イタリアレッジョ・エミリアの光と影に迫るセミナー開催「デザインで見るレッジョ・エミリア乳幼児施設の光と影」 ~教育に投資をし、コミュニティをデザインする~
”日本の保育園の未来とは?” イタリアレッジョ・エミリア乳幼児施設を新たな視点から眺め、日本の保育園の未来を問う
待機児童問題対策の必要性が叫ばれる中、多くの事業者が次々に保育事業に参入、多種多様なサービスが生まれ続け大きな転換期を迎えている同業界の未来を投げる本セミナー。
セミナーはまずイタリアレッジョ・エミリア乳幼児施設の物語から始まる。
これまで世界中からその教育アプローチが注目されてきたレッジョ・エミリア乳幼児施設。創設の立役者であった教育学者ローリス・マラグッツィの「子どもたちの100の言葉」を知る人も多いだろう。しかし、このレッジョアプローチが生まれ、時間をかけて育まれてきた背景を教育的な観点だけでは理解することは難しい。イタリアの文化、そしてレッジョ・エミリアで脈々と受け継がれるコミュニティ、戦ってきた関係者たちの未来を見据える眼差し、そしてその側で子どもたち寄り添っていたデザイナーたちの姿がある。それらの知られざる背景を紐解きながら、これからの日本の保育園を考えていく。
今回のセミナーは「生涯の学びの環境を支える仕組みのデザイン」に取り組む一般社団法人ディ・ーダイアログ(拠点:神奈川県鎌倉市)が主催し、講師には株式会社メタデザインDiscipine三浦健次氏を招く。講師の三浦氏は日本で初めてレッジョチルドレンと正式な業務提携契約を結び、2006~2010年まで日本における公式パートナーを務めた。イタリア政府・民間企業等との豊富なビジネス経験を持ち、都市・デザイン開発の領域の専門家として日伊双方の乳幼児施設を取り巻く社会事情にも精通している人物だ。
今回はプログラムの中ではケーススタディとして三浦氏が手がけた日本の公的保育園新設へのアプローチ導入の手法や課題、その後までを追い、同時に実施された人材養成・空間建築計画・家具開発等の難しさを明らかにしながらこれらの経験を経て現在取り組む「保育園のイノベーション」の事例を紹介する。
3時間じっくりと、子ども・答えのない美しいデザインの世界観に浸れるはずだ。
そして間違いなく心に残る時間となるだろう。
詳細はウェブサイトなどでご確認いただきたい。(www.d-dialogue.or.jp)
常に変化し続ける社会の中で、私たち大人が子どものような純粋な気持ちを持ち未来を創造していくこと。それは難しくもあるが、実現できないことではない。保育園を基軸に、どうやってビジョンにかたちにしていけばいいのか思いを巡らせる時間を楽しんで欲しい。
当日は会場にて、現在では入手困難なレッジョ・エミリアに関わる資料も閲覧できるそうだ。
●プログラム内容
CommunityDesign × Reggio
乳幼児施設をデザインする
- レッジョエミリア乳幼児施設とコミュニテイ
Business Design × Reggio
乳幼児施設をマーケティングする
- ブランドデザインとレッジョチルドレン
Management & Service Design × Reggio
乳幼児期の創造性 -アトリエとワークショップ
乳幼児の遊具をデザインする - 子供 空間 関係性
Vision Design × Case Study
レッジョアプローチはものまねできない?
- ORTO保育園開発プロジェクト <日本における初めての本格的導入例>
-「保育園のイノベーション」組織的計画的保育の実現へ
●講師プロフィール 三浦 健次 <株式会社メタデザイン 代表取締役>
日本で初めてレッジョチルドレンと正式な業務提携契約を結び、
2006~2010年まで日本における公式パートナーを務めた。
この間レッジョと日本の企業や社会福祉法人などとの業務提携を推進し、
公的保育園の新設や民間乳幼児教育施設のプログラム開発などのプロジェクトを実現。
各種セミナーや展覧会の企画開催に加え、イタリア政府と協力し
レッジョアプローチをデザインの側面から研究した
「子ども・空間・関係性」 の書籍出版の企画プロデュースも担った。
近年は、保育園のイノベーションデザインのプロジェクトの他、 企業の託児所開発なども手掛ける。
2008年イタリア商工会議所賞 受賞
2009年イタリア共和国大統領よりイタリア共和国功労勲章 Commendatoreを叙勲
「デザインで見るレッジョ・エミリア乳幼児施設の光と影 」
~教育に投資をし、コミュニティをデザインする~
●主催: 一般社団法人ディー・ダイアログ
●会場:株式会社岡村製作所 Open Innovation Biotope”Sea”
(東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート3F)
●開催日時:2017年7月26日(水) 19:00〜21:30 (質疑応答あり)
●入館料:一般3,000円/学生 1,500円
●問い合わせ/チケット購入 : 一般社団法人ディーダイアログ info@@d-dialogue.or.jp
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企業情報
企業名 | 一般社団法人ディー・ダイアログ |
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代表者名 | D.dialogue |
業種 | 教育 |
コラム
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