ガイオがテュフズードより自動車機能安全規格 ISO 26262のツール認証をアジア地域で初取得
ガイオ・テクノロジー株式会社(は、第三者認証機関であるドイツのテュフズードより、自動車向け機能安全規格 ISO 26262のツール認証を、日本を含めたアジア地域で初めて取得しました。
HTML 版: http://www.gaio.co.jp/news/pr/201206_001.html
PDF 版: http://www.gaio.co.jp/news/pr/images/PR_20120705_TUV.pdf
報道関係者各位
2012/7/5
ガイオ・テクノロジー株式会社
ガイオ・テクノロジー株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:
馬場民準、以下ガイオ)は、第三者認証機関であるドイツのテュフズード
(日本法人 所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:アンドレアス・シュ
タンゲ)より、自動車向け機能安全規格 ISO 26262のツール認証を、日本を
含めたアジア地域で初めて取得しました。
本ツール認証により、ガイオの単体テストツール「カバレッジマスターwinAMS/
ゼネラル」、プログラム解析ツール「CasePlayer2」が、静的解析およびユニッ
トテストフェーズにおいて、全ての安全度水準に対応したツールであること
がテュフズードにより認められました。
ISO 26262は、開発に用いるソフトウェアツール毎に設定するTCL (Tool
Confidence Level)に応じた開発ツール認定レポートの作成をユーザ様に要求
しますが、本ツール認証は、最も煩雑なツール認定作業が必要となるTCL3に
設定した場合にも適用されます。従って、弊社ツールを導入されるユーザ様
は、TCLによらずツール認定に関わる作業を省略することが可能です。
<エンドースメント>
今回の認証に対して、テュフズードジャパン株式会社 部長 伊東様より、
次のエンドースメントを頂いております。
『今回ガイオ様がアジア地域において、初めてテュフズードより、ISO
26262に対応するツール認証を取得されましたことを大変嬉しく思います。当
社が第三者認証機関として実施したISO 26262 Part8に準じたソフトウェアツー
ル認定の3つの重要なメソッド(開発プロセス、使用実績による信頼性増加、
ツールのバリデーション)の独立した監査の結果、認証を取得されたツール
がISO26262の製品認証を必要とするソフトウェア開発へ適応可能なものであ
ることを確認しました。ガイオ様におかれましては、エンドユーザ様のソフ
トウェア開発に貢献するツールを、継続して開発されていくことを期待して
おります。』
また、テュフズードオートモーティブGmbHにおいて機能安全認証の責任者を
されているAndreas Barwald様からも、次のエンドースメント頂いております。
『今回、ガイオ様におかれましては、価値あるISO26262のツール認証を、日
本のツールベンダ様として初めて取得されましたことをお喜び申し上げます。
今回は、ガイオ様のツール認証の対応を、私のドイツ本社の同僚とテュフズー
ドジャパンのメンバとの共同作業で行うことにより、スムーズに認証作業を
進めることができました。一連のアセスメントからは、ガイオ様のツール開
発プロセスが、標準的なソフトウェア開発プロセスに準じており、しっかり
とした品質マネジメントシステムに基づいたものであることを確認しました。
本ツール認証取得を機に、ガイオ様の日本、並びにワールドワイドでのビジ
ネス展開が益々発展されることを祈念しております。』
<認証取得対象製品>
■カバレッジマスターwinAMS : 単体テストツール
「カバレッジマスター winAMS」は、クロスコンパイラで生成した「実装マイ
コンコード」を評価対象として、マイコンシミュレータ(ISS)で単体テスト
(ユニットテスト)実行を行う仕組みを持つテストツールです。Cソースの論
理レベルでの単体テストに留まらず、組込み特有のマイコンへの実装に依存
した問題点を含めた、信頼性の高いホワイトボックステスト、単体テストが
行えます。
http://www.gaio.co.jp/product/dev_tools/pdt07_winams.html
■CasePlayer2 : プログラム解析ツール
CasePlayer2 は、ANSI準拠C言語、C++、組み込み向けC言語(非ANSI)、アセ
ンブラのソースコードを解析して、フローチャートなどのプログラム仕様書
を作成するツールです。「仕様書ブラウザ」を搭載し、ソースコードと各仕
様書間の連携を自由に取ることができます。過去のソースコードのロジック
解析や、新たに開発したプログラムソースの仕様書作成作業を強力に支援し
ます。ソースコードの静的解析機能として、「外部変数」の参照/代入の一覧
作成機能や、C言語コーディング規約「MISRA-C」のルールチェック機能を搭
載しています。
http://www.gaio.co.jp/product/dev_tools/pdt_caseplayer2.html
<添付資料>
■TUV SUD 認定書のコピー(スキャンイメージ)
カバレッジマスターwinAMS 認証書(PDF)
http://www.gaio.co.jp/news/pr/images/201206_001/CoveragMaster_Certification.pdf
CasePlayer2 認証書(PDF)
http://www.gaio.co.jp/news/pr/images/201206_001/CasePlayer2_Certification.pdf
■認証取得対象製品の画面コピー
カバレッジマスターwinAMS 画面イメージ(ZIP)
http://www.gaio.co.jp/news/pr/images/201206_001/CoverageMaster_gfx.zip
CasePlayer2 画面イメージ(ZIP)
http://www.gaio.co.jp/news/pr/images/201206_001/CasePlayer_gfx.zip
<ガイオ・テクノロジー株式会社について>
ガイオ・テクノロジーは、1980年の設立以来、独立系組込み開発ツールベン
ダーとして、クロスコンパイラ、マイコンシミュレータを始めとした各種組
込み開発ツールを自社開発し提供しています。ガイオのシンボル製品である
「No.1システムシミュレータ」は、20年来のクロスコンパイラ技術で培った
ガイオ固有の技術を応用した、組み込みソフト検証環境です。この様なガイ
オの革新的なシミュレータ製品は、多くの組込みソフト開発者が抱える、ソ
フト品質向上への課題に対する解決策となっています。また、ガイオはツー
ルの提供に留まらず、お客様の開発業務の受託サービスも行っています。マ
イコン実装、DSP技術などの得意な分野を活かした、カスタムHW/SWの開発サー
ビスを提供しています。
ガイオ・テクノロジーについて:
http://www.gaio.co.jp/company/profile.html
企業情報
企業名 | ガイオ・テクノロジー株式会社 |
---|---|
代表者名 | 馬場民準 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
コラム
ガイオ・テクノロジー株式会社の
関連プレスリリース
-
要求仕様単体テストデータ設計、テスト自動化の CLI 機能をサポートしたカバレッジマスターV3.7 が機能安全ツール認証を再取得
2015年1月7日 16時
-
ガイオ・テクノロジー ドイツ、ニュルンベルグにて開催の「Embedded World 2012」に出展
2011年11月21日 17時
-
ガイオ・テクノロジー モデル中核開発事業「Model Centered Development」を発足
2011年4月25日 12時
-
ガイオ・テクノロジー 他社ツールとグローバルに連携する「Global tool Interlink Solution」を発表
2010年11月30日 13時
ガイオ・テクノロジー株式会社の
関連プレスリリースをもっと見る