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理系学生こそ企業成長のキーマン【書籍発売『理系の[採用・活かし方]トリセツ』】

株式会社ぱる出版は『理系の[採用・活かし方]トリセツ』(杉浦大介 著)を4月9日に発売しました。本書は採用コンサルタントの著者が、理系と縁のない中小企業に向けて、採用ノウハウの立て方から、人材の育て方までを網羅的に記した充実の内容です。

◆企業と学生のミスマッチ

経済産業省のデータでは、今後10年で約45万人の先端IT人材不足が予測されます。そのため「理系の採用なくして企業の存続はありえない」と著者は説きます。ただ、現状では双方の間にミスマッチが存在します。理系学生は、仕事のイメージが掴めず中小企業を避ける傾向があり、大手志向となりがちです。中小企業も、足を使った営業活動といった昔ながらの固定観念から「元気がない」という理由だけで文系出身の役員が、評価の高い理系学生を落とすケースもあります。このすれ違いを埋めるにはどうすれば良いのでしょうか。

 

◆イメージ戦略の重要さ

著者は理系学生が入社を決めるポイントとして「自分の考えで決めた意識が持てること」や「入社後の成長や活躍の具体的なイメージを持てること」などが必要だと指摘します。そのために企業は学生側にしっかりとした情報を提供しアピールする必要があります。例えば、求人募集に「エンジニア」とだけ記すのではなく、具体的な業務の中身を書くだけでも違ってきます。

 

本書で著者は、理系学生に、テック男子・テック女子、略してテクダン・テクジョという新しい名称を与えています。こうしたイメージ戦略も重要です。

 

さらに、求人広告、就職セミナーにブースを出す従来の方法だけでなく、直接ラボ(研究室)を訪ねる採用活動も取り上げられています。大学とのコネクションがない企業が繋がりを作る方法も紹介されています。

 

◆理系学生の採用はどんな効果と成長を生み出したか?

それでは、理系学生の採用で企業はどのようなメリットを得たのでしょうか。ビッグデータの活用と分析によるブルーオーシャン市場の開拓などの一般的な例のほか、本書では著者が実際に関わったケースも取り上げられています。

 

・これまで文系をエンジニアに育成していたIT企業。理系を即戦力として採用し、効率化を進め創業10年で社員400人を超える規模に。

・電気設備の点検、試験、施行を行う企業。業務の専門性の高さを理系学生にアピールし成功。これまで、10~15年かけていた人材育成を3年に短縮。

・著者の会社のケース。新人のテクダン社員が、マクロを組み、これまで1時間かかった

スカウトメール作成を3分で実行できるものへ転換。顧客データの整理の効率化も達成。

 

いずれも成果が具体的な数字に現れています。

 

◆学生と企業、双方の事情に精通

著者の杉浦大介(すぎうらだいすけ)さんは、採用コンサルティングを専門に行う株式会社レガシードの取締役を務める人物です。これまでに理系採用コンサルタントとして、1万人以上の理系学生と向き合い、1000社を超える経営者と接してきました。学生側、企業側の双方を知るプロフェッショナルです。

 

本書は、多くの現場と事例を目にしてきた著者だからこそ記せるトピックが満載の実用的な本だと言えます。

 

【書籍情報】  

『理系の[採用・活かし方]トリセツ』(2021年4月9日発売

¥1540(税込)

Amazonページ短縮URL: http://urx.red/Zoh6



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企業情報

企業名 株式会社天才工場
代表者名 吉田浩
業種 新聞・出版・放送

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