【国内市場初】コンクリート内部に埋込み、リアルタイムに圧縮強度が推定できる温度センサー前年比400％以上売上好調！

　コンクリート内部探査用電磁波レーダを中心とした非破壊検査機器を企画・販売するKEYTEC株式会社（所在地：兵庫県神戸市中央区浜辺通5-1-14 神戸商工貿易センタービル11F、代表取締役：岩田 和彦）は、コンクリート専用のワイヤレス温度センサー SmartRockシリーズが前年と比較して400％以上売上好調※につき、今後、更に販路を拡大して展開予定です。また、今後遠隔モニタリングサービスを強化予定です。

※当社からの出荷数の実績

●コンクリート専用ワイヤレス温度センサーSmartRockとは

　SmartRockは、コンクリート内部に本体センサー、温度センサーケーブルごとすべて埋込み、スマホやタブレット端末とワイヤレスBluetooth通信で接続し、コンクリートの内部温度を測定・モニタリングできる製品です。鉄筋に取付けるだけで設置が完了できるため、従来製品よりも非常に簡単・効率的です。完全埋込み型のため、ケーブルの回収や補修作業が不要になります。

　また、機能として、現場のリアルタイムなコンクリート圧縮強度を推定可能であり、コンクリート型枠除去時期決定の手助けとなります。コンクリート養生期間中の温度変化を適切にモニタリング可能になり、コンクリートひび割れ防止対策等に全国で採用が拡大しています。

●簡単設置・測定手順

①専用のアプリでプロジェクト作成し、センサーを登録・接続

②鉄筋にセンサー本体をストラップで固定し設置

③コンクリート打設後、センサーからワイヤレスでデータ取得♪

●圧縮強度が推定できる（マチュリティ法）とは

　コンクリート内部温度と時間の積算値（積算温度＝マチュリティ）を用いて強度を推定する方法です。通常、コンクリート圧縮強度を知る場合には、供試体を標準養生し、試験所などに持ち込み圧縮強度試験しますが、この場合、現場コンクリートと供試体と誤差が発生する場合がありました。マチュリティ法は現場コンクリートからの推定方法の為、誤差が発生せず、また効率的に圧縮強度を求めることができます。

●世界では約80ヵ国8,000箇所採用！国内ではNETIS登録完了後売上好調！

　国内ではSmartRockは2016年に発売開始し機能改善・バージョンアップを重ね、その後温湿度も測定できるタイプBlueRockが発売され、2020年5月に国土交通省/新技術情報提供システム（NETIS）に登録されました。NETIS登録完了後、お問合せが増加し、全国の現場や研究機関に導入が進んでいます。世界ではコンクリート養生管理・温度管理するセンサーとして埋込み型、マチュリティ法が主流となっており、日本でも遅れながらも導入が進んでいる状況です。

●5月より販売開始！遠隔データ取得が可能になる新オプション

　SmartRockは埋め込んだセンサーに近づき、スマホとのBluetooth通信で簡単にデータを取得可能ですが、このたび販売を開始するオプションを組み合わせることで、センサーに近づかずに、遠隔地や事務所でデータ取得が可能になります。

●新オプション

2021年5月より発売開始するSmartRockシリーズのオプションです。（6月よりレンタルも開始予定）

①現場に置くだけで、SmartRockのBluetooth通信距離を強化してくれるオプション（+20m強化）『SmartBooster（スマートブースター）』

②現場に置くだけで、SmartRockから定期的にデータをクラウドへ自動送信してくれるオプション『Smart HUB（スマートハブ）』

※購入の場合SmartHUBはインターネット契約が必要です
※どちらも販売だけでなくレンタル対応も可能です

※製品写真は開発中のもので、実際の形状は異なる可能性があります

●今後遠隔モニタリングサービスを強化

　現在、さらに便利で、現場に則した遠隔モニタリングサービスを計画しており、今後もコンクリート養生管理、温度管理、品質管理の効率化、安全化に貢献してまいります。