高い保護機能を有し、電源制御設計を簡素化する2.8V~36V動作の保護機能内蔵ロードスイッチを発表

フェアチャイルドセミコンダクタージャパン株式会社(本社：東京都渋谷区、社長：朴贊九)は、業界初の動作電圧2.8V~36Vに対応したロードスイッチAccuPowerを発表しました。コンシューマ及びコンピューティング・アプリケーションにおいて、実装面積とコストが削減でき、高度な保護機能を1パッケージに集積したロードスイッチに対する需要が高まっています。AccuPowerシリーズは、これらアプリケーションの中低電圧における要求に応える最適な製品です。

AccuPowerロードスイッチには、「FPF2700」、「FPF2701」、「FPF2702」の製品ファミリーがあります。従来のディスクリートMOSFETと周辺部品により構成されるソリューションに対し、保護機能を内蔵しているAccuPowerロードスイッチは、70％以上の実装面積削減を可能にします。

AccuPowerシリーズは、過電流保護機能を持つロードスイッチで、システム及び負荷を過大電流から保護します。また、内蔵しているN-チャネルMOSFETはスルーレート制御されており、突入電流を抑制します。この機能により、主電源ラインを異常動作から保護します。

デバイスは2.8V~36Vの入力電圧範囲で動作し、全電圧範囲にわたり、スイッチで発生する損失が低減されるよう、低いオン抵抗(90mオームtyp)で提供されます。更に、AccuPowerは、アプリケーションに起因するサージ電流にも対応するようSafe Operation Area(SOA)電流制限機能を備えており、瞬時の出力短絡時にも保護機能が動作し、システム障害の発生を防ぎます。

AccuPower製品は、IntelliMAXシリーズの開発で得られた製品技術及びプロセスIPを活用し、モータドライブ、携帯機器用電源、デジタルカメラ、工業製品、及びコンピューティング等のアプリケーションで真価を発揮します。

また、AccuPowerロードスイッチは、Under Voltage Lock Out(UVLO)機能と加熱保護機能を搭載しています。また、低電圧動作のロジック信号を直接制御端子に接続し、スイッチ制御をすることが可能です。負荷電流が過電流制限値に達した場合、デバイスは定電流動作へ移行し、過剰な電流が流れることを防ぎます。

これらのロードスイッチ製品は、産業機器及びポータブル機器の設計者にとって、デザインの差別化及び競争力の確立に貢献する幅広いソリューションの一部です。フェアチャイルド・セミコンダクターは、ユニークな機能、プロセス、及びパッケージ技術を組み合わせ、経験豊富なシステム・レベル技術力で電子機器設計の差別化を可能にします。

価格：USD 0.92(1,000個購入時)

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データシート：

http://www.fairchildsemi.com/ds/FP/FPF2700.pdf

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