「さわってみようIBMコラボレーション製品」イベントへ潜入!最新「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」体験レポート
Notesに関する技術研究やセミナーなどを多数開催している、Notesユーザの為の団体「ノーツコンソーシアム」が最新バージョンのレポートをお届け
■最新のテクノロジーを駆使した「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」日本語版がついに登場
4月23日より「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」日本語版の販売が開始された。
グループウェアとして長い歴史を持つ「Lotus Notes/Domino」の最新バージョンで、企業ソーシャルとの連携を強化し、現代的なワークスタイルを実現するための機能が誰でも簡単に利用できるよう進化している点が特徴である。
既に昨年より、製品名から長く親しんだ「Lotus」が消えるということで話題になっていた。「Lotus」と言えば、グループウェアとして長い歴史を持つブランドだけに、最新バージョンとは言うものの、どこか古臭いソフトウェアというイメージを持っている人も少なくないだろう。
実際、最新バージョンではそのようなイメージが払しょくされるほど刷新されたのだろうか?
その疑問に応えるべく、Notesに関する技術研究やセミナーなどを多数開催している、Notesユーザの為の団体「ノーツコンソーシアム」が最新バージョンのレポートをお届けする。
まず今回は、IBMが定期的に開催している「さわってみようIBMコラボレーション製品」というイベントへ潜入した。
■IBMの最新ソフトウェアを体験~さわってみようIBMコラボレーション製品イベントへ潜入~
ソフトウェアに限らず、実際に目で見て触れてみなければ、何かを評価することは難しい。実体験に勝るものはない、ということでIBMが主催する体験イベント「さわってみようIBMコラボレーション製品」へ参加した。IBMが定期的に開催をしている体験型イベントで、最新のコラボレーションに関するソフトウェアを参加者が自由に使える環境を用意したイベントである。
このイベントは、既存のセミナーのように、講師がソフトの機能を一方的に説明するものではない。参加者が希望するソフトウェアを体験し、疑問や質問などが生じた場合は、会場に待機をしているIBMの技術担当者に直接質問をすることができるイベントだ。
イベント申込時に、自分が体験したいソフトウェアを申請することが可能だが、基本的にはIBMの最新ソフトウェアすべてが体験できる環境が用意されている。何をやっていいかわからない場合は、ソフトウェアごとに体験シナリオが用意されているので、そのシナリオに従い自習形式で体験することもできる。グループウェアは、企業の数だけ求められる使い方があると言っても過言ではなく、こうした形式のセミナーは画一的なセミナーよりも効率的だ。
今回体験したのは、最新バージョンの「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」。10年近く前のLotusが頭に焼き付いている筆者には、クールなインターフェース、直観的な操作性に驚きを隠せなかった。さらに衝撃を受けたのは、社内ソーシャル・ソフトウェア・プラットフォーム「IBM Connections」の可能性である。
約2時間のセミナーで一通りの機能と操作を体験すると、日常業務で使えるシーンが次々と浮かんできたのには、自分でも驚いた。
■参加者に合ったレベルで体験可能なイベントへ進化
イベントに参加後、主催者である日本IBMの別当氏と杉山氏の2名にお話を伺った。
― このイベントの歴史を教えていただけますか?
別当氏:実は今回99回目で、もうすぐ100回を迎えます。最初はセミナーという形式で製品を紹介させていただき、皆さんに講師と一緒に操作してもらっていましたが、現在は環境とハンズオンの資料だけを用意して、全ての製品を好きなように触っていただく自由な形態をとっています。
杉山氏:いらっしゃるお客様の技術や知識レベルにも違いがあります。ただ、私たちがレベルを設定し、最初に説明してしまうと「合う」「合わない」がどうしても出てしまいます。そこを開放して、お客様に合ったレベルで体験していただき、質問事項などは我々がサポートしてその場で解決に結びつけたいと考えています。
資料が全くないと何から始めて良いかわからないので、体験を希望される製品に合わせてシナリオを用意しています。そこから、お客様ご自身で操作を進めていただくことができます。
別当氏:参加されるお客様も「専門職だけ」ということは決してなく、新入社員の使い方研修でいらっしゃったケースや、中途で入った会社がLotus Notesだったという一般職の方など、IBMソフトウェアの基本的な使い方を学ぶために参加されるというケースも多いです。
― なるほど、確かにこのイベントの懐の深さは「社員研修」にもピッタリな気がしますね。
■直接、その場で問題を解決へ
― 今回初めてイベントに参加しましたが、皆さん積極的に質問をされていましたね。どのような質問が多いですか?
