【地方創生内定式?!】東京都の企業が宮城県は気仙沼の海上で内定式。現地訪問から見えた、気仙沼復興の重要課題とは?

採用マーケティング事業を展開するインビジョン株式会社(東京都目黒区)は、2016年9月2日(金)~9月3日(土)、宮城県気仙沼市の海上にて来年(2017年4月)入社予定の内定者の内定式を行いました。「第一次産業のプロセスを体験し、ビジネスが誕生する瞬間を内定者に味わってもらいたい。」という同社代表(吉田誠吾)の想いと、5年前に気仙沼の実家が被災したスタッフ(小山晃宏)の「地元をなんとかしたい。」という想いが合致して生まれた企画です。1泊2日の旅には内定者(2名)を含めた総勢9名が参加し、漁船上での内定証書授与式・ホタテ漁・魚市場見学・民宿宿泊・地元密着の居酒屋さんで地元民との交流・気仙沼のPV撮影…を体験しました。内定式のハイライトと、振り返りアンケートから見えてきた気仙沼復興にかかわる重要課題をご覧ください。

■『1泊2日海上内定式 in 気仙沼』のハイライト

 

 

 

 

 

世界有数の水揚げ高を誇る気仙沼魚市場を見学

 

東北地方で水揚げ量・金額共に1位の気仙沼魚市場。サンマの水上げは本州1位!同社のある東京都目黒区で毎年開催される「目黒区祭り(SUNまつり)」にもサンマを提供しています。

 

気仙沼魚市場の場内。「海と生きる」男たちの迫力は圧巻。

 

2016年新卒入社の大塚と照れながら写ってくれた漁師さん

 

オリジナルにデザインした「JOB TRIP」の大漁旗を揚げ、いざ出航!

 

インビジョンが掲げるテーマ「JOB TRIP」には、”未開の地に足を踏み出す探究心” ”旅行のようなワクワク感でシゴトを楽しむ遊び心” 2つのマインドを持ったヒトとつながり、旅をしたい。イノベーションの種を増やしていきたい。という想いが込められています。

 

同社の仕事テーマ「JOB TRIP」のオリジナル大漁旗

 

いざ出航。初めての漁船に絶好調の社員

 

養殖いかだ上で内定証書授与式

 

格子状に組まれた養殖いかだの上で内定書授与を行いました。

海の真ん中でぐらぐら揺れながらも、無事内定通知書を受け取った内定者は「人生で初めての経験。気仙沼の海のように広く、ホタテのように”おダシ”のでる大人になりたい。」と笑顔で語りました。固く握手を交わした内定者2人と代表吉田には、社員のみならず、メディアの取材陣・漁師たちから大きな拍手が送られました。

 

波に揺れる牡蠣養殖のいかだの上で内定書授与。

地元メディアの取材に答える内定者。「ホタテのように”おダシ”が出る大人になりたい。」

内定者と固く握手する代表吉田

■帰ってきて芽生えた想い

 

人・食・海・漁…都内では味わえないような非日常に触れ、全身が浄化されるような、HP(ヒットポイント)がぐんぐん回復するような、そんな旅でした。

一方で、帰ってきて芽生えた想いが一つ。

 

「気仙沼の復興に何か貢献できた?」

 

会社として地元に一定のお金を落とした、という意味ではYes.かもしれませんが、今後の気仙沼の復興に繋がる企画を出来たのかといえば、正直今のままだと答えはNo.です。

 

■早速、参加者全員にアンケートを取りました

 

「行ってよかった。」だけでは何も始まらない。

復興のタネはどこにあるのか?行ってみたからこそ気づけたことを出し合いました。

 

ー以下アンケートより抜粋ー

 

【 良かった点 】

 

○温かい地元民

気仙沼魚市場の人たち、旅館のお上さん、漁師さんたち、居酒屋ぴんぽんの従業員さん、そしてコンビニの従業員さんまで…気仙沼の人々はなぜこんなに温かいのか。東京で内定を獲得しながらも、その内定を蹴って気仙沼に移住した人まで。気仙沼の魅力が人々を惹きつけていると思う。

