ソルベイ、Technyl Oneポリアミド、難燃用途の開発を加速
ソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスは、金型に対する低腐食性、優れた電気的性能および高流動性を特徴とする同社の新たなポリアミド材料である「Technyl One」について、エネルギー管理およびビルオートメーション用電子機器に対する用途開拓を積極化する方針を明らかにしました。
フランス、リヨン - 2014年6月12日 - 高度なポリアミドソリューションのグローバル・リーダーであるソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスは、金型に対する低腐食性、優れた電気的性能および高流動性を特徴とする同社の新たなポリアミド材料である「Technyl One」について、エネルギー管理およびビルオートメーション用電子機器に対する用途開拓を積極化する方針を明らかにしました。
Technyl Oneは安全性向上、小型化、生産性向上など、エネルギー管理およびビルオートメーション用電子機器が抱える重要な要求に対応する新世代のポリアミド樹脂です。「スマートシティ」の新しいイニシアティブは、センサーやコントローラなど複数のスマートデバイスを選択する傾向にあり、企業や家庭が、電気使用の効率を最適化できるように支援するものです。
「弊社では、エネルギー需要は今後も、世界中、特にアジアで急増し、成長している大都市に集中すること、そして現在、温室効果ガスの40%以上が、工業、商業、居住用建物から排出されていることを認識しています。」とSchneider Electric上海研究開発センターのマテリアルエキスパートであるMichel Rapeaux氏は述べています。「弊社はインテリジェント・エネルギー管理とビルディング・オートメーションソリューションのグローバル・リーダーで、最大30%エネルギーを削減できます。Technyl Oneのような高性能な素晴らしい加工性を備えた新世代材料のお蔭で、エネルギー削減に向けた製品を開発することができます。」
ソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスの新しいポリマー技術は、高い流動性と高温のマトリックス、そして優れた電気特性とハロゲンフリーの耐熱特性を併せ持つことから、高圧、小型、成形ケースサーキット・ブレーカー、接触器、その他の電源制御機器など重要な特性を必要とするアプリケーション用ソリューションとして最適です。
「アジア全体で、高度な電気的安全性と発火防止の技術向上に対する需要が高まっており、特にヨーロッパ向けの輸出品は引火性、燃焼性、発煙および毒性に対する管理規制がますます厳しくなっています。」とソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスのグローバル電子機器市場マネージャーのJonson Xingはコメントしています。「これらのニーズに応えるために、Technyl Oneは重要な動作条件において、優れた電気特性と機械特性を兼ね備え、クラス最高の難燃性を発揮します。」
さらにTechnyl Oneは、優れた成形性、安定した充填、50%のガラス繊維強化比率でも良好な表面外観を提供します。また高温ナイロンの共通課題である金型や射出成形機の腐食問題がありません。これだけでも製造費用を大幅に削減することができます。これは中国などアジアの新興市場では、一台の成形機で複数の異なるポリマーを成形する必要があり、高い特殊処理を施した難燃グレード専用の機器を設置することが財政的に困難な場合があるため、特に重要です。
これに加え、Technyl Oneの全製品は、熱安定性と難燃性の両方において、他のポリアミド製品と比較した場合、吸水率が最大40%程度まで低く抑えられます。これにより、優れた寸法安定性が得られ、特に高湿高温環境への耐性が必須となるアジア地域の気候に適合し、厳しい寸法公差が求められる高精度用途への製品開発の可能性が広がります。
ソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスのTechnyl Oneグレードは、製品をアジアのニーズに適応させるため、世界規模の連携とソルベイ・アジアR&Iチームの積極的な参加により作られ、世界中の市場で販売が可能になりました。Technyl Oneは、わずか0.4mmの肉厚で、UL94 V0レーティングを実現するハロゲンフリー難燃性材料で、比類ない耐熱老化性(電気的RTI:150C)と高い相対トラッキングインデンックス(CTI 0:600V以上)を示します。
また、高温度使用環境(1,000時間220C以上)で高い寸法安定性が求められる用途でも使用可能な、ガラス繊維強化Technyl One製品も開発されています。
