和辻哲郎の論文『日本語と哲学の問題』を発行
景文館書店では2016年11月に『日本語と哲学の問題』(和辻哲郎/著)を発売します。
「日本語をもって思索する哲学者よ、生まれいでよ。」
(『日本語と哲学の問題』より)
景文館書店では2016年11月16日に『日本語と哲学の問題』(和辻哲郎/著、定価520円税別)を発売します。
日本語で哲学するための基礎付け
本書はハイデッガーの『存在と時間』に刺激を受けた和辻哲郎が、日本語で存在論的問いをたてようとその基礎付けを試みた論文。
国民の精神的特性が言語の構造にあらわれると考える和辻は、まず、日本語における名詞の性や動詞の人称の有無、「てにをは」など助詞の多さについて考え、日本語が理論的方面ではなく芸術的方面に発達した言語であると指摘する。
次に「もの」「こと」「ある」「いうこと」という4つの日常のことばの意味を整理し、輸入した外国語ではなく真に日本語で哲学するための基礎付けを目指した。
【目次】
1 国民的特性としての言語
2 日本語の特質
3 日本語と哲学の問題
4 「こと」の意義
5 「いうこと」の意義
6 言う者は誰であるか
7 「ある」の意義
【著者】
わつじ・てつろう(1889―1960)
兵庫県神崎郡砥堀村仁豊野(現在の姫路市仁豊野)に生まれる。倫理学者、哲学者。著書に『古寺巡礼』『風土』『倫理学』『日本精神史研究』ほか。
【書籍情報】
『日本語と哲学の問題』
2016年11月16日発売
著者:和辻哲郎
価格:520円(税別)
ISBN:978-4-907105-06-8
Cコード:C0010
ジャンル:哲学、日本語学、日本文化論
発行:景文館書店
URL:http://keibunkan.jimdo.com/
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企業情報
企業名 | 景文館書店 |
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代表者名 | 荻野直人 |
業種 | 新聞・出版・放送 |