デザイナー菊地あかねが東京に西陣織の織元と併設した業界初のデザイン事務所を設立。江戸友禅の東京ギフト、鯔背なネクタイTOKYO COLORを24日に特別展示。
デザイナーの菊地あかねがデイリーフレッシュ株式会社より独立し、西陣織の織元の工房と併設した業界初のデザイン事務所「菊地あかねデザイン事務所」(東京・目黒区、京都・上七軒)を設立しました。業務形態は足立敏氏(伝統工芸士)が代表を務める株式会社あだち(京都・上七軒)との共同の小物ブランド「花街」の運営のほか、和装制作技術を用いたプロダクトデザインや広告デザインの提案を行い、10年先の存続が軒並厳しいと言われる京都の西陣織の現状を守っていきます。また自社サービスも開発中で、西陣織だけではなく日本の伝統産業を活性化させるデザイン事務所として成長していきます。また東京の事務所にて設立記念展示を今月24日(日)に行います。その道30年の手描き友禅師笠原以津子とコラボし、東京都主催の伝統工芸開発プロジェクト「東京手仕事」で発表した江戸友禅のネクタイブランド「TOKYO COLOR」の特別展示です。
デザイナーの菊地あかねがデイリーフレッシュ株式会社より独立し、西陣織の織元の工房と併設した業界初のデザイン事務所「菊地あかねデザイン事務所」(東京・目黒区、京都・上七軒)を設立しました。業務形態は足立敏氏(伝統工芸士)が代表を務める株式会社あだち(京都・上七軒)との共同の小物ブランド「花街」の運営のほか、和装制作技術を用いたプロダクトデザインや広告デザインの提案を行い、10年先の存続が軒並厳しいと言われる京都の西陣織の現状を守っていきます。また自社サービスも開発中で、西陣織だけではなく日本の伝統産業を活性化させるデザイン事務所として成長していきます。
また、菊地あかねデザイン事務所(東京・目黒区)は設立記念展示を今月24日(日)に行います。その道30年の手描き友禅師笠原以津子とコラボし、東京都中小企業振興公社主催の伝統工芸開発プロジェクト「東京手仕事」で発表した江戸友禅のネクタイブランド「TOKYO COLOR」の特別展示です。
<概要>
・東京の各街を見事な手描き江戸友禅で表現した本作品は、製作期間は約8ヶ月、100本近くの試作を重ね、第一弾である「浅草」「銀座」「表参道」「お台場」「永田町」を柄にしたネクタイ計5柄を全11色で展開。
浅草
東京唯一の浅草の神輿専門店の「宮本卯之助商店」様のご協力で三社祭の神輿を図案にしました。
東京の下町特有の粋な雰囲気で締めた時に背筋が伸びるように。
お台場
東京の夜景と、夜空の煌めきを筆先の技で繊細に表現しました。
離れた時と近づいた時で見え方の違いを意識し、纏う楽しさを。現代の風景を映し出しました。
永田町
この街界隈の格調高く慎ましい 雰囲気を図案に。縁のある菊をさりげなく入れ古典との融合を。
建築を思わせる西洋のレリーフは陰影をつけ手描きの面白さを。
銀座
昭和の匂いがするビアホールや街灯の灯火をさりげなく図案に。
ドットの質感をガラス風にして柳でこの街らしい情緒を出して
懐かしさと斬新さを表現します。
表参道
銀杏と欅並木の葉が流れ落ちる優雅な雰囲気に江戸友禅の特徴
「ぼかし」の技術で陰影を出して目抜き通りを象ったタイピンで
手描きの立体感を表現しました。
・柄は笠原が全て手描きで無線友禅という糸目友禅に比べて行程の少ない手法で行いました。
・ネクタイの生地や縫製は京都・西陣の太平織物株式会社に依頼し品質にこだわりました。
・無線手描き友禅の特性に和装の域を超えた可能性を見出し、自在な色使いやぼかしを情緒的に東京の風景を切り取ったようなデザインに仕上げました。
・形の改良を進め、チーフなどの他商品も開発予定です。今夏より東京都内の各百貨店や海外の展示会などで開始し、価格は1万8000円前後を予定しています。
・生産は現在月数十本だが、今後は規模を広めていき「伝統技術」を「定番」にしていく。
・生地は100%シルクで特注の綸子織を採用。撥水加工が施されており、色落ちすることもなく手描きを長く楽しんでいただけ、クリーニングも可能。
<背景>
菊地はこれまで自身が手掛けた西陣織のブランド「花街」や芸妓修行、骨董市で山積みにされる着物を目にした時に呉服産業がいかに衰退に向かっているかを知り、「呉服製作技術+ネクタイ」の組み合わせを当たり前にしていきたいと考案しました。開発コンセプトは「グローバルなビジネスの場やパーティで出会う人にシャイな性格でも、話題にできて、コミュニケーションツールにもなる伝統工芸品をつくりたい。そんな商品を編み出そう!」
<展望>
「TOKYO COLOR」は手描きの質感を出しながらフォーマルな柄も織り交ぜ、日本人が着物を着ると自然と背筋がのびるように、特別な気持ちにさせる魔法のアイテムとして展開していきます。
MADE IN JAPANでも洋風なデザインが多い日本のネクタイはわざわざ購入することが少ないことが独自の調査で明らかに。日本の伝統技術だということをうまく販売店舗でアピールし、購買につなげて各街で特色の強い東京の街それぞれもアピールできます。手描きでオンリーワンの上、商品名から「TOKYOギフト」としてプレゼントしやすいことも特徴。
設立記念展示
[日程]2016年4月24日(日)11時-19時
[場所]菊地あかねデザイン事務所 (東京)
[住所]東京都目黒区中根1-11-6 モデリアブリュット都立大101 【都立大駅徒歩3分】
[対象]プレスリリースまたはご招待状をお送りした方及びご友人のみ
[内容]「TOKYO COLOR」の展示
[定員]特に定員はございませんが、限られた場所の為お待ち頂く可能性もございます。どうかご了承くださいませ。
[TEL]03-6421-3725
[参加]メール(info@akanek.jp)にてご人数とお時間帯をご連絡ください。
菊地あかね
88年宮城県出身。18歳で渡米し、帰国後制作会社に勤務する傍ら芸者に弟子入りし作法を習う。茶道、座敷舞、生花などの稽古を続けながらデザイン活動を行う。2013年、デイリーフレッシュに所属しチーフデザイナーとして様々な案件を担当。2015年、東京都伝統工芸品商品開発のデザイナーに選定。株式会社あだちと開発した西陣織製品「花街」はリリース直後にバイヤーの目にとまり銀座の百貨店正面玄関で出店。伝統工芸品の販売が同売場で創業以来初めてにも関わらず600個近くが完売。2016年4月、織元と併設した独自の形のデザイン事務所を設立。東京都の依頼・協力で江戸友禅の紳士向け製品「TOKYO COLOR」を展開。
菊地あかねデザイン事務所 / Akane Kikuchi Design Office
東京都目黒区中根1-11-6 #101
Tel 03-6421-3725 / Mobile 090-6456-3294
info@akanek.jp http://www.akanek.jp
添付画像・資料
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企業情報
企業名 | 菊地あかねデザイン事務所 |
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代表者名 | 菊地あかね |
業種 | 広告・デザイン |