学費と大学進学に関するアンケート調査 　高校の意識「格差拡大」8割

　株式会社ライセンスアカデミー進路情報研究センターでは、2008年12月、全国の高校進路指導担当教諭と大学・短大の入試広報担当者を対象に、「学費と大学進学に関するアンケート調査を実施、その結果をまとめました。

　進路相談会を開いていると、高校から奨学金の問い合わせなどがあり、学費と大学進学の関係について、2005年より調査を始めました。調査の結果から、高い学費が原因で、大学に進学ができる家庭の格差が広がっている様子が明らかになりました。
　第4回目となる本調査は、東京大学大学総合教育研究センター教授の小林雅之先生（筑摩書房『進学格差』著者）の協力を得て実施しました。過去に行った調査結果と比較するなど、大学と高校の学費に対する意識の変化を探りました。　

（株）ライセンスアカデミーとは……高校生対象の進学相談会開催、進学関連情報誌の企画・編集・出版等を行う。


調査結果概要

1）深刻化する大学進学に対する格差の拡大
　高等教育を受けられる家庭の格差が広がっていると、87．6％の高校が認識

2）大学進学断念の理由
　進路変更・断念する原因に、高校の約8割が「学力」と「費用」を挙げた

3）高校が大学に求める支援とは？
　高校が大学に求める支援策は「奨学金」。特に、返済の必要のない「給付型」を要望

4）奨学金は機能しているのか？　
　充実してきている奨学金ではあるが、高校と大学ともに不十分さを感じている




※グラフ等詳細は添付ファイルに記載

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