進む「教育改革」と親たちの教育の悩み 進学は応援したいが学費は抑えたい…7割の親が抱える「学費の悩み」の実態に迫る ファイナンシャルプランナーおすすめ解決法とは
生活者の意識・実態に関する調査を行なうトレンド総研(東京都渋谷区)は、この度、子供の教育を考えるうえで切り離して考えることができない「学費」にフォーカスし、中学生・高校生の子供を持つ母親500名に調査を実施しました。
さらに、ファイナンシャルプランナーの大竹のり子氏に学費についてお話をうかがうとともに、「教育ローン」のサービスを展開する株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)の杉山直哉氏と荒木直人氏に取材を行ないました。
1、【調査結果】 教育に関する意識調査
子供の学費に対する意識を探るべく、トレンド総研では、進学を考えている中学生・高校生の子供を持つ母親500名に、学費について調査を行ないました。
■ 母親の97%が「教育改革」に何らかの期待
はじめに、母親たちの「教育」への関心を調べるべく、安倍晋三首相が掲げる「教育改革」に対して期待することを聞きました。すると、「わからない」、「特にない」と回答した人はたった3%で、97%もの人が「教育改革」に対して何かしら期待をしていることがわかりました。「教育改革」への関心の高さから、母親たちの「教育」への関心の高さがうかがえます。
具体的に改革に望むこととしては、「学力、考える力をしっかりつけてほしい」(宮城県・44歳)、「国際化に対応できる国語、英語力の強化」(東京都・50歳)といった、教育方針に関するものや、「教師の質を向上させてほしい」(宮城県・53歳)など学校の環境に関するものなど、様々な意見が寄せられました。また、そんな意見のなかでも多く挙げられていたのが、「学費の無償化」(群馬県・47歳)、「親の収入で子供の進路が影響されないように」(神奈川県・44歳)といった、進学費用に関する声です。進学について経済面で不安を抱いている親は少なくないようです。
■ 学力・成績、進学費用・・・ 子供の進学費用に悩む親は68%
そこで、各家庭における子供の進学の悩みについて聞きました。すると、進学の悩みとして挙げられたものとしては、「学力・成績」が最も多く71%、つぎに、「進学費用」(68%)、「将来の職業との関連」(56%)、「大学・学部の選び方」(46%)と続きました。進学を考えるにあたり、子供の“できること”や“やりたいこと”以外に、金銭面も考慮して進学について考えている様子がうかがえます。
また、子供の進学について不安に思っていることを聞くと、学費面の悩みとして「希望の進路が金銭面で可能かどうか」(福岡県・36歳)、「学費が高いので、お金のことは気にせず大学を選ばせてあげられないところ」(東京都・48歳)、「私立学校に進むことで経済的な負担が大きい事」(神奈川県・45歳)といった意見が目立ち、進学費用への不安は根深いようです。
さらに、「子供が学費の高い大学に行きたいと言った際、多少実力よりも求められる学力が高くても、学費が低い大学に行ってほしい」と思う母親は66%と7割近くいることがわかりました。経済面の負担を考慮しないと子供の希望だけで大学を選べないというのが正直なところなのかもしれません。
ちなみに、子供の進学に関する情報収集の方法について聞くと、「学校の先生」が最も多く64%、次に「インターネット検索」(52%)、「塾・予備校の先生」(31%)と続きました。また、こういった情報の集め方について、68%と約7割の母親が「十分だと思わない」と答えていることからも、進学費用を筆頭に多くの悩みを抱えながら、上手く情報収集ができていない実態があることがわかりました。
2、【インタビュー1】 ファイナンシャルプランナーに聞く、学費のやりくり法
学費による経済的な負担が親たちの悩みのもとになっている実態をうけ、具体的にどういったことに気を付けるべきか、ファイナンシャルプランナーの大竹のり子氏に、学費のやりくりの方法についてお話をうかがいました。
■ 子供の学費を貯められる期間は長いようで実は短い
子供の学費に関するお悩みは、子供の学年や時期にかかわらず、相談内容としてよく受けるテーマです。具体的には、「どのように貯めていけば良いのか?」、「足りていない部分をどのように工面すれば良いのか?」といった質問を良く受けます。学費の貯め方として私がベストな方法だと考えているのは、子供が生まれた瞬間からコツコツと貯金を積み上げていくこと。しかし貯金をできる期間は、長いようにみえて実はとても短いという点には注意が必要です。
