ベンチャー業界の人手不足を解消するべくドラマを製作（株式会社デュアルタップ（東京都港区　臼井貴弘社長））

ベンチャー企業の人材不足、定着率の低さを改善しようと、不動産ベンチャー企業が「初心−はつごころ−プロジェクト」を開始しました。馴染みやすいドラマを製作し、楽曲も若い世代に人気のアーティストを起用。業界の人手不足解消、イメージ向上につながる試みとなっています。（8月19日よりYouTubeにて公開）

【プロジェクトの背景】
国内景気が回復基調に乗る中で、人手不足の様相は業種を問わず深刻化しています。
建設業、飲食業に至っては人手不足からくる倒産も増えてきており、80年代後半のバブル期を彷彿とさせる状況も国内では起こってきています。
ベンチャー企業を目指す学生は増加基調にあったものの、大手企業の採用人数増加、昨今の国内人手不足とも相俟って、ベンチャー企業は採用難に直面しているばかりか、入社後の定着が悪化し、成長速度低下の一大要因になりつつあります。

【プロジェクトの概要】
この深刻な人手不足問題を解消するため、臼井社長は「当社のようなベンチャー企業に飛び込んでくる人材は、夢を持っていたり、成長意欲が高かったりする人材が本当に多い。しかし、忙しい日常の中でいつしか初心を忘れ、いや忘れたことにする社員が出てきてしまう。入社した時の気持ちを思い出させることが出来れば、長く活躍できる人材の育成、さらには、ベンチャー業界の活性化にもつながるはず。」と、業界の活性化を目的に人材の募集・定着に力を入れるべく、本プロジェクトをスタートさせました。

【具体的な施策】
臼井社長は、想いを現実化させるため、誰もが共感しやすくまた、幅広い層へ長期スパンで訴えかけられるようなドラマを製作しWEB（YouTube）で公開することを発表。さらに、楽曲も若者の間で注目度上昇中のアーティスト8utterflyを起用し、相乗効果を狙いました。

【作品の内容】
出来上がった作品は、「夢を叶えたい、強くなりたい」と心に秘めた女性が、ベンチャー企業に入社し、社会の荒波にもまれながらも成功の階段を昇り始めるまでを描いています。社員の感想としては、「自分が主人公になって描かれた作品と思える。当社が題材となっているものの、共感できるビジネスパーソンは多いはず。」と、厳しい側面も敢えて描くことで、ベンチャー企業を正面から描いた作品となっています。

動画名称：『初心–はつごころ–』（8月19日より公開）
動画アドレス：http://www.youtube.com/watch?v=r-qcXAy3_ic&feature=youtu.be
出　演：高瀬友規奈　香月柊人　神谷桃子　原田健二⇥
　　　　ミック入来　佐々木至　黒瀬義明　他

【展望】
臼井社長は「ある程度の意見や批判は覚悟の上だったが、既存社員のモチベーション回帰という第一段階はクリア出来たと思う。ただ、人手不足という大きな課題に対しては、１社だけで対応する時代は終わり、業界として取り組んでいく意識を持たなければならないと思う。少しでも多くの企業がこのプロジェクトに賛同してくれることを期待したい。」と意欲的に語っています。今後は、業種、エリアを越えた賛同がどこまで得られるかが本プロジェクトの隆盛にかかってきそうです。