東日本大震災の影響、東北・茨城の高校の73.2%が高卒求人に関して危惧している〜「東日本大震災の影響による進路や生活に関するアンケート調査」〜

株式会社さんぽう(本社:東京都渋谷区、代表取締役:渡辺王雄)は、東日本大震災の影響による進路や生活に関わるアンケート調査を東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)及び茨城県の高等学校を対象に2010年5月2日〜5月9日に実施いたしました。

■被災エリアも非被災エリアも不安な就職環境
 高卒求人に関して危惧している学校が73.2%、進学に関して資金面が苦しくなる家庭の増加を危惧する学校が59.1%に上りました。また、被災しているエリアの学校では他県で高卒就職の際に不利になるのではないかと危惧する学校がある一方、同じ東北地方であっても被災していないエリアの学校においては高卒就職の際に被災エリアが優先され不利になるのではないかと危惧している学校がありました。
■ボランティア派の宮城、義援金派の茨城
 ボランティアを行う生徒が増えたとする高校と義援金を自ら行う生徒がいたとする高校の比率が10ポイント以上差がついている県は、青森、宮城、福島、茨城でした。そのうち、ボランティアのほうが高かったのは、宮城、福島で、義援金のほうが高かったのは、青森、茨城でした。自由記入項目では、「被災地の生徒は首都圏(他県)では採用されないのではないかと心配する生徒がいる」「被災した生徒は不安を抱えたまま」など、被災地の困難な状況がうかがえる内容のものが複数ありました。一方、「被災地を思いやる生徒がいる。自分たちに被害がなく転入してくる生徒を温かく迎え入れようとしている。」「これまでの生活が恵まれていたと実感し、社会のために何かしたい、自分の進路をみつめたい、としっかりした生徒が増えた。」という意見もあり、困難な状況から立ち上がろうとする姿が見受けられました。
■本プレスリリースについてのお問い合わせ
 株式会社さんぽう 教育総合研究センター  担当 石田
  TEL:03-3378-7977  FAX:03-3378-7992
  E-mail : a-ishida@sanpou-s.net   HP: http://www.sanpou-s.net


企業情報

企業名 株式会社さんぽう
代表者名 渡邉 王雄
業種 教育

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