パキスタンにおけるサイクロン発生にともなうCAREの対応

パキスタン南西部に大きな被害をもたらしたサイクロンの発生を受け、国際NGOのCARE は緊急支援活動を開始しました。

パキスタン南西部に大きな被害をもたらしたサイクロンの発生を受け、CARE は緊急支援活動を開始しました。しかし、救援物資は不足しつつあります。このサイクロンは、特にバルチスタン州およびシンド州において、広範囲に及ぶ雨、高波、洪水をもたらしました。この災害により少なくとも15万人が家を失い、何百人もの人が命を失いました。

緊急支援活動は、コミュニケーション手段が限られていることや、最も被害が大きかった地域で交通路が多大な損害を受けたことにより、困難をきたしています。犠牲者の数は何百人にものぼり、さらに何百人もの人がいまだに行方不明であることを考慮すると、その数はさらに増えると予測されます。中でもバルチスタン州が最も被害を受けた地域と言われており、百万人がこの洪水の被害を受けました。

現在、政府・国連・援助団体などから救援・救出活動は行われているものの、被害地域のコミュニティは医薬品・食糧・保健施設・安全な飲み水・衛生サービスなどにおける深刻な不足に直面しています。

CARE は、水の浄化剤・衛生キット・台所用品などが入った緊急支援パッケージを、最も被害の影響を受けている約5000世帯に提供しています。その多くは、子どもを持つ女性が家計を支えている家庭です。洪水の被害を受けた地域での保健面でのニーズは高まっており、これに応えるべく、CARE は何百人もの患者に対して移動式の医療保健サービスを提供しています。これらの医療施設では、母子のプライマリー・ヘルス・ケアとリプロダクティブ・ヘルス・ケアに焦点があてられています。CAREは、これらの支援を早急に3万人の人々に広げられるよう、そのための資金援助を求めています。

サイクロンは、6月26日に北アラビア海からパキスタン南西部の沿岸地域に入り、住民の命を奪い、生活、財産を破壊しました。今回の災害では、河川の水位を非常に危険なレベルにまで上昇させ、北部で豪雨と激しい洪水をもたらした弱い前線も複合的要素として加わり、事態を悪化させています。

CARE は、パキスタンの中でも特にアクセスが困難ないくつかの地域で保健、教育、水と衛生、緊急支援などの分野で活動を行ってきた経験があります。2005年に発生したパキスタン大地震では、北部で7万人以上が亡くなり、350万人が被害を受けました。この地震で被害を受けた北西辺境州の遠隔地のコミュニティでは、今もCAREによる支援活動が続けられています。この地震の被災者に対する活動で、CAREは緊急用シェルター・教育・保健・水・衛生・インフラ・住宅などを提供し、38万人以上の人々を支援しました。


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(財)ケア・インターナショナル ジャパン
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CAREは、世界70カ国の途上国・紛争地域にて支援活動を実施している国際組織です。高度な専門知識と経験をもった13,000人のスタッフによる活動は、国連をはじめとする各種専門機関や支援国から高い評価と信頼を受けています。






企業情報

企業名 財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
代表者名 関口 房朗
業種 未選択

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