“薄型”屋上緑化市場で4割増のヒートアイランド緩和効果 −既存ビルに導入可能な省エネ系『ビオトープ型』屋上緑化システムを発売−
屋上緑化・壁面緑化資材の開発・販売を手がける東邦レオ株式会社(大阪市)は、ヒートアイランド緩和効果が高く『生物多様性』の保全に貢献する循環式・軽量水辺緑化『クールパレットシステム』を5月26日に発売します。
●『ヒートアイランド緩和』と『生物多様性保全』にダブル貢献
官公庁・工場・商業施設・ビル・学校などを対象
水辺による環境改善効果をもとに東京都市大学・田中 章研究室と共同開発
平成22年に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の名古屋開催が決定したことで関心を高める『生物多様性』。平成19年11月に発表された第三次生物多様性国家戦略では、生態系ネットワークの形成のため、市街地に緑や水辺の拠点を生み出すことのできる空間として、屋上や壁面の役割が期待されています。
土地の確保が難しい都市の中でも未利用の空間が多く残る建築物の屋上。しかし建築基準法施工令により、屋上全面に荷重を掛ける場合の積載重量は1平方メートル当り60kgと規定されています。わずか10cmの水深でも荷重は100kgを超えてしまうため、新築・既存の施設ともに、ビオトープ型の屋上緑化は普及していないのが現状です。
そこで東邦レオでは『(1)植生の多様化による生物生息空間の確保、(2)水質を安定させる水循環構造、(3)既存ビルに利用できる1m2当り60kg以下の軽量化』を目標に、凹凸(おうとつ)型の特殊パネルを用いた自動水循環型の『クールパレットシステム』を新たに開発。屋上緑化における水辺の創出を容易にしました。
軽量化を実現したパレット(縦100cm 横80cm)には、湿地部、あぜ部、流水部の3つのエリアがコンパクトにまとまり、1枚で多様な生育生息環境を生み出します。連結機能を有し、軽量でも一体型の大きな水辺創出が可能です。自動の水循環システムによる『せせらぎ』が蚊の発生を抑え、衛生面にも配慮しています。
水の蒸発や植物の光合成による蒸散には、周囲の熱を奪う効果があり、クールパレットシステムは周辺環境を冷やす効果が期待できます。実験では、クールパレットシステムの蒸発散量は、屋上緑化で利用の多い芝生の1.44倍、セダムの1.55倍となり、ヒートアイランド対策効果が高いことが分かりました。
またクールパレットシステムを用いた『ヒートアイランド緩和効果と水辺創出による動植物の生息生育空間確保』について、東京都市大学・田中章研究室と共同研究を実施。水・土・植物の組み合わせにより、室内温度の上昇抑制と、野生生物の生息空間の復元に寄与できることが判明。小規模ながら都市に水辺空間が点在することで、ネットワークを形成し総体として都市に新たなビオトープ空間を生み出すことが可能になります。
循環式・軽量水辺緑化『クールパレットシステム』の特徴
■ 既存施設にも採用できる1m2当り60kg以下の軽量薄層緑化
■ ヒートアイランド緩和効果に加え、室内温度の上昇を抑制し、施設の省エネにも貢献
■ 動植物の生息生育空間を確保することで『生物多様性』の保全に貢献
■ 『小規模分散型ダム』として乾燥化の進む都市生態系に水空間を提供
システム価格は1m2当り33,000円より(標準植物・自動水循環設備・見切り材などを含む材工共価格、税別)。3年後の1年間に3億円の売上を目指します。都市環境の改善や集客、省エネ性能向上による光熱費ダウンなど、目的に合わせた緑化手法を選択できるよう、今後も様々な屋上緑化の開発に尽力したい所存です。
【参考資料】
○補足資料について
http://www.r-green.jp/puresu_gazo/cool_hosoku.pdf
○田中章博士の考える湿地型屋上緑化の環境改善効果について
http://www.r-green.jp/puresu_gazo/cool2_hosoku.pdf
○クールパレットシステム外観画像
http://www.r-green.jp/puresu_gazo/cool_gaiyo1.jpg
○クールパレットシステム設置例画像
http://www.r-green.jp/puresu_gazo/cool_gaiyo2.jpg
○屋上緑化の技術について
http://www.r-green.jp/
【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
東邦レオ株式会社
広報担当 熊原 淳(くまはら じゅん)
営業担当 尾畑 洋一郎 (おばた よういちろう)
●住 所:東京都豊島区北大塚1-15-5
●広報窓口 電話:03-5907-5502
