東京藝大の若手研究者、ボードゲーム制作に参画「芸術学の意義と面白さを伝えたい」
日本における人文学研究の窮状を改善し意義を訴えるため、東京藝大の研究者を交えた美術史を題材とするボードゲームの製作が発表された。学生から大人を対象とし、遊びながら国際的に通用するアートの知識と教養を育成する狙い。
2018年7月、東京都内のボードゲーム制作サークル「ウニゲームス」(代表・松岡梨沙)は、東京藝大の若手研究者による学術協力の下、ブラックマーケットのアートオークションを疑似体験するボードゲームである『真贋のはざまで』の制作を発表しました。
『真贋のはざまで』はモネやゴッホ、フェルメールなどの実在の名画をオークションを通じて売買していく中で、自然と美術史学の知識やアートの鑑賞方法などが身につく異色のボードゲームです。学術研究に割かれる国家予算が年々減少していく状況に危機感を覚えたウニゲームズ代表・松岡の呼びかけに賛同した藝大の研究者が集い、芸術学の意義や面白さを広く訴えるために制作を決意しました。
制作には東京芸術大学の西洋美術史研究者である高木麻紀子研究員、巖谷睦月研究員が携わっています。両研究員は「最近はゲームから歴史や人文科学に興味を持つ若者が増えた。美術の知識は国際的な教養の一環としてビジネスマンにも求められている。楽しく遊びながら知識を身に着けてもらえれば」と語っています。
現在、クラウドファウンディング「Campfire」で制作資金を募っています。http://camp-fire.jp/projects/view/86202 お問い合わせは unigames.jp@gmail.com まで。
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企業情報
企業名 | 合同会社ジャパンライブデザイン |
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代表者名 | 松岡梨沙 |
業種 | ビジネス・人事サービス |