全社員に救急救命法とＡＥＤ研修を実施～ 職場で、家庭で、地域で　私たちが命を繋げる ～

ー 3つの特徴 ー

■エヌジェーシー社員約1900名が救急救命スキルを身に着けることで1人でも多くの傷病者の社会復帰に貢献します。

■救急現場で率先して救命活動を行うことで、周囲に居合わせた人々へ誰もが救命処置に対応できることを広げ伝えます。

■医療事務員として医療機関で働く社員がバイスタンダー（心肺蘇生に関わる人）としての知識とスキルを身に着けることで、医療人としての専門性を高め、従業員のレベルアップを図ります。

【背景】

　平成16年に、一般市民によるＡＥＤ（自動体外式除細動器）の使用が認められてから約10年が経過しました。当初8,000台程度だったＡＥＤの設置台数は、平成24年末までの累計販売台数が44万7,818台と飛躍的に増加しています。

　一方、総務省消防庁によると、平成27年中に、一般市民の目の前で心停止に陥った傷病者数は25,255人ですが、そのうち居合わせた人により除細動（ＡＥＤによる電気ショック）が実施された件数は、全体の4.1％に当たり、わずか1,030人となっています。また、そのうちの一ヶ月後社会復帰者が446人（43.3％）と、非常に高い救命効果を示しているだけに、より利用しやすいＡＥＤの設置場所の工夫とともに、一般市民への教育の充実が喫緊の課題となっているのが現状です。心停止後の救命のチャンスは１分経つごとに10％低下するといわれており、ＡＥＤが届くまでの間、絶え間なく心肺蘇生処置を行わなければ救命率が格段に低下します。

　エヌジェーシーの主たる顧客である地域医療を担う基幹病院には、1日に1,500人から2,000人の外来患者とその関係者が訪れます。離床を許され院内のアメニティを利用する入院患者もいます。これらの人々の急変に居合わせるのは、エヌジェーシーが提供する、窓口やフロアで患者応対業務を担う社員がほとんどであるため、この全社員が、心肺蘇生処置とＡＥＤ使用を適切に実施できるよう訓練することで、患者の救命率向上に寄与することができると考えています。

　また、今後、国の施策により患者在院日数は短縮し、ある程度の疾患を抱えられた高齢者が、病院の外来や自宅、地域のコミュニティの場に増えていくことが確実視されることから、1,900人を超える社員各々がこれらのノウハウを身につけることで、院内での業務中のみならず、地域の暮らしの場で、ひとりの住民として、地域の安心・安全に貢献することにつなげていきます。

【詳細】

　社内救急救命士が、最新のガイドラインに則った講習として、救急救命法とＡＥＤ使用法を指導します。日常生活で起こりうる実際の場面を想定したロールプレイング実習を中心に、繰り返し実技を行い身につけさせます。実践への不安から実際に体験した人が抱えるストレスまで、心理的負担への対処法をレクチャーし、救急救命処置に関わる際の心構えから指導します。継続的に開講し、再受講させることで、質の低下を防ぎ、常に最新のスキルを保てるようにします。

【展望】

　既に4月から研修をスタートしています。今年度は500名の受講を予定し、既に半数近くの社員が受講しました。来年度以降は受講人数の拡大を予定しており、全社員を対象に受講を促進し、より良い地域社会作の一翼を担います。

【株式会社エヌジェーシー会社概要】

本社：〒103-0028　東京都中央区八重洲1-8-17新槇町ビル6階

設立：2000年2月18日　　資本金：2,500万円

営業拠点：東京、名古屋、大阪、福岡

事業内容：医療事務関連事業／看護師事務補助業務（MS）事業／医師事務作業補助（DS）事業／救急補助業務（Aide）事業／ドクターカー運営事業／レセプト精度調査事業／接遇教育事業／地域医療連携支援事業／Ｈｕｇ ＳＣＨＯＯＬ／保険審査事業／コンサルテーション事業／PFI事業

HP：http://www.njc-web.co.jp/