あなたはまだ本当のいけばなの全貌を知らない─いけばな龍生派130周年記念展「RYUSEI IKEBANA JAPAN」開催
1886年に創流し、本年で創流130年となるいけばなの流派、龍生派。その、独自の表現方法「植物の貌」に基づいた展覧会を、渋谷の文化発信の拠点、渋谷ヒカリエにて開催します。「リアルとバーチャルの融合」をテーマに掲げ、いけばなと、プロジェクション・マッピングやインタラクティブ・アートとが融合した展示もお楽しみいただけます。前後期計約七百名以上による作品が出展予定です。
1886年に創流し、本年で創流130年となるいけばなの流派、龍生派。その、独自の表現方法「植物の貌」に基づいた展覧会を、渋谷の文化発信の拠点、渋谷ヒカリエにて開催します。
「リアルとバーチャルの融合」をテーマに掲げ、いけばなと、プロジェクション・マッピングやインタラクティブ・アートとが融合した展示もお楽しみいただけます。
前後期計約七百名以上による作品が出展予定です。
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龍生派130周年記念展
RYUSEI IKEBANA JAPAN
会期 2016年4月29日(金祝)-5月2日(月)
前期:4月29日(金祝)~29日(土)
後期:5月11日(日)~2日(月)
開場時間 午前10時~午後7時
(4月29日(土)は午後6時終了/ご入場は終了の30分前まで)
会場 渋谷ヒカリエ 9階 ヒカリエホール
東京都渋谷区渋谷2丁目21-1
主催 吉村華洲+龍生派本部
協力 ミツイワ(株)/DHE(株)/(株)SUGOI/愛知工業大学 水野慎士研究室/Lips 大久保裕通
特別協力 渋谷ヒカリエ
入場料 一般 税込2,000円 前売り1,600円 高校生以下無料
(障がい者手帳をご提示の方および付添者1名まで無料)
出品点数 家元作品をはじめ、全国からの作家七百名以上による作品を前・後期二期に分かれて展覧。
特設サイト:http://130.ryuseiha.net/
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渋谷から、日本へ。
そして日本から、世界へ。
今、2016年から2020年、そしてその先に向けて--
創流以来130年の歴史を踏まえつつ、
一人一人の現代の感性で表現する
龍生派のいけばな、龍生派のIKEBANA JAPAN。
日本の魅力を楽しもうと訪れた諸外国の方々。文化の発信地・渋谷に足を運ぶ老若男女。外国の方にはもちろん、日本の若い方にもいけばなについてリアルに感じて頂けるよう、プロジェクションマッピングや、インタラクティブアートに挑戦。いけばなのデモンストレーションや、陶芸家を招いてのトークショー、そしてその陶芸家の器を用いてのいけばなライブも。ジェラートやチーズ、ワインなどを楽しんでいただける空間もご用意しました。どうぞゆっくりとお楽しみください。
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渋谷からいけばなを、世界に。
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1980年代以降、若者文化の発信地として広く知られるようになった渋谷。そのもう一面には、駅から少し離れた松濤エリアや青山には複数の美術館の立つ、大人の似合う閑静な街が広がり、年代を問わず感性の高い人たちの集うエリアとなっています。そんな中、新しい文化の発信地として2012年に渋谷駅東口側に誕生したのが、ヒカリエ。その9階の、天井高約7メートルというゆったりしたホール二つを含めたフロア全体を使用して、ヒカリエでは初となるいけばなの展覧会を開催します。渋谷の街を一望にできるこの場所から、今日のいけばなを発信します。日本の伝統文化としての「いけばな」を、ただ長い歴史があるというだけではなく、古くから培われた私たちの自然や場に向き合う感性から生み出されるものとして、共感と驚きをもって広くご覧いただける機会です。
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リアルとバーチャルの融合
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いけばなと、プロジェクション・マッピングを活用したクリエイティブチームSUGOIとのコラボレーション。そして、愛知工業大学情報科学部 水野慎士研究室とのコラボレーションにより、観客が作品の周りで動くことにより、実際に制作されたいけばな作品の見え方が変化していくインタラクティブ=双方向性を取り入れた展示。また、展示空間全体の、“いまここ”を越えた場所への転換。
そこでは、リアルないけばなとバーチャルな映像、という組み合わせが行われているのではありません。植物というリアルな存在を手にしていけられていく作品は、作家一人ひとりの頭の中で結像した“バーチャル”なイメージの具体化でもあります。また、プロジェクターからその場に描き出される映像は、コンピュータ内のデータという姿から、実際にその場に投影されることで光と影によって実体を持った像として立ち現れるものとも言えるでしょう。
バーチャルなものの氾濫、リアルな実感の欠乏、などと言われる21世紀の現代。そんな中、あらためて、この展覧会を通して、植物と人との間から生み出される表現である「いけばな」を感じてみませんか。そこからは、リアル、バーチャルの一方だけではない、新たな“実感”が立ち上がってくるはずです。(インタラクティブ型の作品では、愛知工業大学情報科学部 水野慎士研究室とのコラボレーションによる体験型展示を実施)
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龍生派の130年
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明治19年(1886)、初代家元吉村華芸(かうん)が若冠27歳で新しい文化が集う東京において創流 しました。二代目家元華丘(かきゅう)は、立華、生花に加え挿花(そうか)、瓶花(へいか)様式を創案し、近代的な流派としてさらに基礎を固めました。
三代目家元華泉(かせん)は、戦後の復興にともなって自由な試みが歓迎され、前衛的な風潮がもてはやされる中、植物本来の生命を見つめ直し作品化する方法論「植物の貌(かお)」を提唱。「植物の貌」は今日の龍生派の活動の根幹となっています。そして、2015年より吉村華洲(かしゅう)が四代目家元として、龍生派いけばなの指導と普及の活動にあたっています。
龍生派は、2016年に創流130年を迎えています。
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過去を現代に引き継ぎ、未来に伝えていく古典華
時代に合わせあらゆる可能性を模索していく自由花
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龍生派には古典華と自由花(現代花)の二つのいけばながあります。その両方の表現ジャンルを持ち、それぞれで個性の表現を目指しているのが龍生派の特徴です。明治時代のはじめ、当初池坊で活動していた初代家元吉村華芸は、生の植物の一期一会を自ら表現できる生花こそが自分の求めるいけばなであると信じて、明治19年に自らの流派を創りました。古典華の一つの様式である立華が、当時のいけばな界の主流で、そこでは植物が野山で自生する姿の再現を重視する傾向にありました。それに対し、華芸は、人がその植物を捉えてどう型の中で活かすか、という点を重視し、流派を興したのです。以来龍生派は、立華、そして生花においても、手にしたひと花、ひと枝に向き合っていけていくという姿勢を根幹として伝承に取り組んでいます。
添付画像・資料
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企業情報
企業名 | 一般社団法人 龍生華道会 |
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代表者名 | 吉村 剛 |
業種 | その他サービス |