日本発!世界4カ国出版社共催 第二回「ゴールデン・エレファント賞」受賞作決定!
「ゴールデン・エレファント賞」運営事務局は、第二回「ゴールデン・エレファント賞」の最終選考結果について、本日発表させていただきます。2次選考通過全5作品の中から大賞1作、優秀賞1作、特別賞1作を選出しました。 国内外の選考委員がエンタテインメント性、ワールド・ワイド性を基準に選考しました。
「ゴールデン・エレファント賞」運営事務局は、第二回「ゴールデン・エレファント賞」の最終選考結果について、本日発表させていただきます。
「ゴールデン・エレファント賞」は、日本のコンテンツクリエーターの中から優れたオリジナル作品を発掘し、各国言語で世界へリリースすることを目指す国際的エンタテインメント小説アワードで、2009年に設立されて以来、今回で2回目の開催となります。
応募総数147作品の中から、6月10日公表の一次選考で17作品に、7月12日公表の二次選考で5作に絞って参りましたが、最終選考では、大賞1作、優秀賞1作、特別賞1作を選出する運びとなりました。
最終選考は、海外の選考委員を含め6名で行われました。本アワードの求めるエンタテインメント性(娯楽としての面白さや感動を提供したい)、ワールド・ワイド性(世界で同時代を生きていく人たちの共感を得られる作品を提供したい)を基準に各作品の順位付けを行い、『gray to men』と『柿崎トオルの出会った数奇なる自殺請負人』に大賞候補作品が絞られました。議論を重ねた結果、最終的には選考委員全員一致で『gray to men』が大賞に選出されました。
【第二回「ゴールデン・エレファント賞」実施概要】
●応募期間 : 2010年10月18日(月)〜2011年4月15日(金)
●応募総数 : 147作品
●1時通過作品数 : 全17作品
●2次通過作品数 : 全5作品
●受賞作数 : 大賞1作、優秀賞1作、特別賞1作
大賞
『gray to men』 石川智健(いしかわともたけ)さん
1985年生まれ。 会社員
<選評>※一部抜粋
陰湿ないじめや虐待、自殺といった現象が止めど無く広がりを見せるとともに、若者たちの就業機会の喪失や税・年金問題に象徴される将来不安、そして役人の既得権などへの不公平感といった、現代社会に対してやり切れない閉塞感を感じている我々読者は、この作者のメッセージを共感を持って受け留めることができる筈である。
レトロな空気感を行間に漂わせながらも、読者をどんどん惹きつけていくストーリー展開と魅力的な主人公“グレイ”、そして個性的な脇役たちにより構成される世界観は秀逸である。最終審査に残った5作品の中で唯一結末を予想できない巧みなプロットは、グレイが目的を達成するために選んだ方法と合わせて大変に新鮮である。作者が生み出した義賊的な性格を合わせ持った復讐王・グレイという存在は、現代の新しいヒーロー像となり得るのではないだろうか。
作品全体のスケール感、海外読者も魅了するであろう世界観とストーリー、そして読後感、どれをとっても一級のエンタテインメント作品。
優秀賞
『柿崎トオルの出会った数奇なる自殺請負人』大木磐(おおきばん)さん
1978年生まれ。放送作家
<選評>※一部抜粋
自殺という切実な社会問題に焦点を当てる作品が多くあるなか、著者が選んだ視点は目新しく、判断基準や価値観を筆者側が誘導せず読者に躊躇させ続けながらも結果として自殺志願者が思いとどまるという展開は好感を抱かせる。プロット全体の流れも悪くなく、テンポが非常に良い。自殺というトピックを扱っているにも拘わらず全体のトーンが明るいことも評価できる。
力のある作者であり、今後が大いに期待できるとの評価から優秀賞として推挙された。
特別賞
『サンクス・ナイト』 根本起男(ねもとたつお)さん
1965年生まれ。会社員
<選評>※一部抜粋
剥き出しにされた人間のめくるめく本性を煮詰めたような極上のブラックユーモア作品。文章力、描写力は高く、登場人物たちが狂乱する姿を描いた前半だけでも十二分に楽しめる。登場人物が抱えるドラマもうまく織り込まれ、素直に面白いと言わせる強さがある。
あまりにグロテスクで絶望感を抱かせる内容の傾向から大賞とはならなかったものの、特別賞という形で賞を授与することとした。
※各作品の詳しい選評は、公式HP内でご確認いただけます。 http://geaward.jp/
【「ゴールデン・エレファント賞」について】
「ゴールデン・エレファント賞」は、日本を中心に優れたエンタテインメントストーリーを世界に向けて発信するための国際的エンタテインメント小説アワードを目指して、2009年に創設されました。日本の?出版社を中心に、米国、中国、韓国の出版社の共催で運営委員会を組織し、主催・運営・推進を担っています。世界に通用する日本の作家を発掘・育成すると共に、日本の作品を各国語版で世界へ流通させるシステムを構築することで、日本人作家に世界での活躍のチャンスを提供することを狙いとしています。
運営委員会 : 株式会社?出版社/Vertical,lnc./上海訳文出版社/Sodam&Tae-il Publishing House Co.,Ltd.
