トリプル・ダブリュー・ジャパン、排泄ケアの最適化を総合的にサポートするDX推進支援の専門組織を立ち上げ ~介護施設におけるおむつ費の半減を目指す~
排泄予測デバイス「DFree(ディー・フリー)」(以下「DFree」という)を企画・開発・販売するトリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:中西 敦士、以下「当社」という)は、次世代機種の販売開始に先立ち、介護施設における排泄ケアの最適化を総合的にサポートするDX(デジタルトランスフォーメーション)推進支援の専門組織を立ち上げることをお知らせします。
■DX推進支援の専門組織立ち上げの狙い
「DFree」は、2017年4月の発売開始以来、介護施設を中心に多くのお客さまにご利用いただいております。また、2020年12月からは介護施設向けのおむつ費削減に貢献するおむつ・パッドの月額定額プランを提供開始いたしました。
今回の専門組織は、「DFree」の次世代機種活用とおむつ・パッドの月額定額プランの導入に加え、排泄介助のオペレーション改善に当社が伴走することで、利用者の尊厳を守った排泄ケアの実現と、おむつ費の半減を目指すことをサポートします。
■介護施設におけるおむつ・パッドのコスト・使用量を取り巻く状況
高齢者の失禁は、さまざまなリスクをはらんでおり、個別トイレ誘導による自立排泄の継続は、被介護者の日常生活動作(ADL)や介護状態を維持・向上し、本人の尊厳を守るうえで、極めて重要とされます。
しかしながら、現在、介護施設における入居者 1 名あたりのおむつ・パッド等の排泄補助製品の月間支出は、当社顧客の平均1名あたり月間約4,500円(中には、3,000円台の施設も存在)に対し、全国平均6,056円(*1)と約30%も割高となっています。また、量についても、現在国内の一般廃棄物重量の約4%を石油化学物質が主原料である使用済みのおむつ・パッドが占めており、この数値は今後高齢化の進展により2030年には6%以上にまで上昇すると見込まれており(*2)、地球環境へも多大な負荷をかけることになります。
また、排泄介助は、職員にとって最も負担を感じる業務であるとともに業務時間の約3割を占める業務(*3)となっております。さらに排泄介助以外のおむつ・パッドの発注、在庫管理、消費量分析等の間接業務の負荷も高く、職員の負担が非常に大きなものとなっています。
(*1)特別養護老人ホームにおける入所者の重度化に伴う効果的な排泄ケアのあり方に関する調査研究事業報告書(平成28年3月)より抜粋
(*2) 使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン(令和2年3月環境省)。 使用済みおむつの廃棄物に占める割合は2015年度の数値を参照
(*3) CARE WORK 2019.6「特集 介護ロボットをどう活用するか」より抜粋
■DX化により取り組むべき排泄ケアの姿
こうした現状に対して、今回立ち上げるDX推進支援の専門組織では、「DFree」及びおむつ・パッド月額定額プランを活用し、最適な排泄ケアの実現するために、利用者のQOL向上、おむつ費の削減、及び職員の負担感の軽減、さらにはSDGs達成(*4)につながる取り組みを支援いたします。
(*4) SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称
【主な支援内容】
・「DFree」を活用した排泄ケアのオペレーション見直しによる自立排尿促進
・おむつ・パッド月額定額プランによるおむつ費の削減、及び発注・在庫管理業務の削減
・排泄ケア記録サービスを活用した消費量分析等の間接業務の削減
これらによって生み出されたコストメリットを、最先端のICT機器の導入、新型コロナウィルス対策、職員の処遇改善やサービス向上への投資等に充てていただき、利用者へのサービス品質の向上や職員の負担軽減・働きがいの向上につなげていただくことが可能です。この結果、「利用者」「職員」「施設」「環境」にとってメリットのある『四方よし』の排泄ケアを実現することで、2030年までに介護施設におけるおむつ費の半減を目指してまいります。
■DX推進支援の専門組織について
【立ち上げ時期】
2021年5月1日(予定)
※法人向け「DFree Professional」の次世代機種の販売が、2021年6月より始まることを踏まえ、今後、社内に設立準備室を立ち上げ、DFreeを活用した排泄ケアコンテンツ整備、採用活動を通じた初期メンバー募集等の詳細な検討を進めてまいります。
【採用予定職種】
①プロジェクトリーダー候補
DX推進支援の専門組織におけるプロジェクトリーダーとして、経営陣直下で、介護・医療領域の排泄ケアのデジタル化を牽引
・介護施設へのDFree、及びおむつ・パッド月額定額プランの提案・トライアル・導入支援
