TIS ミックスネットワークの「PUBLIS Enterprise」を採用し  「au one」ポータルサイトシステム基盤を再構築

TIS株式会社は株式会社ミックスネットワークの「PUBLIS Enterprise」を用い、KDDI株式会社が提供するポータルサイト「au one」の編集・制作を行う株式会社 medibaの「au one」システム基盤の再構築を行い、2010年3年に本格運用を開始いたしました。

 ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤宮 宏章、以下TIS)は株式会社ミックスネットワーク(本社:東京都千代田区 代表取締役 吉川 隆二、以下ミックスネットワーク)の「PUBLIS Enterprise」を用い、KDDI株式会社が提供するポータルサイト「au one」の編集・制作を行う株式会社 mediba(本社:東京都港区、代表取締役社長: 大朝 穀、以下mediba)の「au one」システム基盤の再構築を行い、2010年3月に本格運用を開始したことを発表いたします。

 今回の「au one」ポータルサイトのシステム基盤は、「コンテンツ管理業務」「アプリケーション開発」「システムアーキテクチャ」における俊敏性・柔軟性・低コスト体質の実現を目的に再構築されました。WEBサイトのコンテンツ管理には、ミックスネットワークのWEBサイト運営に関わる全てのフェーズを管理者自身で管理できるCMSプラットフォーム「PUBLIS Enterprise」を採用しました。また、アプリケーション開発環境には、CakePHPを主としたオープンソース(OSS)開発フレームワークを採用しています。


<medibaの課題とシステム再構築の経緯>

 medibaは、いつでもどこでも便利に活用できるポータルサイト、広告効果の高いポータルサイトを目指し、「au one」のサイトの編集、制作を行っています。新しい広告枠の追加や既存サービスへの機能追加、新しいサービスの追加、SEOや軽微なサイト修正などのサイト改修や維持に必要な時間と費用の軽減のためには、成長に対応できるだけの拡張性やキャパシティ、ビジネスを中断しない安定性や継続性などの条件を満たすシステムの構築が重要です。
 「au one」ユーザの満足度向上に向けて、TISは昨年6月にCMSソリューションの提供で協業を開始したミックスネットワークとともに、CMSツール「PUBLIS Enterprise」とOSS開発フレームワークを活用したポータルサイトシステム基盤の構築をmedibaへ提案しました。medibaは、柔軟なコンテンツ管理の実現とともに、OSSの活用によるシステム開発や運用コストの削減という目的が、この提案であれば可能と判断し、システム基盤の再構築を決定しました。


<新システムについて>

今回の新ポータルサイトシステム基盤では、以下のことを実現しています。

1)「コンテンツ管理業務」の俊敏性・柔軟性・低コストを実現
コンテンツとアプリケーションを分離したことで、サイトバナー追加や表示変更、カラム追加などHTMLレベルのコンテンツ修正には、「PUBLIS Enterprise」を活用し、社外のアプリケーション開発者に依頼することなく、社内で容易に修正が可能となりました。

2)「アプリケーション開発」の俊敏性・柔軟性・低コストを実現
サイトアプリケーションの改修や機能追加は、OSSによる開発フレームワークを活用し、さらにAPIを用意したことで開発スピードの向上と、社内の内製化による低コスト化への礎を実現しました。

3)「システムアーキテクチャ課題への対策」俊敏性・柔軟性・低コストを実現
システム負荷対策をCMSツールから切り離し、WebキャッシュサーバとCMSサーバ、Web/アプリケーションサーバに分散して実現。また、OSS系キャッシュサーバSquidを利用したことで、コストの削減も実現しています。


<今後について>

 今回のシステム再構築により、medibaでは、「au one」ユーザや市場への最適なコンテンツ提供を行える強い体質の“戦えるサイト”のシステム環境が整ったと考えています。今後は、この新ポータルサイト管理システム基盤を活用し、真のメディアづくりのための付加価値創造に注力し、最適なポータルサイト「au one」の提供を目指していきます。
TISとミックスネットワークは、今後も、medibaのビジネスビジョンの実現をシステム面からサポートしていきます。
 
また、TISとミックスネットワークは、今回の「au one」ポータルシステム再構築で得たノウハウを、medibaと同様の課題をもつポータル運営者にも提案し、最適なポータルシステムの構築を支援していきます。


◆株式会社 medibaについて http://www.mediba.jp/

 medibaは、KDDI株式会社が提供するau携帯電話とPCを一体化したポータルサイト「au one」の企画開発を核に、「au one」の広告事業を展開しています。2008年6月にモバイルリサーチ事業を開始し、「au one」を機軸に、au 携帯電話の機能を包括的に活用したソリューションの提供によって企業のマーケティング活動をサポートする、さまざまなサービスを提供しています。

設立 2000年12月
資本金 10億3500万円(2010年4月1日現在)
従業員数 220名(2010年4月現在)

「au one」について
  KDDI株式会社が提供するau携帯電話とPCを一体化したポータルサイト。auの携帯をはじめ、ミュージックやブックなどauならではの情報が満載。ニュースや天気などの生活に関連する情報も幅広く提供しています。


◆TIS株式会社について http://www.tis.co.jp/

 TISは1971年に設立された企業の情報システムをトータルサポートする独立系SIerです。業界第2位グループに位置するITホールディングスグループのコアカンパニーとして、お客様の経営戦略の実現に向け、システムコンサルティングからシステムの企画・立案・構築、運用・保守までをワンストップでサポートしています。


◆株式会社ミックスネットワークについて http://www.micsnet.co.jp/

 ミックスネットワークは、コンテンツ・マネジメント・システム(CMS)を事業の中核(コア)と位置づけ、多様化するお客様(企業・行政・教育機関)のWEBサイトに関わるニーズ・課題にお答えするWEB系総合メーカーとして事業を展開しています。大規模Webサイトから中小・個人企業のサイトまでお客様の規模に関わらず、CMSをご活用いただけるよう、幅広いラインナップで製品をご提供しています。


◆「PUBLIS Enterprise」について

 ミックスネットワークが提供する「SITE PUBLIS」シリーズは、WEBサイト運営に関わる全てのフェーズを管理者自身で管理できるCMSです。コンテンツの作成・更新のみならず、 WEBサイトのレイアウトやデザインの設計、 コンテンツに関わる情報セキュリティ、掲載結果の分析まで、WEBサイト構築・運営に関わる全てのフェーズを統合的に管理することができます。SITE PUBLISシリーズの大規模・高負荷サイト向け版の「PUBLIS Enterprise」は、「SITE PUBLIS」をベースに、大規模な組織における管理機能や、高負荷WEBサイトを安定して運用するための各種機能を追加されており、より効果的かつ安定したWEBサイト運営を可能とし、TCO削減を強力にサポートします。

※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。


【本件に関するお問い合わせ先】

<お客様からのお問い合わせ先>
TIS株式会社 サービス&コミュニケーション事業部 サービス&コミュニケーション営業部
CMS・サイト基盤サービス推進グループ 田島/小田/大森/北/岡久
TEL:03-5402-2086  e-mail:s3_sales@mbgx.tis.co.jp

<報道関係者からのお問い合わせ先>
ITホールディングス株式会社 管理本部 グループ広報部 
TIS広報担当 浄土寺/橋田
TEL:03-6738-7557  e-mail:info@tis.co.jp

株式会社ミックスネットワーク 東京本社
営業推進部 成瀬/福慶
TEL:03-3518-0370  e-mail:info@micsnet.co.jp

企業情報

企業名 ミックスネットワーク
代表者名 吉川 隆二
業種 その他サービス

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