パートナーズ : NECビッグローブ株式会社/メモリーテック株式会社/株式会社 千 修/株式会社ディーツー コミュニケーションズ/日本紙パルプ商事株式会社
【第一回(2010年度)受賞作品について】
記念すべき第一回目の大賞は、150を超える全応募作品の中から、中村ふみさんの『裏閻魔(うらえんま)』(応募時点での題名は「裏閻魔浮世曼荼羅」)と荒井曜さんの『慈しむ男』の2作品にダブル授与されることとなりました。
■『裏閻魔(うらえんま)』/著者:中村ふみ
(2011年3月4日 日中韓米4カ国同時出版)
※2011年11月15日には中村ふみ書下ろし新作『裏閻魔?』を発売予定!
■『慈しむ男』/著者:荒井曜
(2011年7月1日 日米2カ国同時出版)
本件に関するお問い合わせ先-
「ゴールデン・エレファント賞」運営事務局 (担当:出来)
TEL:03-3239-0840 mobile:080-1111-1260 Email:m-deki@geaward.jp
「ゴールデン・エレファント賞」は、日本のコンテンツクリエーターの中から優れたオリジナル作品を発掘し、各国言語で世界へリリースすることを目指す国際的エンタテインメント小説アワードで、2009年に設立されて以来、今回で2回目の開催となります。
応募総数147作品の中から、6月10日公表の一次選考で17作品に、7月12日公表の二次選考で5作に絞って参りましたが、最終選考では、大賞1作、優秀賞1作、特別賞1作を選出する運びとなりました。
最終選考は、海外の選考委員を含め6名で行われました。本アワードの求めるエンタテインメント性(娯楽としての面白さや感動を提供したい)、ワールド・ワイド性(世界で同時代を生きていく人たちの共感を得られる作品を提供したい)を基準に各作品の順位付けを行い、『gray to men』と『柿崎トオルの出会った数奇なる自殺請負人』に大賞候補作品が絞られました。議論を重ねた結果、最終的には選考委員全員一致で『gray to men』が大賞に選出されました。
【第二回「ゴールデン・エレファント賞」実施概要】
●応募期間 : 2010年10月18日(月)〜2011年4月15日(金)
●応募総数 : 147作品
●1時通過作品数 : 全17作品
●2次通過作品数 : 全5作品
●受賞作数 : 大賞1作、優秀賞1作、特別賞1作
大賞
『gray to men』 石川智健(いしかわともたけ)さん
1985年生まれ。 会社員
<選評>※一部抜粋
陰湿ないじめや虐待、自殺といった現象が止めど無く広がりを見せるとともに、若者たちの就業機会の喪失や税・年金問題に象徴される将来不安、そして役人の既得権などへの不公平感といった、現代社会に対してやり切れない閉塞感を感じている我々読者は、この作者のメッセージを共感を持って受け留めることができる筈である。
レトロな空気感を行間に漂わせながらも、読者をどんどん惹きつけていくストーリー展開と魅力的な主人公“グレイ”、そして個性的な脇役たちにより構成される世界観は秀逸である。最終審査に残った5作品の中で唯一結末を予想できない巧みなプロットは、グレイが目的を達成するために選んだ方法と合わせて大変に新鮮である。作者が生み出した義賊的な性格を合わせ持った復讐王・グレイという存在は、現代の新しいヒーロー像となり得るのではないだろうか。
作品全体のスケール感、海外読者も魅了するであろう世界観とストーリー、そして読後感、どれをとっても一級のエンタテインメント作品。
