「メッセージ」が残されています。

詐欺師からのアドバイス:
パソコン初心者の方には、私たちのサービスがお役に立てるものと考えます。時間の節約にもなります。

これは、彼らが経験の浅いコンピュータユーザーのポケットからお金を引き出そうとしていることを意味します。また、この文面により、詐欺師は法の網の目をかいくぐろうとしているのです。

騙されたときの対処法
まず、冷静になることです。決して慌ててはなりません。これが詐欺であるならば、基本的にはお金を払う必要はありません。個人情報をとられている以上、「代行者」からの債権回収があるのではないかと心配したり悩まないようにしてください。

「提供者が「無料」「コストがゼロ」「ダウンロード課金なし」という文言を広告に使用する場合、消費者はこの条件を前提とすることができます。小さな字で実際には有料の部分があると書いてあるような価格は、「隠された価格」であり、受け入れる必要はありません。」と、ニコ・ライナー(ライプニッツ大学、弁護士)は説明します。「このような手法は、kakkについては、まずは、クレジットカード会社に連絡して相談してみてください。

*本リリースの画像とPDFは、下記URLからDLできます。どうぞご利用ください。
http://www.gdata.co.jp/press/MSEscam.zip


ジーデータソフトウェアについて(G Data Software)
G Data Softwareは、1985年に創業したドイツのセキュリティソフト会社です。EUを中心に、コンシュマーならびに法人向け製品を展開しています。日本法人は2007年に設立しました。最大の特徴は、ダブルエンジンによる世界最高位のウイルス検出率です。また、新種や未知ウイルスへの防御、迷惑メールへの外国語フィルターなど、インターネットやメール環境を安全・快適にする機能を豊富に搭載しています。

*本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変更される可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をG Data Software株式会社が保証するものではありません。本リリースに記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。

【本リリースに関する問合せ先】 
G Data Software株式会社  
101-0047 東京都千代田区内神田2-8-1 冨高ビル3F 
窓口: 瀧本往人  
E-mail: gdata_japan_info@gdatasoftware.com 
URL: http://www.gdata.co.jp/

企業情報

企業名 G DATA Software株式会社
代表者名 Jag山本
業種 未選択

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