脱植民地化期シンガポールのイスラム法制論争【無料・登録不要】日本マレーシア学会(JAMS)関東地区研究会
日本マレーシア学会(JAMS)関東地区研究会/日時:2016年8月27日(土)14時~17時/場所:立教大学池袋キャンパス モリス館1201教室/脱植民地化期シンガポールのイスラム法制論争/発表者:光成 歩(公益財団法人宗教情報リサーチセンター)/コメント:堀井 聡江(桜美林大学リベラルアーツ学群)
日本マレーシア学会(JAMS)関東地区研究会のおしらせ
夏休み中の研究会を企画しました。会員非会員を問わず自由にご参加いただけます。よろしくご参集のほどを。
日時:2016年8月27日(土)14時~17時
場所:立教大学池袋キャンパス モリス館1201教室
タイトル:脱植民地化期シンガポールのイスラム法制論争
発表者:光成 歩(公益財団法人宗教情報リサーチセンター)
コメント:堀井 聡江(桜美林大学リベラルアーツ学群)
概要:本報告の目的は、1950年代から1960年代半ばまでのシンガポールのイスラム法制整備過程を検討し、マレーシア地域における二元法制の形成として論じることである。報告では、ムスリムと非ムスリムとが異なる法枠組みの対象となる法体制を指して「二元法制」と呼ぶ。また、1961年マレーシア構想で示された現在のマレーシア、シンガポール、ブルネイを合わせた「マレーシア地域」という枠組みを設定し、脱植民地化期にイスラム法制をめぐり活発な議論が交わされたシンガポールの事例から、マレーシア地域全体の理解につながる二元法制の論理を析出することを目指す。
具体的には、この時期に進められたイスラム法制改革と非ムスリムの家族法制改革について、多民族・多宗教社会という社会の成り立ちに着目しつつその内容と展開、法制を巡る議論を分析する。これらを通して、イスラム法制が独自の管轄と機構を整え近代法体系として成立する過程と、これにより非ムスリムを対象とする法体系との間の境界や差異が定義されていく過程の並行関係に着目し、二元法制の形成を論じる。脱植民地化期はマレー人ナショナリズムの隆盛期であったが、本報告では、二元法制の形成過程に関与した混血ムスリムや外来ムスリムの役割を重視する。また、マレーシア地域のイスラム法制史においては必ずしも重視されてこなかった非ムスリムや女性活動家の役割についても再検討する。
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企業情報
企業名 | 立教大学観光学部舛谷研究室 |
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代表者名 | 舛谷鋭 |
業種 | 教育 |
コラム
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