別当氏:お客様からの質問の傾向は、その時々で異なります。もともと製品をお使いで新しいバージョンを知りたいというお客様、全く使ったことがなく今度導入しようというお客様もいらっしゃいます。全体の傾向を掴むことは難しいですが、その一方で幅広いお客様のニーズに対応可能なイベントになっているという実感はあります。
杉山氏:管理者視点の質問も多く、「これを表示させるには?」「させないには?」など、ユーザに使わせる立場で機能の検証や設定を確認されているお客様もいらっしゃいます。我々は普段、お客様とざっくばらんにお話できる場が少なく、メールだと意外と時間もかかるのですが、このイベントでは会話のキャッチボールを通して、その場でお客様の問題解決に結びつけることができます。これがこのイベントの位置づけではないかと思います。
別当氏:直接お話しできる小規模なイベントは、ダイレクトにお話ができていいですね。
■「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」は、従来のLotusイメージを払拭する
― 先日リリースされたばかりの最新バージョンに関する問い合わせが増えているのではないでしょうか?
別当氏:そうですね。現在このイベントでは標準での「9.0」対応がまだ出来ていませんが(日本語版の出荷直後だったため)、今回の様に事前リクエストをいただければ体験できる環境をご用意しています。
また、5月30日(木)に品川で開催する「IBM Connect Japan 2013」では、最新バージョンを体験いただける環境をご用意しています。昨年から問合せが多かったのですが、これからは「9.0」の体験リクエストが増えると思います。
― なるほど。今までの「Lotus Notes/Domino」は、「レガシー」「古い」というネガティブイメージを持たれているケースも少なくありませんが、「9.0」はそのイメージを払しょくするものだと感じました。
別当氏:今キーワードとなっている「ソーシャル」や「モバイル」は、「9.0」の得意分野で、適応しているバージョンだと思っています。機能面でもそうですが、見た目も刷新されたので、「レガシー」や「古い」という印象は吹き飛んでしまうくらいの進化は遂げていると思います。Lotusカラーと呼ばれていた黄色から、IBMのテーマカラーである青と黒のスタイリッシュな見た目になっているので、そこは注目していただきたいですね!
杉山氏:これまでの「Lotus Notes/Domino」は、企業ではメールしか使われていなかったケースもあったと思いますが、プライベート時におけるSNSの利用が一般的になったことからもわかるように、知りたい情報はソーシャルの世界に溢れていると考えられます。それを普段の業務でも取り入れていただいて、本当に重要な情報はどこにあるのか、実はメールボックスの外にもあるんだよ、というところを実感していただきたいですね。
今回イベントとインタビューを通して感じたことは、IBMが本気でソーシャル・ビジネスで勝負をしているということだ。
まだ「Lotusは古い」なんて言っているあなた、本当に古いのはあなたの情報かもしれない。ぜひ一度「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」を体験していただくことをお薦めする。
ノーツコンソーシアムでは、今後も「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」についてレポートをお伝えする。
<関連リンク>
Lotus国内最大イベント5/30東京開催【IBM Connect Japan 2013】
http://ibm.co/ICJ13o44
さわってみよう IBMコラボレーション製品
http://www-06.ibm.com/software/jp/lotus/events/TouchLotus/
IBMエンタープライズ・ソーシャルウェア
http://bit.ly/10iU0WP
IBM Collaboration Software
http://ibm.co/14BqBqR
4月23日より「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」日本語版の販売が開始された。
グループウェアとして長い歴史を持つ「Lotus Notes/Domino」の最新バージョンで、企業ソーシャルとの連携を強化し、現代的なワークスタイルを実現するための機能が誰でも簡単に利用できるよう進化している点が特徴である。
既に昨年より、製品名から長く親しんだ「Lotus」が消えるということで話題になっていた。「Lotus」と言えば、グループウェアとして長い歴史を持つブランドだけに、最新バージョンとは言うものの、どこか古臭いソフトウェアというイメージを持っている人も少なくないだろう。
実際、最新バージョンではそのようなイメージが払しょくされるほど刷新されたのだろうか?
