防災公園、競技場など『負荷の掛かる芝生地』増大に合わせて事業拡大、豪雨対策にも/芝生の再生力を高める『締め固まらない』耐圧土壌で2017年度に7万m2の受注へ
都市緑化を手掛ける東邦レオ株式会社(大阪市)は校庭・園庭芝生化で培った、芝生の再生力を高める自社開発の締め固まらない耐圧基盤土壌『グラスミックス』と自動灌水技術、維持管理ノウハウを活かし、芝生への負荷が掛かりやすい防災公園、臨時駐車場、ゴルフ場、競技場などへ事業を拡大、2017年度において今期2.2倍となる70,000平方メートルの受注を目指します。
緑のぬくもりを直接感じられる『憩いの空間』として都市に潤いを提供する芝生広場。子供の情操・環境教育の実践と、都市のヒートアイランド現象の改善に貢献することから2006年、東京都では全公立小中学校の校庭芝生化を目指すことを発表。幼稚園や認可保育所に対しても導入整備費や維持管理費の補助を行う芝生化モデル事業を推進しています。
東邦レオでは踏圧に耐えながら隙間に空気・水・根が入るスペースを確保し、芝生の再生力を 高める『締め固まらない』独自の芝生用耐圧基盤土壌「グラスミックス」を2007年に開発、芝生化時の課題であった土壌の締め固まり、排水不良、病害などに対処できるようになりました。東京都を中心にこれまで120箇所以上(約10万m2)の学校、幼稚園、保育園などに採用されています。
一方、都市部における芝生の利用方法は多様化しています。
広場への緊急車両の進入を想定した『防災公園』の設置が増加(内閣府資料によると2012年度は1834箇所で前年度に比べ2割増)していると共に、平時は芝生広場として活用し週末・イベント時のみ駐車を行う『臨時駐車場』など、従来以上に芝生に負荷が掛かる現場が発生しており、芝生の耐圧対策に取り組む私どもには問い合わせが増えています。また古くなった『競技場』の芝生改修や東京オリンピックにおける合宿地としての芝生整備など、新たな市場も誕生しています。
現場ニーズに対応した耐圧基盤土壌の開発に加え、早期利用が可能な高品質スポーツターフ、簡単操作で管理が可能なスプリンクラー灌水システムなど、設計から施工、維持管理までトータルに対応するノウハウも整ってきました。
これらの要素を踏まえ東邦レオでは、芝生事業を拡大、防災公園・臨時駐車場・商業施設・競技場など、都市部の様々な芝生づくりを支援する体制を整え、2017年度に今期予測2.2倍となる70,000平方メートルの受注を目指します。
芝生の生育を決定づけるのは『土壌』です。東邦レオでは人や緊急車両による踏圧にも強く再生力の高い芝生空間を生み出すため、従来芝生基盤として利用されてきた『砂』では無い新発想の耐圧基盤土壌を開発しました。
さらに競技場で利用される高品質のスポーツターフと芝生専用の灌水設備、オリジナルの管理資材と管理ノウハウを組み合わせることで『早く・長く』利用できる芝生空間を都市に提供しています。
芝生地を取り巻く環境、役割は大きく変化しています。人工芝が主体の競技場においても競技者の負荷軽減とパフォーマンス向上を目的に天然芝の導入を検討するケースも増えています。
また都市部を中心に発生しているゲリラ豪雨対策においても、芝生空間はグリーンインフラの一環として一時的な雨水貯留機能を担うなど景観・活用、そして防災の要素がさらに高まっていくと思われます。弊社では今後も芝生の健全な生長をサポートする技術開発に努めていきたい所存です。
<専用ホームページ>
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企業情報
企業名 | 東邦レオ株式会社 |
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代表者名 | 橘 俊夫 |
業種 | 未選択 |
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