アフターコロナの時代、日本の医療はどうなる?【書籍発売『ポストコロナ時代に勝つ医者、負ける医者』】
株式会社幻冬舎は『ポストコロナ時代に勝つ医者、負ける医者』(柳川圭子 著)を6月23日に発売しました。本書は現在の日本の医療業界が抱える問題の解決策を、2024年に実施される「医師の働き方改革」を見据え、約20人の当事者の証言とともに、ていねいに解き明かした本です。
◆日本の医療制度は限界?
これまで日本は医療先進国と言われてきました。それを支えた3つの制度が国民皆保険、患者が医者や病院を自由に選べるフリーアクセス、負担金が医療費の一部だけで良い現物(医療給付)サービスです。しかし、超高齢化社会を迎えた日本では、医療費が国の財政を大きく圧迫しているのはよく知られています。日本の医療制度をこれまでのように維持してゆくのは極めて困難であり、コロナ禍でもそれが明らかになったと言えます。本書はまずこの前提を確認します。
◆医療はどう変わっていく?
本書では医療の世界の最新の動向も紹介されています。もっとも大きなものがDX(デジタルトランスフォーメーション)化です。これによりPHR(個人健康記録)の共有化や、オンライン医療の推進などが可能となります。コロナ禍でオンライン診療が進んだのはよく知られていますね。
さらに、今後は患者が自分の受けたい治療を選ぶ自費診療の需要や、保険診療と自費診療を組み合わせた混合診療の需要も高まっていくと著者は予想します。がん治療では個人のDNAに合わせたオーダーメイド治療を行うといった最新の技術も紹介されています。
何より、治療よりも病気を予防する意識も高まっています。これらはアメリカをはじめ海外では当たり前の考え方でした。その背景には自費診療をベースとする高額な医療費が背景にありました。日本でも保険診療でカバーできない自費医療が増えるにしたがって、そうした動きが出てくるのは必然だと言えます。何より予防医学の浸透は、医療費削減にも貢献するものであり、これからの日本に必要なものでしょう。
◆病院はどう変わる?
それでは、今後日本の病院や医療は今後どう変わっていくのでしょうか?
本書では以下のような具体的な予想が立てられています。
・医療の集約化が進み大学病院クラスの病床を持つ専門病院が誕生
・ビジネス街のクリニックは家賃の高さやリモートワークの推進により消滅
・特定の患者さんを対象とした小規模な専門クリニックが増える(特化型医療の需要が高まる)
単に病院を開業すれば儲かる時代ではなくなっているのは確かです。これは患者の立場からすれば自分に合った最適な病院を選べるメリットもあります。
◆多くの医師の証言を紹介
著者の柳川圭子さんは、人材紹介、開業支援、PRなど医師向けの幅広いサービスを展開する株式会社医師のともの代表取締役を務める人物です。これまでライターとして、1000人以上の医師を取材してきました。本書でも医師のコメントが随所に紹介されており、記述に説得力を与えています。コロナ禍で医療に注目が集まる今だからこそ、必読の一冊です。
【書籍情報】
『ポストコロナ時代に勝つ医者、負ける医者』
(2021年6月23日発売)
¥1430(税込)
Amazonページ短縮URL: http://urx.blue/UIR6
【一般の方向けのお問い合わせ先】
企業名:株式会社天才工場
担当者名:石山賢也
TEL:03-5958-0860
Email: ishiyama@tensaikojo.com
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企業情報
企業名 | 株式会社天才工場 |
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代表者名 | 吉田浩 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
コラム
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