就活生を対象に『働き方』に関する意識調査を実施。約6割が「長時間労働、サービス残業の有無」を重視。仕事は「やりたいこと」よりも「活躍・評価」重視が上回る。
企業が学生にオファーを送る新卒採用サイト「OfferBox(オファーボックス)」を運営する、株式会社i-plug(大阪市淀川区、代表 中野智哉)は2017年1月、大学3年生向けに「働き方」に関する意識調査を行いました。長時間労働の問題や、副業を歓迎する企業の取り組み、政府によるテレワークの推奨など、昨年から「働き方」をめぐる話が話題に上がる場面が多くなりました。3月に企業の採用広報活動解禁が迫っており、大学3年生は間もなく就職活動を迎えます。これから就職活動に臨む学生は、「働き方」をどのように考えているのか、またそれが会社選びにどのように影響するのか、就活時期を前に意識調査を実施しました。調査地域:全国調査方法:インターネット調査対象者:2018年卒予定の大学生(男性459名、女性459名、計918名)実施期間:2017年1月12日〜1月18日実施機関:株式会社i-plug
企業が学生にオファーを送る新卒採用サイト「OfferBox(オファーボックス)」を運営する、株式会社i-plug(大阪市淀川区、代表 中野智哉)は2017年1月、大学3年生向けに「働き方」に関する意識調査を行いました。
長時間労働の問題や、副業を歓迎する企業の取り組み、政府によるテレワークの推奨など、昨年から「働き方」をめぐる話が話題に上がる場面が多くなりました。3月に企業の採用広報活動解禁が迫っており、大学3年生は間もなく就職活動を迎えます。これから就職活動に臨む学生は、「働き方」をどのように考えているのか、またそれが会社選びにどのように影響するのか、就活時期を前に意識調査を実施しました。
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
対象者:2018年卒予定の大学生(男性459名、女性459名、計918名)
実施期間:2017年1月12日〜1月18日
実施機関:株式会社i-plug
1.どのような企業に魅力を感じるか(複数回答)
※HPにグラフを掲載しています(http://offerbox.jp/company/info/8771.html)
社内の雰囲気が良い 786人(85.6%)
成長できる環境がある 649人(70.7%)
将来性がある 507人(55.2%)
給与が高い 505人(55.0%)
理念・ビジョンに共感できる 460人(50.1%)
教育・研修に力を入れている 421人(45.9%)
安定した事業を続けている 413人(45.0%)
多様な働き方の制度が整っている 395人(43.0%)
新しいことにチャレンジしている 363人(39.5%)
商品やサービスに好感が持てる 358人(39.0%)
年齢関係なく実力次第で昇進のチャンスがある 347人(37.8%)
社会貢献度が高い 334人(36.4%)
知名度がある 328人(35.7%)
産休育休後の復職率が高い 327人(35.6%)
若いうちからプロジェクトなど重要な仕事を任せてもらえる 260人(28.3%)
海外で働けるチャンスがある 207人(22.5%)
高い技術力を持っている 206人(22.4%)
経営陣に魅力がある 192人(20.9%)
その他 18人(2.0%)
1〜4位は、「社内の雰囲気が良い」(85.6%)、「成長できる環境がある」(70.7%)、「将来性がある」(55.2%)、「給与が高い」(55.0%)で、半数以上の学生が魅力を感じると回答しました。また、「産休育休後の復職率」(35.6%)と回答しているのは女性のみであると考えられることから倍として換算すると71.2%と高い割合になります。「多様な働き方の制度が整っている」という項目に関しては、43.0%の学生が魅力を感じると回答しました。まだ社会で働くということを経験していないにも関わらず、4割を越える学生が回答しています。
2.働き方について気にしているポイント(複数回答)
※HPにグラフを掲載しています(http://offerbox.jp/company/info/8771.html)
長時間労働やサービス残業があるか 550人(59.9%)
ブラック企業かどうか 519人(56.5%)
有給休暇が取得しやすいか 424人(46.2%)
結婚後の待遇、働き方を考慮してくれるか 404人(44.0%)
時短・リモートワーク・副業OKなど柔軟な制度があるか 280人(30.5%)
今は気にしないが、のちのちは働き方も重視したい 147人(16.0%)
がむしゃらに働くことも厭わないので、特に気にしない 108人(11.8%)
その他 12人 1.3%
半数以上の学生が「長時間労働やサービス残業があるか」(59.9%)、「ブラック企業かどうか」(56.5%)を気にすると回答。さらに具体的な項目である「結婚後の待遇、働き方を考慮してくれるか」(44.0%)、「時短・リモートワーク・副業OKなど柔軟な制度があるか」(30.5%)の項目も3割以上の学生が気にすると回答しています。「がむしゃらに働くことも厭わないので、特に気にしない」(11.8%)、「今は気にしないが、のちのちは働き方も重視したい」(16.0%)と回答した学生は少数派でした。
3.2.で選択肢を選んだ理由(自由回答/抜粋)
■長時間労働やサービス残業があるか
・仕事は賃金を得るための手段と考えたい。自分のプライベートや家族など、その他の生活を犠牲にして働くことは避けたい。
・趣味に費やす時間が欲しいから。
・オンオフメリハリをつけて働きたいと思っているので注視している。
・働くためには身体が資本であり身体を健康に保つためには仕事と休息をバランスよく取らねばならないから。
■ブラック企業かどうか
・近年、ブラック企業がマスメディアに取り上げられることが増え、自分自身の意識が根本的に変わった。
・生きるために仕事をしているのに死んでしまったら本末転倒。
・体を壊してまで働きたくない。生きるために働くのであって、企業に命を捧げる気はない。
・劣悪な環境では仕事を続けられる自信が無い。残業があるのは構わないが、働いた分の給料は支払われるべきだと思う。