優秀賞
『柿崎トオルの出会った数奇なる自殺請負人』大木磐(おおきばん)さん
1978年生まれ。放送作家
<選評>※一部抜粋
自殺という切実な社会問題に焦点を当てる作品が多くあるなか、著者が選んだ視点は目新しく、判断基準や価値観を筆者側が誘導せず読者に躊躇させ続けながらも結果として自殺志願者が思いとどまるという展開は好感を抱かせる。プロット全体の流れも悪くなく、テンポが非常に良い。自殺というトピックを扱っているにも拘わらず全体のトーンが明るいことも評価できる。
力のある作者であり、今後が大いに期待できるとの評価から優秀賞として推挙された。
特別賞
『サンクス・ナイト』 根本起男(ねもとたつお)さん
1965年生まれ。会社員
<選評>※一部抜粋
剥き出しにされた人間のめくるめく本性を煮詰めたような極上のブラックユーモア作品。文章力、描写力は高く、登場人物たちが狂乱する姿を描いた前半だけでも十二分に楽しめる。登場人物が抱えるドラマもうまく織り込まれ、素直に面白いと言わせる強さがある。
あまりにグロテスクで絶望感を抱かせる内容の傾向から大賞とはならなかったものの、特別賞という形で賞を授与することとした。
※各作品の詳しい選評は、公式HP内でご確認いただけます。 http://geaward.jp/
【「ゴールデン・エレファント賞」について】
「ゴールデン・エレファント賞」は、日本を中心に優れたエンタテインメントストーリーを世界に向けて発信するための国際的エンタテインメント小説アワードを目指して、2009年に創設されました。日本の?出版社を中心に、米国、中国、韓国の出版社の共催で運営委員会を組織し、主催・運営・推進を担っています。世界に通用する日本の作家を発掘・育成すると共に、日本の作品を各国語版で世界へ流通させるシステムを構築することで、日本人作家に世界での活躍のチャンスを提供することを狙いとしています。
運営委員会 : 株式会社?出版社/Vertical,lnc./上海訳文出版社/Sodam&Tae-il Publishing House Co.,Ltd.
パートナーズ : NECビッグローブ株式会社/メモリーテック株式会社/株式会社 千 修/株式会社ディーツー コミュニケーションズ/日本紙パルプ商事株式会社
【第一回(2010年度)受賞作品について】
記念すべき第一回目の大賞は、150を超える全応募作品の中から、中村ふみさんの『裏閻魔(うらえんま)』(応募時点での題名は「裏閻魔浮世曼荼羅」)と荒井曜さんの『慈しむ男』の2作品にダブル授与されることとなりました。
■『裏閻魔(うらえんま)』/著者:中村ふみ
(2011年3月4日 日中韓米4カ国同時出版)
※2011年11月15日には中村ふみ書下ろし新作『裏閻魔?』を発売予定!
■『慈しむ男』/著者:荒井曜
(2011年7月1日 日米2カ国同時出版)
本件に関するお問い合わせ先-
「ゴールデン・エレファント賞」運営事務局 (担当:出来)
TEL:03-3239-0840 mobile:080-1111-1260 Email:m-deki@geaward.jp
企業情報
企業名 | 「ゴールデン・エレファント賞」運営事務局 |
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代表者名 | 劔重 徹 |
業種 | 新聞・出版・放送 |