職人の目を、光の技術がデジタル化。世界初の特殊レーザー「光コム」を活用した非接触・三次元測定器を大手メーカーも導入

株式会社光コム（所在地：東京都千代田区、代表取締役社長：福沢博志）では、新しい非接触・高速の形状測定器をリリース。この秋、大手メーカーでの採用が決定するなど、自動車、航空・宇宙などで幅広い活用が見込まれています。

 

▼株式会社光コム：http://www.optocomb.com/

 

 

■熟練した職人の目と判断を「光コム」の技術が10ミクロンの精度で自動化

 

弊社では、さまざまな波長の光を櫛状に並べることで、対象物に接触することなく、高速・高精度でミクロン測定できる「光コム」の技術を応用し、自動車、航空・宇宙関連など、製造分野においてミクロン精度の高速検査を行う機器・システムを提供しています。

 

これまでの測定器は、測定ルーム内での利用が前提となっていましたが、弊社の機器により生産現場の目視業務を完全自動化し、検査結果の全データ化が可能となりました。

 

通常の測定器とは異なる光源（光コム）を利用しているため、大型・複雑な部品も10ミクロン単位での測定が行えます。また、外乱光の影響を受けないこと、カスタマイズが容易であることなどから、インライン測定（生産ラインに測定器を組み込む形式）、ニアライン測定（生産ラインのすぐ隣に測定器を単体で設置する形式）が可能となっています。

 

私たちの技術によって、製造業の次世代を担う「インダストリー4.0」のコンセプトである、生産ラインのデータ化を高速で実現できる道筋が開かれました。これらの点が評価され、自動車メーカーでの採用や、航空・宇宙分野への進出など、最先端の製造業のニーズに貢献する取り組みがスタートしています。

 

 

■時短・高精度の計測に加えて、デジタルデータによる記録が可能に

 

弊社は、東京工業大学発のベンチャーとして、2002年に立ち上がった光学機器・ソフトウェアメーカーです。主に「光コム」という特殊なレーザーの活用に取り組んでまいりました。

 

このたび新しく開発した形状測定器は、既存のレーザー測定器と比べて大幅な計測時間の短縮を実現。これまで、おおよそ一日かけて行っていた計測が、数分で完了します。また、精度の点においても、100ミクロン程度が限界の3Dスキャナーに対して、「光コム」を利用した形状測定器は、10ミクロンの精度で測定することが可能です。

 

これらの新しい特徴によって、今まで検査員の目視に頼ってきた作業を、短い時間で自動的に進めることができるようになりました。

 

工数の兼ね合いから、生産ラインの一部を抜き取り検査している現場が多いのですが、全数検査が可能になり、検査結果も具体的な数字として記録できるため、品質管理のデジタル化を進めることもできるようになります。

 

 

■今後の展開

 

弊社では、今後とも国内自動車分野での実績を増やし、2017年度には海外での展開を予定。年内では、広く技術を周知するため、以下の展示会に製品を出展いたします。

 

＜第27回 計量計測展：INTERMEASURE 2016＞

会場：東京ビッグサイト

会期：2016年9月28日（水）〜 30日（金）

 

＜JA2016 国際航空宇宙展＞

会場：東京ビッグサイト

会期：2016年10月12日（水）〜 15日（土）

 

＜第6回 次世代ものづくり基盤技術産業展 TECH Biz EXPO 2016＞

会場：吹上ホール（名古屋市中小企業振興会館）

会期：2016年11月16日（水）〜 18日（金）

 

＜国際画像機器展2016＞

会場：パシフィコ横浜

会期：2016年12月7日（水）〜 9日（金）

 

 

【株式会社光コムについて】

本社　：〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-6-12 KDX神田三崎町ビル３階

代表者：代表取締役社長　福沢博志

設立日：平成14年4月1日

URL：http://www.optocomb.com

Facebook：https://www.facebook.com/optocombweb

事業内容：光コム発生器とその応用及び関連機器の開発・販売

 

 

【一般の方向けのお問い合わせ先】

企業名：株式会社光コム

担当者名：野田直孝

TEL：03-6380-8912

Email: noda@optocomb.com