OpenADR2.0bと連動したVPP統合SaaSソリューション with 需要予測エンジンを開発
スマートグリッドやVPPに関するソフトウェアを開発する企業である株式会社Grid SolutionsがOpenADRと連動するVPPソリューションであるBlueDevils-Business Logicに接続し、制御するリソースの需要予測の精度を向上させる需要予測エンジンを開発しました。
BlueDevils-Business Logicの主な機能
■ イベント管理/分配
² 電力事業者(VTN)から受信したDRイベント、JEPXで落札した需要抑制量(インバランス制御、ダイナミックプライシング)の内容に応じてペイオフを最適化するように制御可能な需要家リソースへ指令を分配する機能です。
■ 需要予測
² リソースの需要予測はペイオフの最適化に影響する為、精度を高める必要があります。独自に開発した需要予測エンジンはリソースの実績情報、外部からの気象情報APIなどを通じてデマンド、PV発電、EV及び蓄電池のSoCの予測を行い、ビジネスロジックに連携します。
■ 実績(レポート)管理
² リソースからの実績情報を取得、管理する機能、及びVEN経由で電力事業者(VTN)へ送信する機能です。また、実績推移・分析を行い、DRイベントを自動分配するための情報として使用します。
² 実績管理は主に「リソース実績登録」、「リソース実績集計」、「レポート送信」の3つの機能を有します:
■ ベースライン計算
² ベースラインとは需要抑制が無い場合の需要電力量の推定値です。DRイベントにおける需要抑制量はこのベースラインと実際の電力需要量の差分として算出されます。
² 各リソースから集計される実績に基づき、ビジネスロジックはベースラインを算出しており、平均化法(High 4 of 5:直近の5日間のうち、電力使用量の高かった4日分のデータ)を採用しています。
■ 需要家(リソース)管理
² 各需要家の保有リソースの負荷情報、ベースライン、及びその他需要家に関する情報の管理を行う機能です。
OpenADR (Open Automated Demand Response)とは
OpenADRは、電力会社、アグリゲータ、電力消費者間で電力抑制に関するDRシグナルをやり取りするための国際的標準規格です。OpenADR 2.0bは、経済産業省の「デマンドレスポンス・インタフェース仕様書(1.0版)」のベースとなった他、2019年には国際電気標準会議(IEC)が制定する国際規格(IEC-627460-10-1 ED1)を認可されました。
お問合わせ先
株式会社 Grid Solutions
代表取締役 高橋 洋平
〒108-0014 東京都港区芝4丁目6-16-1004
Email: info@gridsolutions.co.jp
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企業情報
企業名 | 株式会社Grid Solutions |
---|---|
代表者名 | 高橋 洋平 |
業種 | その他サービス |
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