青森の伝統工芸品「津軽塗」を施した馬車が新登場【星野リゾート 青森屋】
青森の文化を満喫する宿「星野リゾート 青森屋」に、青森の伝統と文化を伝えることを目的とした津軽塗の馬車が新たに登場します。津軽塗は青森県津軽地方で生産される伝統漆器の総称で、塗り重ねることで生まれる独特の斑点模様が特徴です。日本初の津軽塗の馬車に乗り、青森の伝統工芸品をより深く知ってほしいと考えています。
背景
青森屋では、青森県南部地域(現在の青森県東部)に残る馬文化にちなみ、馬車を運行しています。今回は施設のコンセプト「のれそれ(*青森の方言で目一杯の意味)青森~ひとものがたり~」を表現するため、青森の伝統工芸品も取り入れた馬車にしたく、津軽地方を代表する漆器「津軽塗」を施すことになりました。
3つの特徴
1 日本で唯一の馬車
津軽塗は、箸やお椀などの生活用品として親しまれてきた漆器であり、馬車に施すのは青森屋が初めてです。その美しさだけではなく、朝廷や公家への贈答品に用いられた上質さも表現できるようにこだわりました。
2 地道な作業から生み出される独特な模様
津軽塗の特徴は、色漆を何度も塗り重ねて生まれる優美な斑点模様です。別名「馬鹿(ばか)塗」とも呼ばれ、塗り・研ぎ・磨きの行程を繰り返し、完成までに最大48行程、約3ヶ月を要します。今回の馬車では、津軽塗を車体の側面と座席の背面に採用しており、赤色や黄色、黒色などを使用します。
3 地域の協力で目指す津軽塗の認知拡大
江戸時代中期から津軽藩(現在の弘前市)で伝承されてきた津軽塗。青森の伝統と文化を伝えるため、津軽塗を施した馬車を運行したいという青森屋の思いに、小林漆器の職人が協力してくださることとなりました。青森屋で津軽塗の馬車を運行することは、津軽塗の箸やお椀を手に取る機会がない方にも、青森を代表する漆器を知ってもらえる機会になると考えています。
「津軽塗の馬車」概要
■長さ:2m95cm(前輪から後輪まで)
■高さ:160cm
■幅 :140cm
■津軽塗を施す面積:約3平米
■座席数 :6席
■製作期間:3ヶ月
■協力 :小林漆器 6代目 小林正和(こばやしまさかず)氏
<関連情報>
・津軽塗とは
「津軽塗」の正確な定義というものは存在しないが、一般的には津軽地方で生産される伝統漆器の総称とされる。津軽塗という言葉が生まれたのは明治六年(1873年)、ウィーン万国博覧会に漆器を展示することとなった際、その産地を明らかにするため名付けられたことからと言われている。(引用:青森県漆器協同組合連合会ホームページ)
*参考:文化審議会は、2017年7月21日に津軽塗を国の重要無形文化財(工芸技術)に指定するよう文部科学大臣に答申した。(文化庁報道発表より)
・春のプログラム「至福のあおもり花見」の特別送迎馬車として運行
時間や予算など、花見にかける情熱が日本一と言われる青森県民(*)。そのことにちなみ、青森屋では、青森の贅沢な花見プログラムを実施します。敷地内にある花見場所まで、津軽塗の馬車で移動し、優雅な気分に浸ることができます。
*「ウェザーニューズ、全国5.8万人と『お花見調査』を実施」
■料金:1日1組50,000円(税・サ込)
■時間:12:00~14:00
■定員:6名
■含まれるもの:青森のお花見ご膳、地酒、馬車での送迎、祭り囃子の生演奏
■予約:宿泊日3日前までに要予約
■詳細:http://noresoreaomoriya.jp/news/detail.php?id=745
・津軽塗をより多くの人に知ってもらうための展示「津軽塗図鑑」
青森屋では、2017年4月から津軽塗の展示「津軽塗図鑑」を設置しています。津軽塗の技法の紹介だけではなく、行程順にお椀の見本を展示しているため、津軽塗の馬車が完成するまでの行程をより詳しく知ることができます。
星野リゾート 青森屋
「のれそれ(*青森の方言で目一杯の意味)青森~ひとものがたり」をコンセプトに、青森の祭りや方言などの文化を満喫できる「青森文化のテーマパーク」。 約22万坪の敷地内には、池や古民家の点在する公園もあり、食事や多彩なアクティビティを楽しむことができる。
〒033-8688 青森県三沢市字古間木山56/客室数 236室
星野リゾート
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企業情報
企業名 | 星野リゾート |
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代表者名 | 星野佳路 |
業種 | 旅行・観光・地域情報 |
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