2月8〜10日開催の「ケアショー・ジャパン2023 未病産業展」にて、鍼やお灸の体験ブースと落語による健康講座を出展、約400名が来場
東洋医学の思想には「未病治」という考えがあり、「鍼灸」はまだ症状が現れずに体の中にある状態(未病)に対して、古代より施術を行ってきました。「未病」に関する知識や鍼灸の普及を目指して、公益社団法人 日本鍼灸師会は「未病産業展」に出展。ご来場者のうち99%の方から「ブースに立ち寄って良かった」との回答をいただけました。
公益社団法人 日本鍼灸師会(事務局所在地:東京都豊島区、会長:要 信義)は、東京ビッグサイトにて神奈川県・未病産業研究会との共催で2023年2月8日(水)〜10日(金)の3日間開かれた「ケアショー・ジャパン2023」の「未病産業展」にブースを出展しました。未病産業に関わる業者、関係者、興味のある一般来場者に対して、東洋医学思想や鍼灸の技術・実際を伝えて体験していただき、「未病」への理解・関心を深めるとともに、鍼灸を体調コントロールに取り入れる提案を行いました。日本鍼灸師会では来年以降も出展を続けていく予定です。
▼ 公益社団法人 日本鍼灸師会公式ウェブサイト:https://www.harikyu.or.jp/
▼ 「未病産業展」案内ページ(「Care Show Japan(ケアショー・ジャパン)」公式ウェブサイト):https://www.care-show.com/mebyo/
■「未病」へのケアができる鍼灸で、病気の発生を未然に防ぐ
「未病産業展」は、神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室 未病産業グループが主催し、未病産業の市場形成・発展を目指して2年前より開催されています。昨年からは、未病産業研究会の会員でない企業も出展できるようになりました。日本鍼灸師会でも「未病」に関する戦略ワーキンググループが発足し、「未病」を前面に出した戦略を打ち出していく方針があることから、「未病産業展」に出展を決めました。
鍼灸は特に道具や設備がなくとも、一本の鍼とひと握りのお灸があれば、さまざまな症状に対応が可能です。今回ブースに来場いただいた方からは、肩・腰・膝などの運動器の症状や、冷え・のぼせといった自律神経症状、胃腸や生理などの内科的な症状と、幅広く相談がありました。5分程度の体験で対応できるものは対応し、できないものへは東洋医学的な健康観からのアドバイスや、適切な医療サービスへの案内などを行いました。
「未病」の概念は、「なんとなく不調」から「病気の診断がついていないが症状がある」までと幅があります。東洋医学、鍼灸は未病から病気まで幅広く対応し、プライマリ・ケアの一翼を担っています。
■東洋医学や鍼灸について落語で楽しく解説
今回の出展ではブース以外にも、「笑いは健康の万能薬」をキーワードに、落語と東洋医学講座をコラボさせた健康講座を開催しました。登壇したのは、日本鍼灸師会広報普及IT委員の岡田 高です。岡田は「天満天神繁昌亭落語家基礎講座第5期生」として落語の基礎を学び、六代目 桂文枝師匠(当時・三枝)より「八軒家 鍼男児」と命名していただきました。2018(平成30)年10月より「月亭天使落語教室」に入会し、以後約半年に一題のペースで古典落語を稽古中です。
▼ 「鍼男児の部屋」ページ(岡田高鍼灸治療所annex「美和健康館」公式ウェブサイト):
https://www.biwabiwakenkoukan.com/%E9%8D%BC%E7%94%B7%E5%85%90%E3%81%AE%E9%83%A8%E5%B1%8B
落語に関しては、今回は会場の設営面での制約により、事前に収録したビデオをスライド間に放映する方式で行いました。内容は「温故知新 落語『強情灸』から辿る現代のお灸による健康法」と題し、お灸の歴史から始め、その科学的効能効果と具体的なお灸の方法、簡単な温灸によるセルフケアの勧めなど。最後は「鍼灸院にはなぜ街のマッサージ店のように料金表示が無いのか」と、鍼灸院の広告宣伝の意味するところを説き、「厚生労働大臣免許」を有した料金表示の無い治療院で、「安心安全な治療」を受けていただきたいと締めくくりました。一般の方にはとっつきにくいテーマでもある「東洋医学」を「笑い」で解説することで、少しは鍼灸を身近に感じていただけたのではないかと思います。
開催期間3日間を通して約400名の来場がありました。その半数以上が鍼・灸は未経験の方、来場者のうち99%の方から「ブースに立ち寄って良かった」との回答をいただきました。毎年開催される「未病産業展」へは今後も出展し、来場者への鍼灸の体験を通して普及・啓発につなげます。日本鍼灸師会では、「未病」の担い手である鍼灸師が、国民のみなさんに「未病」の概念を浸透させ、病気になる前に対応できるスキルや健康観を広めていきたいと考えています。
【公益社団法人 日本鍼灸師会について】
事務局所在地:〒170-0005 東京都豊島区南大塚3-44-14 2階
代表者:会長 要 信義
設立:2010年9月(公益社団法人への移行年月、社団法人設立:1951年5月)
電話番号:03-5944-5089(代表)
URL:https://www.harikyu.or.jp/
事業内容:鍼灸学術の振興、鍼灸業務を通しての健康・福祉の増進、公衆衛生の向上をめざす事業ほか
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企業情報
企業名 | 公益社団法人 日本鍼灸師会 |
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代表者名 | 中村 聡 |
業種 | 医療・健康 |
コラム
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