・介護・医療現場における排泄ケアの課題解決やSDGs達成に向けた研修プログラムの構築
・上記プログラム構築に向けたサービス改善、介護・医療関連事業者とのアライアンス
②DFreeケアアドバイザー:経験者採用(*5)/ポテンシャル採用(*6)
当社製品を通じて排泄の課題解決するための改善プログラムを企画・提案
・介護施設・病院での、排泄ケアを中心とした効果的な使い⽅の説明
・現場職員さま向けの研修(DFreeやおむつの資料方法、スキントラブル対処法等)の開催
(*5)おむつメーカーにおける排泄ケアアドバイザー職経験者を対象とした募集
(*6)介護・看護系資格保有者を対象とした募集
③iOSアプリ開発エンジニア
介護現場からのニーズ収集を踏まえたDFreeアプリケーションの機能開発及び改修
・介護現場でのオペレーションを踏まえたアプリ開発
・介護現場のニーズを踏まえた新機能の開発及び他社サービスとの連携
※詳細は、募集職種一覧(https://www.wantedly.com/companies/dfree/projects)からご確認ください。
【DX専門組織への参画に関するお問い合わせ】
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 採用担当
・電話:03-5459-1295(平日10時~17時、年末年始除く)
・メール:recruiting@www-biz.co
■DFreeとは
当社では、創業以来テクノロジーの力で「世界を一歩前に進める」ことを掲げ事業を推進し、世界初の排泄予測デバイス「DFree」を開発いたしました。「DFree」は超音波センサーを用いて膀胱の変化を捉えることで排泄のタイミングを予測する IoTウェアラブルデバイスです。
従来の排泄ケアでは困難であった、被介護者に合わせたパーソナライズケアをサポートし、被介護者のQOL(生活の質)向上と介護者の負担軽減を実現することができます。介護や障害等、様々な理由で「尿意を感じにくい方」や、頻尿や尿漏れ等で外出時にトイレの不安を感じるアクティブシニアの方等に広くご利用いただいております。
2017年に日本での介護施設向けサービスを開始し、2018年に日本での個人向けサービスと米国・欧州でのサービスを開始しました。また、2019年には、医療機関向けのサービスも開始し、自立排尿の改善、失禁の減少、及び現場の負担軽減(生産性向上)等の実績も積み上がっております。
■おむつ・パッドの月額定額使い放題プラン
法人向け排尿予測デバイス「DFree Professional」を導入いただいた介護施設(特別養護老人ホーム・介護老人保健施設等)を対象に、すべての入居者のおむつ・パッドを月額定額(1名あたり月額3,980円~)でご利用いただけるプランを提供しております。
【プラン内容】
・毎月定額制にておむつ・パッドを使い放題できるプラン
・DFreeを導入していれば、すべての入居者が対象
・当社のプライベートブランド(一部は大手おむつメーカーの製品)を使用し、毎週納品
・現在、利用しているおむつ・パッドの種類に応じて、対応製品を当社からご提案
・排泄委員会の資料作成サポートや、DFreeの活用、おむつ削減に向けた研修にも対応
【利用料金(税別)】
<基本料金(2年契約)>
・月額:3,980円/名(DFreeを複数台導入の場合)
・月額:4,500円/名(DFreeを1台のみ導入の場合)
※直近1年間の消費金額が上記の金額を下回る場合は、別途ご相談ください。
※おむつ・パッドを使用していない入居者も一律課金対象となります。
※原則、2年以上の契約で、2年目以降は、1年目の消費量に基づき、
月額料金を別途協議させていただきます。
【プラン詳細】
本プランの詳細については、以下のホームページよりご確認ください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/diaper-subscription
■会社概要
社名: トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社
本社: 東京都港区虎ノ門一丁目4番2号 虎ノ門東洋ビル7階
代表者: 代表取締役 中西 敦士
設立: 2015年2月18日
資本金: 8億6,016万円(資本準備金含む)
事業内容: 排泄予測デバイス「DFree」の企画・開発・販売
URL: https://www-biz.co/
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企業情報
企業名 | DFree株式会社 |
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代表者名 | 中西 敦士 |
業種 | 医療・健康 |
コラム
DFree株式会社の
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