花豊造園株式会社　社長交代のお知らせ

　花豊造園株式会社（所在地：京都市下京区）は、2010年9月1日付で、山田拓広（前 取締役総務部長）が五代目として代表取締役社長に、前 代表取締役社長の山田昌次が代表取締役会長に就任いたしました。
　創業151年の老舗造園企業として、日本の庭園文化を次の世代に伝えるとともに、世界においても日本の庭園文化を通じた国際理解を深められるよう努めてまいります。また緑化事業の専門家として地球環境保全にも貢献いたします。

■日本庭園をとりまく現状

　造園市場は経済情勢の影響を受け、新規工事から管理・メンテナンス中心に移行してきており、市場規模は縮小傾向にあります。新規の造園工事、特に和風庭園工事の減少は、伝統的庭園技術を発揮する機会の減少に繋がり、技能継承に影響を及ぼしつつあります。
　世界に目を向けると、公的な機関がかかわった日本庭園が世界に400〜500ヵ所あると推定されますが、メンテナンス予算が確保されていないため、維持ができない日本庭園も少なくありません。


■新社長の抱負

　私は、日本を代表する文化の一つであり環境保全にも直接関わる造園の技術を、より発展させ後世に引き継いでいくことが使命だと考えています。
　市場としては経済状況の影響を受け縮小傾向にはありますが、造園は人の暮らしと切り離せない必要不可欠なものであり、暮らしの質の向上に貢献していかなければならないと考えます。それらの仕事の中で、培った技術と経験を次の世代の後継者に伝えてまいります。
　海外においては、盆栽をはじめ日本文化、特に日本庭園に関心を持つ人も多く、豊富な実績と経験を活かしてそのニーズに応えられるよう努めていきたいと考えます。また海外には数多くの日本庭園が作られていますが、管理、メンテナンスに問題を抱える庭園が多いのも重要な問題です。企業は業務を通じて社会に貢献するものであり、これらの問題にも専門企業として取り組んでいきたいと考えます。
　私自身も樹木医の資格を持っておりますので、緑や樹木の専門家として、街中に暮らしの中に憩いとやすらぎを与えてくれる緑を増やす活動にも、NPOでの活動も併せこれまで以上に積極的に取り組んでまいります。


本件に関するメディアからのお問い合わせ先

花豊造園株式会社　　広報担当：古山
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