「グローバル人材の育成」を促進するバイリンガルの学習法を実践

株式会社キャタル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:三石郷史)が経営する英語塾キャタルでは、第二次安倍内閣の成長戦略の1つ「グローバル人材の育成」のなかで提唱された「大学入試のTOEFL等の活用」、「小学校の英語学習の抜本的改革」に先立って、バイリンガルの学習法を実践しています。

報道関係者各位

プレスリリース
株式会社キャタル
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「グローバル人材の育成」を促進するバイリンガルの学習法を実践
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 株式会社キャタル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:三石郷史)が経営する英語塾キャタルでは、第二次安倍内閣の成長戦略の1つ「グローバル人材の育成」のなかで提唱された「大学入試のTOEFL等の活用」、「小学校の英語学習の抜本的改革」に先立って、バイリンガルの学習法を実践しています。英語を堪能に使いこなす日本人のバイリンガルが英語を学習し、身につけてきた方法をレッスンで提供しています。
                               
<韓国に見る低学年化と時間増の効果>
 今回の提言で注目されたものに、英語実施学年の早期化と時間増があります。この英語学習の早期化にいち早く取り組んでいるのがお隣の韓国です。韓国では1997年から今回の日本の提言と同じ3年生から英語を教えるようになっていますが、これには一定以上の成果が出ました。例えばGTECと呼ばれる絶対評価型のテストを使った調査では、小学校英語教育以前の生徒の平均点が408.6点(2003年の高校1年生対象)に対して、小学校教育以降の生徒は448.6点(2004年の高校1年生を対象)と40ポイントも高くなっています。技能的にはReadingやWritingよりもListeningの伸びが最も高くなっており、単純に小学校低学年から英語を始めるだけでも、聴覚の発達に寄与することが分かっています。

(参照1)文部科学省「韓国における小学校英語教育の現状と課題」(P24)
     〜東アジア高校英語教育GTEC調査〜(http://goo.gl/s284go

 今では韓国のTOEFLの受験者平均点が81点でアジア9位となり、日本の70点のアジア27位とは大きく水を開ける結果になっています。小学校低学年から英語を始めるだけでTOEFLのスコアが伸びるとは考えられませんが、そこから機運が上がり国民の英語力を上げる結果となったことは間違いありません。以前はコングリッシュと揶揄され、日本人と同じように英語力の低い国民として有名だった韓国は、約15年前の小学校低学年への英語の授業の導入が功を奏したかたちになっています。

(参照2)文部科学省「国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的施策」参考資料(P8)
     〜TOEFL(iBT)の国別ランキング〜(http://goo.gl/CKaSEZ

<教科化で英語が中学受験の科目になるか>                             
 さてでは日本は今後どのように英語を取り巻く環境が変わるかを考えましょう。2011年から公立小学校でも5年生からの英語の授業が必修とされていましたが、これは教科ではなく「外国語活動」という成績のつかない授業でした。これが今回の提言通りに教科になると、今まではなかった成績も当然つくようになります。中学受験の科目も現在は国・算・理の三科目かそれに社を加えた四科目ですが、英語が小学校の教科として定着すると早晩英語も受験科目に加わると考えられます。現在は5年生になると中学受験を理由に英語学習をストップされる小学生は多いですが、そうなると彼らも英語を学習し続けるようになります。中高大と英語が受験の中心的科目になり現在の英語熱はさらに加熱し、間違いなく英語が小学生の最重要課題になるでしょう。