その疑問に応えるべく、Notesに関する技術研究やセミナーなどを多数開催している、Notesユーザの為の団体「ノーツコンソーシアム」が最新バージョンのレポートをお届けする。
まず今回は、IBMが定期的に開催している「さわってみようIBMコラボレーション製品」というイベントへ潜入した。
■IBMの最新ソフトウェアを体験~さわってみようIBMコラボレーション製品イベントへ潜入~
ソフトウェアに限らず、実際に目で見て触れてみなければ、何かを評価することは難しい。実体験に勝るものはない、ということでIBMが主催する体験イベント「さわってみようIBMコラボレーション製品」へ参加した。IBMが定期的に開催をしている体験型イベントで、最新のコラボレーションに関するソフトウェアを参加者が自由に使える環境を用意したイベントである。
このイベントは、既存のセミナーのように、講師がソフトの機能を一方的に説明するものではない。参加者が希望するソフトウェアを体験し、疑問や質問などが生じた場合は、会場に待機をしているIBMの技術担当者に直接質問をすることができるイベントだ。
イベント申込時に、自分が体験したいソフトウェアを申請することが可能だが、基本的にはIBMの最新ソフトウェアすべてが体験できる環境が用意されている。何をやっていいかわからない場合は、ソフトウェアごとに体験シナリオが用意されているので、そのシナリオに従い自習形式で体験することもできる。グループウェアは、企業の数だけ求められる使い方があると言っても過言ではなく、こうした形式のセミナーは画一的なセミナーよりも効率的だ。
今回体験したのは、最新バージョンの「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」。10年近く前のLotusが頭に焼き付いている筆者には、クールなインターフェース、直観的な操作性に驚きを隠せなかった。さらに衝撃を受けたのは、社内ソーシャル・ソフトウェア・プラットフォーム「IBM Connections」の可能性である。
約2時間のセミナーで一通りの機能と操作を体験すると、日常業務で使えるシーンが次々と浮かんできたのには、自分でも驚いた。
■参加者に合ったレベルで体験可能なイベントへ進化
イベントに参加後、主催者である日本IBMの別当氏と杉山氏の2名にお話を伺った。
― このイベントの歴史を教えていただけますか?
別当氏:実は今回99回目で、もうすぐ100回を迎えます。最初はセミナーという形式で製品を紹介させていただき、皆さんに講師と一緒に操作してもらっていましたが、現在は環境とハンズオンの資料だけを用意して、全ての製品を好きなように触っていただく自由な形態をとっています。
杉山氏:いらっしゃるお客様の技術や知識レベルにも違いがあります。ただ、私たちがレベルを設定し、最初に説明してしまうと「合う」「合わない」がどうしても出てしまいます。そこを開放して、お客様に合ったレベルで体験していただき、質問事項などは我々がサポートしてその場で解決に結びつけたいと考えています。
資料が全くないと何から始めて良いかわからないので、体験を希望される製品に合わせてシナリオを用意しています。そこから、お客様ご自身で操作を進めていただくことができます。
別当氏:参加されるお客様も「専門職だけ」ということは決してなく、新入社員の使い方研修でいらっしゃったケースや、中途で入った会社がLotus Notesだったという一般職の方など、IBMソフトウェアの基本的な使い方を学ぶために参加されるというケースも多いです。
― なるほど、確かにこのイベントの懐の深さは「社員研修」にもピッタリな気がしますね。
■直接、その場で問題を解決へ
― 今回初めてイベントに参加しましたが、皆さん積極的に質問をされていましたね。どのような質問が多いですか?