学費の貯め時は、0歳~3歳と、6歳~12歳の、大きく分けて2回・合計9年間といわれています。この期間に含まれない3歳~6歳は、幼稚園でお金がかかる時期、12歳以降は子供の行動範囲も広がり、部活や交際費などでお金がかかります。しかしこの限られた期間の中では、必要な学費の全額を貯金できない方も多く見受けられます。そんな時は、自身で貯めたものと組み合わせて、「奨学金」や「教育ローン」を上手く使うことをおすすめします。
■ 「教育ローン」は親がする子供への先行投資
つぎに、先述した「奨学金」と「教育ローン」についてご説明いたします。
「奨学金」をご利用されている方は年々増えていて、大学に入る際に多くの方が申し込まれます。しかし奨学金は、子供が社会に出てからその学費を払っていかなければならないため、子供にとっては自分名義で借りる“初めての借金”でもあります。「奨学金」に“親孝行”といった良いイメージがあり、沢山の人が申し込むのをみて集団意識のなか申し込む人も多いため、なかなか注目されにくいのですが、“借金”という側面があることも認識として持っておく必要があります。もちろん家庭ごとの教育方針はあると思いますが、ファイナンシャルプランナーの立場としては、社会に出ると同時に子供に借金を背負わせることは、あまりおすすめできません。社会人としてのスタート地点に立ったとき、借金があるのと無いのとでは、その後のライフプランが変わってきてしまいます。
そこで、親が学費を支払う方法として選択肢に入れてほしいのが「教育ローン」です。「教育ローン」は、「奨学金」ほど広く知られていないかもしれませんが、子供の代わりに親が親名義で学費を払っていくために利用できるサービスです。「ローン」というと「奨学金」よりも“借金”のイメージが強いかもしれませんが、実際は車や住宅を購入する時のローンとは全くの別物。車や住宅のローンは“消費のためのローン”ですが、「教育ローン」はお子様への“投資のためのローン”というポジティブなローンであるといえます。先述した、将来の学費を子供が幼いうちから積み立てていく方法も、全額すべてを、学費を払うその瞬間で持っていなくてはいけないわけではありません。「教育ローン」との合わせ技で、足りない分を借りて、学費は親が払うという方法も選択肢として考えていただければと思います。
3、【インタビュー2】 サービス担当者が語る「教育ローン」
続いて、具体的な学費に対する選択肢について知るために、「教育ローン」のサービスを展開する、株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)の杉山直哉氏と荒木直人氏に「教育ローン」についてお話をうかがいました。
■ 子供の将来を考えたベストな支払い方法とは…
学費の支払いをサポートする手立てとしては「奨学金」がポピュラーです。少し前までは審査のハードルが高いイメージがありましたが、今では多くの方が利用できるようになりました。お子様のチャンスが増えるという意味では良いことでもありますが、あまり深く考えずに申し込みを行なってしまうケースも多くなってきているように感じています。
「奨学金」は、お子様が社会人になって、結婚したり子供ができたりする過程でも、定期的に支払いしていかなくてはならない借金です。例えばお子様が結婚・出産・子育てといったライフステージに立った際も、「奨学金」の支払いは続きます。そうすると、経済状況によっては、お子様はご自身の将来のために貯蓄することが難しくなってしまう可能性もあります。“借金”をつくるということは、そういったところまで考慮した上での決断が必要であるということを、お子様の将来を考える際に、今一度考えていただければと思います。
■ 必要なサポートを必要なタイミングで受けることができる「提携教育ローン」
「奨学金」が早くて入学後の5月から振り込まれるのに対し、「教育ローン」は入学前にも借入れができるため、入学金にあてることもできます。なかには、ニーズに合わせて「奨学金」と併用して上手く使う方もいらっしゃいます。こうした幅広い選択肢があるのが「教育ローン」のメリットでもあります。
数ある「教育ローン」のなかでも、オリコが提供する“学費サポートプラン“は「提携教育ローン」といって、保護者・学校・オリコの三者間で契約をするという形をとっています。学費を立て替えて直接学校に支払うため、振り込まれるお金が学納金以外の別の用途で使われることがありません。追加利用があっても返済を一本化できるので、借入金額によっては月々の返済額はそのままで、返済が重なることもありません。振り込みをする必要もないので、手間を掛けずに必要なサポートを必要な分だけ適切に受けることが可能です。
学校の学費について前々から考えていたつもりでも、実際に学校の納付書がきてから急いで学費の工面を考えるケースも多いようです。そういった実態をうけて、オリコではWEB上で申請ができるようにしています。審査は基本的に即日に行っているため、金融機関に足を運ぶ手間も時間も省くことができます。
