リオ五輪のライブ放送のリアルタイムの字幕をWEBで配信～モバイル型情報保障サービス（e-ミミ）～

コンピュータ・通信機器

リアルタイム字幕配信サービスを実施している株式会社アイセック・ジャパンと株式会社アイセック・福井は、聴覚障がい者・高齢者など「聞こえ」に不自由している方のために、ボランティアでリオ五輪の字幕配信をおこなう。利用者は、URLにアクセスすることで、放送中の番組のライブ字幕をパソコンやタブレット端末、スマートフォンでみることができる。8月5日から21日の間、ライブ放送される人気スポーツを中心にほぼ毎日ライブ字幕を提供する予定。

本日、株式会社アイセック・ジャパン（本社：沖縄県うるま市　一瀬宗也社長）と株式会社アイセック・福井（本社：福井県若狭町　一瀬宗也社長）は、8月5日より開始されるリオデジャネイロ五輪のライブ放送に合わせ、リアルタイムの字幕をWebで配信することを発表いたします。

聴覚障がいや高齢により、テレビの音声が聞こえない、聞き取りづらい方でもオリンピックを楽しめるように、NHKや民放の放送に合わせて、WEBページでリアルタイムの字幕を配信する。配信中の字幕は、株式会社アイセック・ジャパンのホームページおよびFaceBookページのリンク先をクリックすることで、パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどで閲覧できるものです

4年後に開かれる、東京オリンピックに向けて、高齢者や聴覚障がい者など「聞え」に不自由のある方にも、今回オリンピック観戦を支援することで、関心を高めてもらうことを目的としています。

今回のオリンピックテレビ放送では、ライブ字幕が準備されていないこともあり、高齢者や聴覚障がい者からの字幕が必要との声に答えたもの。また、ライブ字幕の配信は、アイセック･ジャパンが非営利・無料・無報酬でボランティアとして実施します。

●背景、システム概要

高齢者や聴覚障がい者など「聞こえ」に不自由を感じている人は、日本補聴器工業会の調べでは1390万人にも上ると言われており、オリンピックの放送にも何らかの対応が必要となっており、字幕放送の必要性が高まっています。

株式会社アイセック・ジャパンでは、6年前から聴覚障がい者の社会進出を支援するために、講演会・セミナーや高校・大学の授業、市町村・都道府県議会に音声の同時文字通訳サービス「e-ミミ」を提供してきました。

当システムは、聴覚障がい者など「聞え」に不自由を感じている人向けに、国立大学法人筑波技術大学などが実証実験したものを株式会社アイセック・ジャパンがビジネス化して提供しているものです。

【当システムの仕組み】

(1)オリンピック放送の音声を、株式会社アイセック・ジャパンの遠隔情報保障センターのオペレーター（文字通訳者）が聞く。

(2) 音声を聞いた文字通訳者は2名ペアで交互にパソコンに文字を入力することで、同時音声文字通訳を行う。

(3)文字通訳した内容はインターネットに配信される。

(4)字幕の必要な方は、スマホやタブレット端末、パソコンなどインターネットに接続した端末でURLにアクセスすることで、どこでも内容を確認することができる。

【当システムの特長】