「防災教育実践」公開のお知らせ

「防災教育実践」公開のお知らせ

～小中学校で実践された防災教育50選～
　防災教育は地震や台風といった自然災害が多発する日本において東日本大震災以前からその重要性が叫ばれていました。そして、東日本大震災以降人々の間で防災教育の重要性が改めて認識されました。学校教員向けの教育実践や教材を無料で共有するWEBサービス 「EDUPEDIA」(http://edupedia.jp/)は、防災教育に携わる先生に対して、少しでも力になりたいという思いから本特集を公開します。
URL: http://edupedia.jp/keywords/show/1329

　東日本大震災が発生して4年目になります。マスメディアでは震災の記憶の風化が叫ばれています。それを防ぐために震災に関するドキュメンタリーや番組が多く放送されています。しかし、その中で、東日本大震災で被災した子どもたちの心のケアや東日本大震災で得られた教訓をどのように生かしていくかといった課題が依然としてあります。また国際機関である気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2013年に報告書を発表しました。報告書の中で地球温暖化が現在より進むにつれ台風や竜巻といった自然災害が増加し、自然災害による被害が悪化すると述べられています。フィリピンにおける台風30号の凄惨な被害状況、日本で頻発した竜巻による被害など世界各地で気候変動による被害が報告されています。気候変動による自然災害や地震による被害は防災教育を行っているか否かにより変わっていきます。実際に震災前から防災教育を充実させた釜石市では小中学生の被災者が0でした。このことは防災教育が必要不可欠であるということの表れと言えましょう。
防災教育によって地震や気候変動による自然災害の被害を最小限に抑えていきたい。被災地出身のEDUPEDIAメンバーの強い思いから今回の特集が実現しました。

<掲載している教育実践の例>
1.自然災害の防止
http://edupedia.jp/entries/show/578
(以下抜粋)
この記事について
文部科学大臣優秀教員として表彰された東久留米市立第二小学校の濱口景子先生に授業の指導案を提供していただきました。濱口先生は東京都小学校社会科研究会（ http://www.geocities.jp/toshaken05/）に所属しています。
この実践では自然災害から身を守るための術を身につけることを目標に、様々な映像や地図などをホームページを利用して調べます。また国・都・市・地域・企業・自分といった様々な立場で行うことができる対策を調べます。
これ以降目標、展開などが掲載されています。

2.被災した生徒のストレス対応
http://edupedia.jp/entries/show/937
（以下抜粋）
はじめに
本記事は、東日本大震災発生時に、岩手県内の中学校に勤務していた佐藤謙二先生により執筆されました。 また、本記事の内容は、朝日新聞社「朝日Teachers’メール 資料」（http://nie.asahi.com/ ）にも掲載されています。 PDF資料はこちら。 （ http://p.tl/0VMv- , http://p.tl/0La2- , http://p.tl/VWzU- , http://p.tl/-1yt- ）
これ以降対応時期、方針、内容が記載されています。

その他にも、
・釜石市津波防災教育
・震災後の心を支えるエクササイズ
など様々な実践が掲載されています。
特集ページはこちら↓
URL　 http://edupedia.jp/keywords/show/1329

EDUPEDIAは他にも、学級運営に関するコツや戦略を集めた「学級開き特集」いじめに対応する「いじめ対応実践集」を掲載しています。
EDUPEDIAはこれからも、主要教科はもちろん、IT教育・英語教育などニーズの高い分野も含めて教育実践の数を増やしていきます。