「ジュニア防災検定」今年11月からスタート!

一般財団法人防災検定協会では、小中学生を対象とした「ジュニア防災検定」を今年11月から実施することとなった。多くの犠牲者を出した東日本大震災から2年が経過した今も一向に進まない教育現場での防災教育に対して危機感をもった教育界や防災界をはじめとする各方面からの有志で新たに協会を設立した。

「ジュニア防災検定」今年11月からスタート!
~「事前課題」「検定テスト」「事後課題」をパッケージ化~
初代理事長に‶語り部〝の平野啓子氏が就任


一般財団法人防災検定協会(住所:東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館3F 理事長:平野啓子)では、小中学生を対象とした「ジュニア防災検定」を今年11月から実施することとなった。多くの犠牲者を出した東日本大震災から2年が経過した今も一向に進まない教育現場での防災教育に対して危機感をもった教育界や防災界をはじめとする各方面からの有志で新たに協会を設立した。初代理事長にはNHKでニュースキャスターやドラマの語りを務め現在、語り部とて活躍する平野啓子氏が就任した。

 「学校教育では得られない、防災教育の実現」をスローガンとして謳う。地震大国ニッポンにあって完全な防災は不可能。このため、いかに被害を少なくするかという減災教育にも視点をおいている。
「検定テスト」の‶前後″に課題を設けた。「事前課題」では日頃から家族や仲間との日常的な会話の中で常に災害を身近なものとして捉える習慣を身につけるため、「誰とどんな災害について話し合ったか、その内容は」をレポートにまとめて提出する。
「事後課題」では住んでいる地域社会の実情を知ることで緊急時の対応能力を養うため、自分が住む地域に起こると予測される災害について地図(減災マップ)やレポート、新聞などにまとめ提出する。
 「検定テスト」では災害に対する基礎知識に加え、応用力や創造力を高める方法として論述方式を取り入れた。1.自然災害の種類2.歴史としての自然災害3.科学としての自然災害4.社会と自然災害の4項目を設け、「状況に結び付いている知識に目を向ける課題」(テスト1)と「状況と自分の関わりに目を向ける課題」(テスト2)の2部構成とした。
 審査は協会内に設置された「検定委員会」で行なわれ、「事前課題」「検定テスト」「事後課題」の総合評価で70点以上が合格となる。
 

 対象は「初級」は小学5年生程度、「中級」は小学6年生・中学1年生、「上級」は中学2・3年生の3段階に設定している。検定料は初級が2千円、中級3千円、上級3千円。いずれも消費税込み。
第一回目は今年11月24日、初級、中級に限定して東京、大阪などの主要都市で実施。来年以降は毎年6月、10月の年2回、全国主要都市での実施を予定している。

 南海トラフ巨大地震や首都直下地震の予測で日本社会全体が恐怖と不安に包まれている。「‶自分の生命(いのち)は自分で守る″ためにも先ずは、子どもに対する防災教育が必要。この検定で培った子どもが大人になり社会に貢献するという循環性が生れるようになってはじめて、日本の防災力が強化されたといえるのです」(平野啓子理事長)と話している。

企業情報

企業名 株式会社コミュニケーションハウス
代表者名 野中克己
業種 その他サービス

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