ソルベイは、カラーサンプリングなど最終製品の仕様に的確に材料をカスタマイズするだけではなく、テーラーメイド設計、試作品製作、試験サービスも支援しています。お客様個別のソリューションはソルベイのUL認定のアジア施設で製造されます。
Technyl Oneは安全性向上、小型化、生産性向上など、エネルギー管理およびビルオートメーション用電子機器が抱える重要な要求に対応する新世代のポリアミド樹脂です。「スマートシティ」の新しいイニシアティブは、センサーやコントローラなど複数のスマートデバイスを選択する傾向にあり、企業や家庭が、電気使用の効率を最適化できるように支援するものです。
「弊社では、エネルギー需要は今後も、世界中、特にアジアで急増し、成長している大都市に集中すること、そして現在、温室効果ガスの40%以上が、工業、商業、居住用建物から排出されていることを認識しています。」とSchneider Electric上海研究開発センターのマテリアルエキスパートであるMichel Rapeaux氏は述べています。「弊社はインテリジェント・エネルギー管理とビルディング・オートメーションソリューションのグローバル・リーダーで、最大30%エネルギーを削減できます。Technyl Oneのような高性能な素晴らしい加工性を備えた新世代材料のお蔭で、エネルギー削減に向けた製品を開発することができます。」
ソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスの新しいポリマー技術は、高い流動性と高温のマトリックス、そして優れた電気特性とハロゲンフリーの耐熱特性を併せ持つことから、高圧、小型、成形ケースサーキット・ブレーカー、接触器、その他の電源制御機器など重要な特性を必要とするアプリケーション用ソリューションとして最適です。
「アジア全体で、高度な電気的安全性と発火防止の技術向上に対する需要が高まっており、特にヨーロッパ向けの輸出品は引火性、燃焼性、発煙および毒性に対する管理規制がますます厳しくなっています。」とソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスのグローバル電子機器市場マネージャーのJonson Xingはコメントしています。「これらのニーズに応えるために、Technyl Oneは重要な動作条件において、優れた電気特性と機械特性を兼ね備え、クラス最高の難燃性を発揮します。」
さらにTechnyl Oneは、優れた成形性、安定した充填、50%のガラス繊維強化比率でも良好な表面外観を提供します。また高温ナイロンの共通課題である金型や射出成形機の腐食問題がありません。これだけでも製造費用を大幅に削減することができます。これは中国などアジアの新興市場では、一台の成形機で複数の異なるポリマーを成形する必要があり、高い特殊処理を施した難燃グレード専用の機器を設置することが財政的に困難な場合があるため、特に重要です。
これに加え、Technyl Oneの全製品は、熱安定性と難燃性の両方において、他のポリアミド製品と比較した場合、吸水率が最大40%程度まで低く抑えられます。これにより、優れた寸法安定性が得られ、特に高湿高温環境への耐性が必須となるアジア地域の気候に適合し、厳しい寸法公差が求められる高精度用途への製品開発の可能性が広がります。
ソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスのTechnyl Oneグレードは、製品をアジアのニーズに適応させるため、世界規模の連携とソルベイ・アジアR&Iチームの積極的な参加により作られ、世界中の市場で販売が可能になりました。Technyl Oneは、わずか0.4mmの肉厚で、UL94 V0レーティングを実現するハロゲンフリー難燃性材料で、比類ない耐熱老化性(電気的RTI:150C)と高い相対トラッキングインデンックス(CTI 0:600V以上)を示します。
また、高温度使用環境(1,000時間220C以上)で高い寸法安定性が求められる用途でも使用可能な、ガラス繊維強化Technyl One製品も開発されています。
ソルベイは、カラーサンプリングなど最終製品の仕様に的確に材料をカスタマイズするだけではなく、テーラーメイド設計、試作品製作、試験サービスも支援しています。お客様個別のソリューションはソルベイのUL認定のアジア施設で製造されます。
企業情報
企業名 | ソルベイジャパン株式会社 |
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代表者名 | 桑原 真 |
業種 | エネルギー・素材・繊維 |
コラム
ソルベイジャパン株式会社の
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