別当氏:お客様からの質問の傾向は、その時々で異なります。もともと製品をお使いで新しいバージョンを知りたいというお客様、全く使ったことがなく今度導入しようというお客様もいらっしゃいます。全体の傾向を掴むことは難しいですが、その一方で幅広いお客様のニーズに対応可能なイベントになっているという実感はあります。
杉山氏:管理者視点の質問も多く、「これを表示させるには?」「させないには?」など、ユーザに使わせる立場で機能の検証や設定を確認されているお客様もいらっしゃいます。我々は普段、お客様とざっくばらんにお話できる場が少なく、メールだと意外と時間もかかるのですが、このイベントでは会話のキャッチボールを通して、その場でお客様の問題解決に結びつけることができます。これがこのイベントの位置づけではないかと思います。
別当氏:直接お話しできる小規模なイベントは、ダイレクトにお話ができていいですね。
■「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」は、従来のLotusイメージを払拭する
― 先日リリースされたばかりの最新バージョンに関する問い合わせが増えているのではないでしょうか?
別当氏:そうですね。現在このイベントでは標準での「9.0」対応がまだ出来ていませんが(日本語版の出荷直後だったため)、今回の様に事前リクエストをいただければ体験できる環境をご用意しています。
また、5月30日(木)に品川で開催する「IBM Connect Japan 2013」では、最新バージョンを体験いただける環境をご用意しています。昨年から問合せが多かったのですが、これからは「9.0」の体験リクエストが増えると思います。
― なるほど。今までの「Lotus Notes/Domino」は、「レガシー」「古い」というネガティブイメージを持たれているケースも少なくありませんが、「9.0」はそのイメージを払しょくするものだと感じました。
別当氏:今キーワードとなっている「ソーシャル」や「モバイル」は、「9.0」の得意分野で、適応しているバージョンだと思っています。機能面でもそうですが、見た目も刷新されたので、「レガシー」や「古い」という印象は吹き飛んでしまうくらいの進化は遂げていると思います。Lotusカラーと呼ばれていた黄色から、IBMのテーマカラーである青と黒のスタイリッシュな見た目になっているので、そこは注目していただきたいですね!
杉山氏:これまでの「Lotus Notes/Domino」は、企業ではメールしか使われていなかったケースもあったと思いますが、プライベート時におけるSNSの利用が一般的になったことからもわかるように、知りたい情報はソーシャルの世界に溢れていると考えられます。それを普段の業務でも取り入れていただいて、本当に重要な情報はどこにあるのか、実はメールボックスの外にもあるんだよ、というところを実感していただきたいですね。
今回イベントとインタビューを通して感じたことは、IBMが本気でソーシャル・ビジネスで勝負をしているということだ。
まだ「Lotusは古い」なんて言っているあなた、本当に古いのはあなたの情報かもしれない。ぜひ一度「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」を体験していただくことをお薦めする。
ノーツコンソーシアムでは、今後も「IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition」についてレポートをお伝えする。
<関連リンク>
Lotus国内最大イベント5/30東京開催【IBM Connect Japan 2013】
http://ibm.co/ICJ13o44
さわってみよう IBMコラボレーション製品
http://www-06.ibm.com/software/jp/lotus/events/TouchLotus/
IBMエンタープライズ・ソーシャルウェア
http://bit.ly/10iU0WP
IBM Collaboration Software
http://ibm.co/14BqBqR
企業情報
企業名 | 日本アイ・ビー・エム株式会社 |
---|---|
代表者名 | ---- |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
コラム
日本アイ・ビー・エム株式会社の
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