●営業窓口 電話:03-5907-5500
《関連URL》
http://www.r-green.jp/
官公庁・工場・商業施設・ビル・学校などを対象
水辺による環境改善効果をもとに東京都市大学・田中 章研究室と共同開発
平成22年に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の名古屋開催が決定したことで関心を高める『生物多様性』。平成19年11月に発表された第三次生物多様性国家戦略では、生態系ネットワークの形成のため、市街地に緑や水辺の拠点を生み出すことのできる空間として、屋上や壁面の役割が期待されています。
土地の確保が難しい都市の中でも未利用の空間が多く残る建築物の屋上。しかし建築基準法施工令により、屋上全面に荷重を掛ける場合の積載重量は1平方メートル当り60kgと規定されています。わずか10cmの水深でも荷重は100kgを超えてしまうため、新築・既存の施設ともに、ビオトープ型の屋上緑化は普及していないのが現状です。
そこで東邦レオでは『(1)植生の多様化による生物生息空間の確保、(2)水質を安定させる水循環構造、(3)既存ビルに利用できる1m2当り60kg以下の軽量化』を目標に、凹凸(おうとつ)型の特殊パネルを用いた自動水循環型の『クールパレットシステム』を新たに開発。屋上緑化における水辺の創出を容易にしました。
軽量化を実現したパレット(縦100cm 横80cm)には、湿地部、あぜ部、流水部の3つのエリアがコンパクトにまとまり、1枚で多様な生育生息環境を生み出します。連結機能を有し、軽量でも一体型の大きな水辺創出が可能です。自動の水循環システムによる『せせらぎ』が蚊の発生を抑え、衛生面にも配慮しています。
水の蒸発や植物の光合成による蒸散には、周囲の熱を奪う効果があり、クールパレットシステムは周辺環境を冷やす効果が期待できます。実験では、クールパレットシステムの蒸発散量は、屋上緑化で利用の多い芝生の1.44倍、セダムの1.55倍となり、ヒートアイランド対策効果が高いことが分かりました。
またクールパレットシステムを用いた『ヒートアイランド緩和効果と水辺創出による動植物の生息生育空間確保』について、東京都市大学・田中章研究室と共同研究を実施。水・土・植物の組み合わせにより、室内温度の上昇抑制と、野生生物の生息空間の復元に寄与できることが判明。小規模ながら都市に水辺空間が点在することで、ネットワークを形成し総体として都市に新たなビオトープ空間を生み出すことが可能になります。
循環式・軽量水辺緑化『クールパレットシステム』の特徴
■ 既存施設にも採用できる1m2当り60kg以下の軽量薄層緑化
■ ヒートアイランド緩和効果に加え、室内温度の上昇を抑制し、施設の省エネにも貢献
■ 動植物の生息生育空間を確保することで『生物多様性』の保全に貢献
■ 『小規模分散型ダム』として乾燥化の進む都市生態系に水空間を提供
システム価格は1m2当り33,000円より(標準植物・自動水循環設備・見切り材などを含む材工共価格、税別)。3年後の1年間に3億円の売上を目指します。都市環境の改善や集客、省エネ性能向上による光熱費ダウンなど、目的に合わせた緑化手法を選択できるよう、今後も様々な屋上緑化の開発に尽力したい所存です。
【参考資料】
○補足資料について
http://www.r-green.jp/puresu_gazo/cool_hosoku.pdf
○田中章博士の考える湿地型屋上緑化の環境改善効果について
http://www.r-green.jp/puresu_gazo/cool2_hosoku.pdf
○クールパレットシステム外観画像
http://www.r-green.jp/puresu_gazo/cool_gaiyo1.jpg
○クールパレットシステム設置例画像
http://www.r-green.jp/puresu_gazo/cool_gaiyo2.jpg
○屋上緑化の技術について
http://www.r-green.jp/
【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
東邦レオ株式会社
広報担当 熊原 淳(くまはら じゅん)
営業担当 尾畑 洋一郎 (おばた よういちろう)
●住 所:東京都豊島区北大塚1-15-5
●広報窓口 電話:03-5907-5502
●営業窓口 電話:03-5907-5500
《関連URL》
http://www.r-green.jp/
企業情報
企業名 | 東邦レオ株式会社 |
---|---|
代表者名 | 橘 俊夫 |
業種 | 未選択 |
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