ぜひこの機会に、学費の支払いをサポートしてくれる手段についてより深く知り、考えていただき、お子様のライフプランに沿った、支払い方法をみつけてみてください。
1、【調査結果】 教育に関する意識調査
子供の学費に対する意識を探るべく、トレンド総研では、進学を考えている中学生・高校生の子供を持つ母親500名に、学費について調査を行ないました。
■ 母親の97%が「教育改革」に何らかの期待
はじめに、母親たちの「教育」への関心を調べるべく、安倍晋三首相が掲げる「教育改革」に対して期待することを聞きました。すると、「わからない」、「特にない」と回答した人はたった3%で、97%もの人が「教育改革」に対して何かしら期待をしていることがわかりました。「教育改革」への関心の高さから、母親たちの「教育」への関心の高さがうかがえます。
具体的に改革に望むこととしては、「学力、考える力をしっかりつけてほしい」(宮城県・44歳)、「国際化に対応できる国語、英語力の強化」(東京都・50歳)といった、教育方針に関するものや、「教師の質を向上させてほしい」(宮城県・53歳)など学校の環境に関するものなど、様々な意見が寄せられました。また、そんな意見のなかでも多く挙げられていたのが、「学費の無償化」(群馬県・47歳)、「親の収入で子供の進路が影響されないように」(神奈川県・44歳)といった、進学費用に関する声です。進学について経済面で不安を抱いている親は少なくないようです。
■ 学力・成績、進学費用・・・ 子供の進学費用に悩む親は68%
そこで、各家庭における子供の進学の悩みについて聞きました。すると、進学の悩みとして挙げられたものとしては、「学力・成績」が最も多く71%、つぎに、「進学費用」(68%)、「将来の職業との関連」(56%)、「大学・学部の選び方」(46%)と続きました。進学を考えるにあたり、子供の“できること”や“やりたいこと”以外に、金銭面も考慮して進学について考えている様子がうかがえます。
また、子供の進学について不安に思っていることを聞くと、学費面の悩みとして「希望の進路が金銭面で可能かどうか」(福岡県・36歳)、「学費が高いので、お金のことは気にせず大学を選ばせてあげられないところ」(東京都・48歳)、「私立学校に進むことで経済的な負担が大きい事」(神奈川県・45歳)といった意見が目立ち、進学費用への不安は根深いようです。
さらに、「子供が学費の高い大学に行きたいと言った際、多少実力よりも求められる学力が高くても、学費が低い大学に行ってほしい」と思う母親は66%と7割近くいることがわかりました。経済面の負担を考慮しないと子供の希望だけで大学を選べないというのが正直なところなのかもしれません。
ちなみに、子供の進学に関する情報収集の方法について聞くと、「学校の先生」が最も多く64%、次に「インターネット検索」(52%)、「塾・予備校の先生」(31%)と続きました。また、こういった情報の集め方について、68%と約7割の母親が「十分だと思わない」と答えていることからも、進学費用を筆頭に多くの悩みを抱えながら、上手く情報収集ができていない実態があることがわかりました。
2、【インタビュー1】 ファイナンシャルプランナーに聞く、学費のやりくり法
学費による経済的な負担が親たちの悩みのもとになっている実態をうけ、具体的にどういったことに気を付けるべきか、ファイナンシャルプランナーの大竹のり子氏に、学費のやりくりの方法についてお話をうかがいました。
■ 子供の学費を貯められる期間は長いようで実は短い
子供の学費に関するお悩みは、子供の学年や時期にかかわらず、相談内容としてよく受けるテーマです。具体的には、「どのように貯めていけば良いのか?」、「足りていない部分をどのように工面すれば良いのか?」といった質問を良く受けます。学費の貯め方として私がベストな方法だと考えているのは、子供が生まれた瞬間からコツコツと貯金を積み上げていくこと。しかし貯金をできる期間は、長いようにみえて実はとても短いという点には注意が必要です。
学費の貯め時は、0歳~3歳と、6歳~12歳の、大きく分けて2回・合計9年間といわれています。この期間に含まれない3歳~6歳は、幼稚園でお金がかかる時期、12歳以降は子供の行動範囲も広がり、部活や交際費などでお金がかかります。しかしこの限られた期間の中では、必要な学費の全額を貯金できない方も多く見受けられます。そんな時は、自身で貯めたものと組み合わせて、「奨学金」や「教育ローン」を上手く使うことをおすすめします。
■ 「教育ローン」は親がする子供への先行投資