 

○そこでしか食べられないものの強さ。

単に「新鮮な魚介」なら気仙沼でなくても食べられるけれど、「もうかの星」「気仙沼ホルモン」は気仙沼に行くしかない。

 

〇気仙沼の魅力にハマる若者の強さ。

今回協力してくれた”まるオフィス”のスタッフのように、若者がハマることで、SNS等での周知もしやすくなる。

 

[一般社団法人まるオフィス]http://maru-office.com/

 

【 改善余地のある点 】

 

△気仙沼駅前にもっとPR要素がほしい

一ノ関に下りたときに一ノ関では、観光スポットの回り方の看板などが置いてあり、どのような街なのかイメージがつきやすかったが、気仙沼の駅にはそれが感じられなかったように思える。観光スポットの回り方やホヤぼーやで気仙沼駅周辺を活気付けることはできないか…。

タクシー会社は1日乗り放題(ガイド付き)みたいなプランがあるといい。

 

△海の市でお土産の相談に乗ってくれる人が欲しい

先日新潟に行った時は、お土産コーナーに5人くらいお土産スペシャリストスタッフがいて、私のニーズを聞き出し、新潟の魅力などを交えながらオススメのお土産を探してくれた。あの戦略は惹かれるものがあった。

 

△魚市場が一般公開されなくなる。

取って代わる観光スポットはあるのか。

 

△気仙沼を語れる若い世代がどれくらいいるのか?

自分にも当てはまることですが、地元の強さ、カッコよさは、逆に近すぎて気が付かないこともあります。改めて地元を見つめなおしたいなと思いました。

 

ー以上ー

(実際には、合計100以上の回答が集まりました。)

■「気仙沼の地方創生課題」は具体的に3つ

 

良い点をプロモーションする復興支援も一つですが、今回は特に「改善点」に復興支援のヒントが見えました。

下記3点が、参加者のアンケートから見えた、特に気仙沼復興にかかわる重要課題です。

 

□街の復興ビジョンが未だ不明確

□気仙沼市全体、旅館も民宿も顧客の声を集め、改善をまわす文化が必要

□気仙沼をビジネスとしてとらえ、実行できるリーダーが必要

 

私たちインビジョン、「海と生きる」という気仙沼の復興テーマを胸に、街全体の熱量を上げられるような”現地のビジネスと雇用を盛り上げる企画”を練ろうと思います。

 

 

 

( おわりに ) 気仙沼内定式の企画背景「まず一回地元さ、来てけろ!」

 

気仙沼のインフルエンサー小山兄弟:(左)内定式企画者弟/(右)気仙沼の情熱エンジン:兄

 

(以下、企画者小山より)

 

私は宮城県気仙沼市出身です。2011年3月11日の東日本大震災で実家と創業100年の製菓店が全壊。両親、実家を継いでいる兄だけが無事でした。生まれ育った街は見る影もなく、建物や地面は変わり果てて、変わっていないのは空だけです。それでも気仙沼が大好きです。これは震災前からも宣言していました。

だからこそ、「どうにかしたい」気持ちは常に持っていました。

これまでブログで気仙沼情報を発信したり、イベントに参加してきましたが、決してこれが自分のできる最善策とは思ってはいませんでした。そんな中「想いをカタチに」をモットーに掲げている会社へ入社。今回の企画を実行することができました。企業としての新しい復興支援の在り方であり、地方創生につながると思っています。

 

本当の地方創生は、これからが始まり。

 

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▼内定式の概要コラム(写真入り)

http://www.invision-inc.jp/naiteishiki2016

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≪ インビジョン株式会社 ≫

[担当]広報:根建智菜(ねだてちな)

[Mail]nedate@invision-inc.jp

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企業情報

企業名 インビジョン株式会社
代表者名 吉田誠吾
業種 ビジネス・人事サービス

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