もしも私に何かあったら、猫は…? 飼い主の代わりに猫を守る『ねこヘルプ手帳』が発売開始1ヶ月で3度目の増刷
猫飼いを中心にネットで話題になった『ねこヘルプ手帳』は、2022年8月13日に3度目の増刷を発表しました。同アイテムは、飼い主がもしもの時に家猫の存在を知ってもらい安心して猫を引き継げるために制作した手帳。予約開始から注文が止まず、完全個人販売にも関わらず7月7日の発売日から約1ヶ月で実売2500部を記録しました。
もしも急な事故や災害に巻き込まれて自分の意識がなくなってしまったら、家で待つ猫の命を誰が守ってくれるのだろう━━━そんな悩みを解決するために、保護猫エッセイ『ねこ活はじめました(2021年KADOKAWA)』などで知られる岐阜県在住のイラストレーターのオキエイコが自身のフォロワーに向けて提案しました。(Twitter:https://twitter.com/oki_soroe)
漫画で描かれた提案はTwitter上で瞬く間に拡散され「今までなかったのが不思議なくらい」「是非作って欲しい」とたくさんの共感を得ました。様々な猫飼いユーザーの声を元に制作し、2022年7月7日にネット限定で販売を開始しました。(商品URL: https://shop.nancoco.net/items/63135979)
まるで猫の母子手帳
表紙には”家で大切な家族(ねこ)が待っています。私になにかあった時はこの手帳を開いてください”というメッセージが書かれ、開くとまず最初に代理人の連絡先が書き込める様になっています。
その後は猫のプロフィールやお世話の仕方、今までの摂取ワクチンの記録や体重グラフ、体調不良日の通院記録など、猫を引き継ぐにあたって大切なことが細かく記録できる仕様になっています。
同アイテムが目指したのは『猫の母子手帳』。
製作者のオキエイコは3月に出産したばかりで「大切な子ども達の母子手帳を書きながら、猫にも同じ様に書いて持ち歩ける手帳が欲しいと思って制作しました。人間の家族と同じ様に愛情と責任を持っているからこそ、猫にヘルプ手帳が必要だと思います」と話しています。
価格は850円で、売上金から50円を(公財)日本動物愛護協会への寄付に当てています。7月9日には予約販売1021冊分の51050円を寄付をし、今後も継続的な寄付をしていきます。
ネット上では多くの猫飼いに反響があり、猫以外の動物と暮らす人からも「猫以外のヘルプ手帳も作って欲しい」という反響がありました。
それを受けて、犬版の『いぬヘルプ手帳』やエキゾチックアニマル版の『どうぶつヘルプ手帳』の制作を発表しています。
また現在はネット販売のみですが、販売開始以降全国のショップや動物病院、保護猫カフェなどから問い合わせが相次ぎ、店頭での販売も準備しています。
コロナ禍でいつ自分に何かあるかわからない昨今。
『もしも』の時はこないに越したことはありませんが、その時大切な家族を守るサポートができる一冊です。
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企業情報
企業名 | 株式会社nancoco |
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代表者名 | 荻野 朱加 |
業種 | その他製造業 |
コラム
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