・趣味を楽しみながら社会人生活を送りたいため自由な時間を確保したい。
■結婚後の待遇や働き方を考慮してくれるか/時短・リモートワーク・副業OKなど柔軟な制度があるか
・将来は結婚して子供をうみたいので。
・仕事だけでなく、家族との付き合いや家庭のことも両立して生活していきたいと思っているから。
・自由な働きかたをしたいから。
・副業していかなれけば、生計をたてていけない時代になっていくだろうと思うから。
■がむしゃらに働くので気にしない/今は気にしないが将来的には重視したい
・働くにあたって、社会人1年目の周りのことを何も知らない新人がワガママを言える立場ではないと思う。
・がむしゃらに働けるのは20代の若いうちだけなので。
・20代は挑戦をメインに自分を確立させる年代にしたいから。
・何事も始めたときはどれだけ大変でも乗り切れると思うが、数年経ってライフステージが変わったときには同じ働き方ができなくなるのが予想できるから。
4.将来的に転職もありだと思うか(複数回答)
※HPにグラフを掲載しています(http://offerbox.jp/company/info/8771.html)
キャリアアップのためなら「あり」 570人(62.1%)
労働環境が合わなければ「あり」 526人(57.3%)
やりたいことが見つかれば「あり」 495人(53.9%)
人間関係が合わなければ「あり」 450人(49.0%)
将来的に起業したいので「あり」 141人(15.4%)
長く一社で勤めたいので「なし」 91人(9.9%)
まだわからない 40人(4.4%)
その他 5人(0.5%)
全回答者918名から「長く一社で勤めたいので無し」(91人)「まだわからない」(40人)、「その他」(5人)を除くと、782人(85.1%)が「将来的に転職もあり」だと思っているという回答に。転職も将来の選択肢として当たり前になっている世代だということが見て取れます。「キャリアアップのためならあり」と回答した人は62.1%。「労働環境が合わなければあり」を57.3%が選択しました。
5.自分のやりたいことと、入社後の活躍・評価について(単一回答)
※HPにグラフを掲載しています(http://offerbox.jp/company/info/8771.html)
・自分が活躍でき、社内外から評価される仕事ならば自分のやりたい仕事でなくても良い 412人(45%)
・活躍し評価されるかどうかではなく、自分がやりたいことにチャレンジしたい 352人(38%)
・まだやりたいことがわからない 139人(15%)
・その他 15人(2%)
一般的な就職活動では多くの学生が、企業や仕事を選んで自ら応募しますが、「活躍でき評価されるなら、やりたいことでなくても良い」(45%)と回答した人が、「自分のやりたいことにチャレンジしたい」(38%)と回答した人を上回りました。仕事をする上で、「活躍したい」「認められたい」と思いがあることがわかります。
6.2018年卒学生が企業を選ぶポイント
“若いうちから大きな仕事を任せてもらえること”や“昇進”といったことよりも、“社内の雰囲気”や、“結婚・出産後等を含む『働き方』”に重点をおき、働く環境を重視する傾向があることが、調査結果から判明しました。また転職に関しても、就職する前の現段階から将来的に視野に入れていることがわかりました。
そして、自分のやりたいことにチャレンジしたいという学生よりも、活躍し評価されるならば自分のやりたいことでなくても良い、という学生が上回ったことは、企業にとっても注視すべき点です。その企業で活躍できるかどうかということが入社前にわかれば、会社選びの新たな軸になる可能性があると考えます。
採用する企業側は、社員が働きやすい環境、活躍できる仕事、そのための採用・配置・教育・制度など、これまで以上に社員に定着してもらうための変革が求められていくと予想します。
▼参考情報
適性診断で自社の「活躍人材」を予測するオファー型新卒採用サイト OfferBox
https://offerbox.jp/offerbox/company/
1学年約4万人、累計10万人以上の学生、2,100社以上の企業に導入されています。企業の社員の方に適性検査を受検していただき、行動特性が似た人材や、部署ごとに合う人材などを学生のデータベースから探すことができます。詳しくはお問い合わせください。
株式会社i-plug(アイプラグ) http://i-plug.co.jp/
代表取締役:中野智哉 設立:2012年4月
所在地:大阪市淀川区西中島1-9-20 新中島ビル4F
事業内容:新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」を運営。2012年9月にサービスをリリース。約200人の学生、約100社の企業の声から生まれた、新しい就活サービス。サービス提供開始から5周年目を迎え、1学年4万2,000人以上(2017年卒実績)、およそ10人に1人の学生が利用し、2,100社を超える企業に導入されています。
ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます
企業情報
企業名 | 株式会社i-plug |
---|---|
代表者名 | 中野智哉 |
業種 | ビジネス・人事サービス |
コラム
株式会社i-plugの
関連プレスリリース
-
AIでマッチングをサポートするオファー型就活サイトOfferBox、全国の地域金融機関にサービス無料提供スタート。地方企業の採用力向上支援。福井銀行が導入決定
2017年5月16日 13時
-
企業からオファーが届く就活サイト「OfferBox」2018年卒登録学生数5万人を突破
2017年4月10日 12時
-
「OfferBox」のi-plug と ChatWorkが業務提携。中小企業の新卒採用を導入コスト0円・成功報酬で支援『ChatWork採用支援』リリース
2017年1月17日 13時
-
【10月21日開催】外国人留学生は2020年までに約1.5倍の30万人へ。大阪4大学が参加する外国人留学生支援コンソーシアムが産学連携『留学生採用支援セミナー』
2016年10月11日 13時
株式会社i-plugの
関連プレスリリースをもっと見る