長和町のトマトソースを農大生が復活!新たな特産品「長和トマトソース」-耕作放棄地と伝統文化の再生を通した学生による山村再生プロジェクト(東京農業大学)-
山村再生プロジェクトは、東京農業大学国際食料情報学部食料環境経済学科が「地域再生」や「活性化の担い手育成」を目的に、文部科学省の「質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)」の採択を受けて、2008年から長野県長和町で実施しております。この山村再生プロジェクトでは、遊休荒廃農地の活用・再生や、伝統の立岩和紙の原料となるコウゾの栽培、生産者組合への支援などだけに留まらず新たな特産品を開発することで、山間地の活性化に挑んでいます。この度、ここ長和町で生産・加工・販売されていた地元で人気であった「長和のトマトソース」を農大生が復活させました。このトマトソースは地元長和町や農大収穫祭にて農大生が販売し、見事完売しました。今後は、トマトソースだけでなく、新たな農産物や加工品など特産品をつくることで「地域再生」や「活性化の担い手育成」に繋げたいそうです。
地元農家にご指導ご協力のもと、加工用トマト(リコボール*)で「長和のトマトソース」を農大生が復活させました。これは昔、長和町で作られていたトマトソースです。作り手不足ゆえに生産がストップしていましたが、農大生が復活させたので地元住民も大喜びしております。生産・加工・販売といった六次産業を農大生が行い、さらに長和町の新たな特産品として注目を浴びております。
*リコボール
長野県の試験場で開発された加工用トマト「リコボール」を使用しております。これは、高い抗酸化作用があり生活習慣病の予防に効果があるとされるリコピン含有量が、なんと標準品種の1.5~2倍と豊富なトマトです。また加工用品種のトマトとしてジュース、ピューレなどに適していると云われ、トマトソースとして様々な料理にマッチする無限の可能性を秘めております。
【長野県長和町の特産品を農大生が復活(長和のトマトソース)-東京農業大学山村再生プロジェクト-】
山村再生プロジェクトとは、東京農業大学国際食料情報学部食料環境経済学科の学生たちが「長和町」全体を1つのフィールドとして、地域住民と協働し交流を深めながら、多彩なカテゴリーに合わせて実習を展開するプロジェクトです。
社会科学とりわけ経済学の手法を用いて「農業」「食料」及び「環境」を取り巻く課題を地域的・国民的視点、さらには国際的視点から究明することで「新たなフードシステムの構築」及び自然と人間の共生を軸とした「持続的な循環型社会の構築」に資する人材を養成しています。
この度、耕作放棄地と伝統文化の再生を通した学生による地域活性プロジェクトの一環として、長和町の特産物を開発しました。今後もさらなる原料生産及び加工、新商品を開発して地域のブランド化を図る意向です。これが地域再生・活性化に繋がれば幸いです。
*農大生のコメント
正直言いますと、トマトの栽培よりもトマトの加工作業の方が大変でした。トマトを大釜で煮込むのですが、とにかく熱くて熱くてつらかったです。皆、ゴム手袋をはめて作業をしていたのですが、学生の中には軽い火傷をした子もいました。こういった体験を通して、農家さんだけでなく加工業者の方々の大変さや感謝の気持ちが今以上に増しました。実際、トマトソースを食べた感想を言うと、市販のトマトソースよりもシャバシャバしていて甘めでした。これからも長和町の地域活性化のために六次産業化を行いたいです。
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企業情報
企業名 | 株式会社みんなの農業 |
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代表者名 | 秋丸剛志 |
業種 | 農林水産 |
コラム
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