つぎに、先述した「奨学金」と「教育ローン」についてご説明いたします。
「奨学金」をご利用されている方は年々増えていて、大学に入る際に多くの方が申し込まれます。しかし奨学金は、子供が社会に出てからその学費を払っていかなければならないため、子供にとっては自分名義で借りる“初めての借金”でもあります。「奨学金」に“親孝行”といった良いイメージがあり、沢山の人が申し込むのをみて集団意識のなか申し込む人も多いため、なかなか注目されにくいのですが、“借金”という側面があることも認識として持っておく必要があります。もちろん家庭ごとの教育方針はあると思いますが、ファイナンシャルプランナーの立場としては、社会に出ると同時に子供に借金を背負わせることは、あまりおすすめできません。社会人としてのスタート地点に立ったとき、借金があるのと無いのとでは、その後のライフプランが変わってきてしまいます。
そこで、親が学費を支払う方法として選択肢に入れてほしいのが「教育ローン」です。「教育ローン」は、「奨学金」ほど広く知られていないかもしれませんが、子供の代わりに親が親名義で学費を払っていくために利用できるサービスです。「ローン」というと「奨学金」よりも“借金”のイメージが強いかもしれませんが、実際は車や住宅を購入する時のローンとは全くの別物。車や住宅のローンは“消費のためのローン”ですが、「教育ローン」はお子様への“投資のためのローン”というポジティブなローンであるといえます。先述した、将来の学費を子供が幼いうちから積み立てていく方法も、全額すべてを、学費を払うその瞬間で持っていなくてはいけないわけではありません。「教育ローン」との合わせ技で、足りない分を借りて、学費は親が払うという方法も選択肢として考えていただければと思います。
3、【インタビュー2】 サービス担当者が語る「教育ローン」
続いて、具体的な学費に対する選択肢について知るために、「教育ローン」のサービスを展開する、株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)の杉山直哉氏と荒木直人氏に「教育ローン」についてお話をうかがいました。
■ 子供の将来を考えたベストな支払い方法とは…
学費の支払いをサポートする手立てとしては「奨学金」がポピュラーです。少し前までは審査のハードルが高いイメージがありましたが、今では多くの方が利用できるようになりました。お子様のチャンスが増えるという意味では良いことでもありますが、あまり深く考えずに申し込みを行なってしまうケースも多くなってきているように感じています。
「奨学金」は、お子様が社会人になって、結婚したり子供ができたりする過程でも、定期的に支払いしていかなくてはならない借金です。例えばお子様が結婚・出産・子育てといったライフステージに立った際も、「奨学金」の支払いは続きます。そうすると、経済状況によっては、お子様はご自身の将来のために貯蓄することが難しくなってしまう可能性もあります。“借金”をつくるということは、そういったところまで考慮した上での決断が必要であるということを、お子様の将来を考える際に、今一度考えていただければと思います。
■ 必要なサポートを必要なタイミングで受けることができる「提携教育ローン」
「奨学金」が早くて入学後の5月から振り込まれるのに対し、「教育ローン」は入学前にも借入れができるため、入学金にあてることもできます。なかには、ニーズに合わせて「奨学金」と併用して上手く使う方もいらっしゃいます。こうした幅広い選択肢があるのが「教育ローン」のメリットでもあります。
数ある「教育ローン」のなかでも、オリコが提供する“学費サポートプラン“は「提携教育ローン」といって、保護者・学校・オリコの三者間で契約をするという形をとっています。学費を立て替えて直接学校に支払うため、振り込まれるお金が学納金以外の別の用途で使われることがありません。追加利用があっても返済を一本化できるので、借入金額によっては月々の返済額はそのままで、返済が重なることもありません。振り込みをする必要もないので、手間を掛けずに必要なサポートを必要な分だけ適切に受けることが可能です。
学校の学費について前々から考えていたつもりでも、実際に学校の納付書がきてから急いで学費の工面を考えるケースも多いようです。そういった実態をうけて、オリコではWEB上で申請ができるようにしています。審査は基本的に即日に行っているため、金融機関に足を運ぶ手間も時間も省くことができます。
ぜひこの機会に、学費の支払いをサポートしてくれる手段についてより深く知り、考えていただき、お子様のライフプランに沿った、支払い方法をみつけてみてください。
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