<英語が学歴を決める時代 − 鍵はTOEFL>                              
 英語が現在でも受験の中で高い比率を占めています。例えば、慶應義塾大学の入試試験では英語が占める配点上の割合が、経済では47.6%、総合政策・環境情報では50%と他の教科と比べると抜きんでています。また、センター試験を採用しているICUでは、TOEFL71点以上、英検準1級以上、TOEIC780点以上の場合は、センター試験の英語科目を満点として換算するとしています。現状でもすでに英語の割合が高いのですが、今後は英語の割合は相対的に高くなるでしょう。
 今回の提言の中で注目すべきは英語の授業の導入時期の早期化に加え、TOEFLを生徒の学力の指標として導入しようとしていることです。読む・聞く・話す・書くをバランスよく測ることができ、海外留学の際に必要となるグローバル・スタンダードとなる試験ですから、世界で戦えるグローバル人材を育てていこうと考えた場合、正しい方向性だと思います。ただ、ICUがセンター試験満点とTOEFL71点を同等と考えていることからも分かるように、難易度が高いだけに今までよりも受験で必要とされる英語力は上がり、学校で提供されているような学習法では途方もなく時間がかかるか、そのレベルまで到達できないかということになります。だからこそ、高校では英語を英語で教えるとか、英語専任の教師を置くという質的な議論もなされているわけです。

<どう学べばいいか?>                                        
 目標が変われば、方法も変わります。今までの学校教育での標準的なゴールはセンター試験でした。それがキャンパスの国際化が進めば当然、TOEFLのような世界基準のテストで結果を出す方法で学ばなければいけません。TOEFLの場合、アメリカ有名大学に入学が許可されるスコアの目安が100点です。それをゴールとした場合、果たして小中高生はどのように英語を学ぶべきでしょうか。
 TOEFL iBTの特徴は、リーディングとリスニングでの超高速情報処理能力と、スピーキングとライティングでの大量アウトプット力です。この二つの能力が現在の世界基準で必要とされている英語力なわけですが、今まで私たちが学んできた文法力や翻訳力を重視したカリキュラムでは、こういった力はつきません。日本語を介さないと英語を理解することも使うこともできないので、翻訳の分だけ時間のロスが生まれて、高速で情報処理をしたり、分量のあるエッセイを短時間で書いたりすることができないからです。

<バイリンガルの学習法にヒントあり>
 では、どのように学べば、TOEFL100点を目指せるのでしょう。ここでヒントになるのは、実際にTOEFL100点を取っている日本人の学習法です。その多くが帰国子女と呼ばれる海外で教育を受けた人たちです。キャタルでは日本人の英語力向上の鍵は帰国子女の学習法にあると考え、この10年間で3000人以上の帰国子女たちにインタビューしてきました。帰国子女であれば英語力は高く、誰でも簡単にTOEFL100点くらい取れるだろうと考えてしまいがちですが、実は高い英語力を有する帰国子女は一握りの努力をして英語学習をし続けた人たちでした。私たちは帰国子女の中でも、英語力の高い人たちのことを「バイリンガル」と呼んでいます。そして、そのバイリンガルに共通しているのは、海外滞在期間が長いことではなく、小さい頃からの読書の習慣でした。     
 英語圏にいるとはいえ、ネイティブに比べれば英語に触れる機会が少なく、それを補うのが現地でも英語の本だったのです。また、小学校低学年など小さいうちに日本に戻ってき場合でも、その後の英語力保持と向上に成功した人たちは読書の習慣を持っている人たちです。なかには、小学校低学年で帰国し、その後はお母様と二人三脚で読書を続け、高校卒業後イェール大学に入学した人もいました。また、当塾で英検1級を取得した海外経験のない小学校5年生は、1年で自分の背よりも高くなるくらいの英語の本を習慣的に読んでいます。
 読書量が多い人が国語の成績が良かったのと同じように、英語でも読書が語学力の基礎を作ります。こうして読書を学習の中心に置くと、英語を英語のまま理解することができるようになり、たくさんの言い回しを覚えることでアウトプット力の基礎を作ることもできます。読書を通じてたくさんの文に触れ、その中で音読などを取り入れ、リスニング力やスピーキング力を磨くというのが、バイリンガルたちが自然と取り組んでいた学習法です。

 今後さらに英語教育における日本型トップダウンの改革が加速していきます。そのため、今子ども達がいかに英語を学ぶべきか。その方向性の見極めは難しく、だからこそ正しい知識とビジョンを持って、導いていかなければいけない転換点に私たちは立たされています。

企業情報

企業名 株式会社キャタル
代表者名 三石 郷史
業種 教育

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