合同会社蛤、世界的な現代美術家、ダン・グレアム(米)のライフヒストリーを漫画化した『まんがダン・グレアム物語』(PDF)の日英版を同時発売。

合同会社蛤(電子書籍レーベル、テンポプレス)は、世界的な現代美術家、ダン・グレアム(米)のライフヒストリーを漫画化した『まんがダン・グレアム物語』(PDF)の日本語版、英語版の同時販売を開始致しました。

■まんがダン・グレアム物語 [PDF Edition]
https://gumroad.com/l/tHRA
定価:1000円(税込)

■Manga Dan Graham Story [PDF Edition]
https://gumroad.com/l/oWfp
定価:10ドル(税込)

コンセプト:ダン・グレアム
原作:野々村文宏
漫画:谷本研

アメリカのコンセプチュアル・アーティスト、ダン・グレアムは常にコンテンポラリー・アートの世界に刺激を与えてきました。60年代から雑誌にさまざまな文化批評を寄稿し、『ホームズ・フォー・アメリカ』に代表される偽記事形式の美術作品を発表し、ジャンルの壁を越えた横断的な活動を始めました。
70年代からはさらにメディアを拡張し、映像、身体パフォーマンス、インタレーションなどの作品を発表。なかでも、2ウェイミラーを使用した代表作『パヴィリオン』シリーズは、建築と現代美術の横断的作品として世界中に展開されました。

グレアムは、ロックやユース・カルチャー、ひいてはポピュラー・カルチャー全般を愛し、彼の書いた雑誌記事や美術作品が、今度はポストパンク・シーンのミュージシャンに影響を与えました。
たとえば、グレアムは、美術作家だったキム・ゴードンに音楽をやることを薦め、彼女がソニック・ユースを結成するきっかけを作ったことでも知られています。
グレアムの作品と彼の歴史は、彼自身の鏡であると同時に時代の鏡でもあります。

このマンガは、2001年にポルトガルの現代美術セラルヴェス美術館(Museu de Arte Contemporanea de Serralves)から始まったダン・グレアムの回顧展のカタログの一部として制作されました。
グレアムは早い時期から日本のマンガをグローバルなユース・カルチャーの次のスタイルとして注目していました。

彼の監修のもと、シナリオを親交のある日本の美術批評家野々村文宏に、絵を美大で現代美術を専攻した漫画家谷本研に依頼して作られました。
さらにこのマンガは、2004年に千葉美術館から始まった日本での巡回展「Dan Graham by Dan Graham」において日本語版として内容が増補され、2009年にロサンゼルスMOCAから始まったアメリカでの大規模な回顧展「DAN GRAHAM: BEYOND」にも掲載されました。

つまり、このマンガは、さまざまな文化ジャンルを横断するダン・グレアムの実践の一つでもあります。
そして時代はさらに進み、ダン・グレアムの人類への愛にあふれた活動を次の世代に知ってもらうために、電子書籍レーベルであるテンポプレス(合同会社蛤)は、このマンガを紙上から電子データへ、電子書籍(PDF)として出版することを決定いたしました。
是非、この機会に「まんがダン・グレアム物語」を通して、ダン・グレアムの活動のユニークさと今日にまで続く可能性の広がりを、新しいメディアで再発見して頂けばと思います。


■合同会社蛤(はまぐり)
膨大な写真と情報の詰まった、都築響一(編集者)やナガオカケンメイ(デザインディレクター)、港千尋+勝又公仁彦(写真家)などの話題のメールマガジンを配信するビジュアル・アート系の電子コンテンツプロバイダー。
また、こけしの復興活動やヤノベケンジ(アーティスト)のサポーティング活動など、次世代のアーティスト・サポートの形を提供している。

企業情報

企業名 合同会社蛤
代表者名 葛城真
業種 新聞・出版・放送

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